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『mastodon×GironHub』という名前でゲンロン・シラス・コミュニティーマーケットにブース出展してみた


(この記事は、Fediverse (2) Advent Calendar 2023 https://adventar.org/calendars/8694 のための記事です)

何をやったのか?

3月の話なので、もうずいぶん前の話になりますが、一年を振り返るという意味ではこの話は避けて通れないでしょう。ゲンロン・シラス・コミュニティーマーケットというイベントに『mastodon×GironHub』というブースを出しました。

そもそもの発端は、GironHub https://gironhub.jp/ の告知/宣伝だったのですが、同時にイーロン・マスク氏によってむちゃくちゃになったTwitter(今となってはX)に飽き飽きしている人がゲンロン界隈にもたくさんいるだろうということでマストドンの普及にも貢献できたらいいのでは?ということで、『mastodon×GironHub』という名称になりました。

僕は普段からマストドンインスタンス「ボカロ丼」でのコミケなどへのイベント出展をやっているので、こういったブース出展イベントそのものは何度も経験があり、特に新しい試みというわけではありません。しかし、今回は、GironHubという自社のサービスと、マストドンという会社とは直接関係ない(そもそも僕はマストドンを代表する立場にあるわけでもない)サービスを無理やりドッキングさせているためこのブースが何者なのかが明確でなく、ブースに立つメンバー選定もどうしよう?ということで頭を悩ませました。くわえて、ゲンロンという場がほぼアウェイな場所ということもあり、頒布資料を何部作ればいいのか、どういうアピールが効果的なのかなど、すべて手探りでした。

ブースメンバーについては、僕+2名の合計3名というのは最初から決めていたのですが、人選は迷いました。結局GironHubに関わっている社員1名と、Fediverseからマストドンの説明をできそうな人を一人募集する、という形となり、結果的に fedibird にいるじぇい氏が参加してくれることになりました。また、頒布資料として自社で作ったパンフレット以外に、ももつきゆきや氏が直前のコミケで頒布していたマストドン本を急遽増刷していただき、これを再頒布するということになりました。

で、どうなった?

日本の Fediverse 住民もかなり交流が活発になっているので、別インスタンス同士の人がオフで会うこと自体は今ではそんなにめずらしくもないわけですが、会社からプロジェクトの担当者を連れて行ってそこに合流させる、しかもそこが「ゲンロン」のイベント会場だというのはいろいろと不確定要素が多く、どうなることかと思いましたが、当日は概ね順調に進みました。

ブースには多くの人が訪れ、無料頒布の資料は用意した200部がほぼなくなりました。それだけ多くの方に手にとっていただけただけでもありがたいですし、東浩紀氏、上田洋子氏、古市憲寿氏などの手にも渡ったということで、一定の成果はあったのではないかと思います。

(このパンフレットのPDF版はこちらからダウンロードできますhttps://sgnx.co.jp/post/664/  )

なお、ももつき氏のマストドン本も結構売れました。あとボカロ丼コンピCDもちょっとは売れました。

「マストドン」を知らないという人は少なめで、最低でも「あまり良くは知らないけど名前だけは聞いたことがある」とか「Twitterみたいなやつですよね」くらいの印象では知っている方が多い印象でした。古市氏はトークイベントで「Twitterはもうダメかも知れない」という話をしていたようで(そっちには行ってないので聞いた話ですが…)、それもあってか「あ!じゃあゲンロンのマストドン作ったらいいんじゃないですか?」と東氏に提案するなど、ブース前での雑談も盛り上がりました(なお、ゲンロンのマストドンインスタンスを作る計画はないそうです)。

あと、ゲンロンとマストドンには全く接点はない、と思いこんでいたのですが、その両方に繋がっているスペシャルゲスト清水亮氏がいました。「おお、ボカロ丼ってまだあるんだ!?」とブースで声をかけていただき、角川アスキー主催の「マストドン会議」でのボカロ丼のプレゼン(もう6年前w)に関する感想など昔話に花を咲かせました。また GironHub にAIを組み込む場合の可能性について、清水氏からの助言をいただきました。

そんなこんなでイベントは無事終了しました。ふんわりと宣伝にはなったかな程度の感触ですが、やってよかったと思います。

じぇい氏(左)と僕(右)

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