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「また、読み返したい。」note保存記事

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また読み返したいような、noteの記事を保存していきます。
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#コンテンツ会議

20年代を準備する物語としての「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」(セカイ系の終幕と世界の終わり、そして外部性の物語として)

というわけで、頑なにこれまで書かないで来た、劇場版のシンエヴァンゲリオンの考察を書きたいと思います。今日まで他の人が書いた記事や考察なども見ないようにしてきました。これを書き終えたら、ようやくいろんな人の感想も読みに行けるので、それがまた楽しみです。 さてでは、SNSで共有した時に冒頭の文章が出ちゃう対策も終わりましたし、ここから本論。完全ネタバレなのでお気をつけくださいね!!! (トップ画像は青い海を赤い海に変換したものですので、こんな海があるんだ!って思わないでくださ

ある雑誌のコンテンツ戦略を1万字で語ってみる。

編集者になって2年目の夏、いきなり『編集会議』という雑誌を任されることになった。 雑誌名の通り、同業である編集者や編集者を目指す人向けの雑誌をつくることは、最初から最後まで恐縮でしかなかった。 それでも、僕がつくっていた2015〜2017年の3年間、季刊誌だから春と秋とで合計5冊を刊行し、販売売上は担当以前よりも3倍以上、トータル300%アップした。 ささやかだけど、出版、とりわけ雑誌不況下における快進撃(と言ってみたい)。 このnoteでは、その裏側でやっていたこと

CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。 2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。 こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、その役割は今も確かに存在しているのですが、「高度な専門職」として、認識されにくいの

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コミュニティを編集する

今週は、箕輪さんが編集をしている僕のコミュニティについての本の入稿が大変だった。本の中身をちょっとずつ、箕輪さんに渡すのだけど、それをどんどん箕輪さんが話すし、ツイートする。急いで完成させないと、発売する前に、中身を全部、箕輪さんにつぶやかれてしまいそうな勢いだから、今度は逆に僕が4章に掲載した箕輪さんとの対談を公開。 4章 コミュニティを編集する  この章では、本書の担当編集者でもある幻冬舎の箕輪厚介さんと、「コミュニティを編集する」というテーマで話し合った。 コミュ

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最後にほめられたのはいつですか?

2月下旬、twitterで話題になっていた「ほめ会」。 竹村さんのnoteを拝読して、「いいなぁ。。。」と思っていたら、ある日こんなtweetが目にとまりました。 今回企画してくれたもりぞーくんは、twitterをフォローしていただけで、面識がなかったのですが、不躾にもDMを送って「参加したいです。。。!」と表明したところ、快諾。そして、今日ほめ会に参加してきました。 竹村さんのnoteの中でほめ会の凄さは有り余るほど書かれているし、他人の飲み会の様子を詳細に書かれても、

ストーリーの文章、ストラクチャーの文章

起業家のけんすうさんが、ブログの書き方についてとても興味深いツイートをされていた。 これでハッと書きかけのnoteの下書きを思い出したので、急いでまとめておく。 ◇         ◇ 編集者がライターを選んだり文章のディレクションをするとき、あるいはライターになろうとする人にも役に立つんじゃないかと思う考え方がある。 それは、文章を ◎ストーリーの文章  ◎ストラクチャーの文章 の2種類に分ける考え方だ。 日本語にすれば、ストーリー=物語、ストラクチャー=構造にな

iPad Pro + Apple Pencil + Paperが思考のためのツールとしてグレイトな件

タイトル通りですが、GUILDの安藤さんのおすすめで iPad ProとApple Pencilを買ったらすばらしすぎたという話を書きます。 まずはこれをみてください。 Paperについてきたサンプルや安藤さんのnoteの図解を模写したり、30分くらい練習して、その後、自分の勉強に使ってみたのが上の図です(ちなみに数式が1箇所まちがっています。結城先生と内場先生にご指摘を受けました。答えは最後に。あー恥ずかしい)。 身近な人は知っていると思いますが、ぼくは絵心がまったく