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11/18(土)は東山区南部のまち歩き!

こんにちは。東山くらしよしの小原です。
本日は、歴女(歴史大好き)マネージャーの天岡さんと共に、
みなさまへ京都市東山区南部のまち歩きのお誘いです。

東山区南部の「今熊野」というエリアをご存じですか?
(ちなみに「今」は新しい、新たなという意味があるんですよ)

今回のまち歩きは、この今熊野~泉涌寺~東福寺(通天橋から見る紅葉が最高!)を巡ろうと思っています。

◆日時:2023年11月18日(土)14:30~16:00 約1時間と少し
◆集合場所:今熊野商店街コミュニティホールみらくまの
◆費用:1000円/1人(現地にて)
◆ルート:今熊野→泉涌寺→東福寺界隈
◆内容:まち歩き、移住者・移住希望者・定住者との交流
◆申し込み:hy.kurashiyoshi@gmail.comへご連絡ください。

【焼き物のまち】
昭和20年代の地図を見ると、今熊野界隈から泉涌寺一帯の路地には「とうき」と記された工場や家がたくさんあります。
東大路通りにある「今熊野商店街」には、それら多くの職人の生活を支えるため、日用品店、食を支える肉屋、八百屋、うどん屋、それに小さな商店がいくつも入るお店がありました。
京都の産業である焼き物を支える職人たちの生活がここにはありました。

また、交通の要衝であり、京都の産業の下支えをしたまちが今熊野です。

時は流れて、「とうき」という産業は衰退傾向にありますが、今でもコツコツと仕事をする職人が住んでいます。
昨今はアート・芸術という面で、新しくこのエリアに移住して作陶する方もいて、古い文化と若い世代が混在するまちとして、これからさらにおもしろい展開をみせるところではないでしょうか。
またまた新しい、あらたな「今」が始まりそうです。

【2024年の大河ドラマは紫式部!】
さてさて、来年の大河ドラマの主人公は紫式部。
久しぶりに平安時代が取り上げられます。

式部の生きた時代から約100年後、今の三十三間堂、京都国立博物館、豊国神社周辺に法住寺殿という大邸宅が後白河法皇によって造られました。
(コレぜーんぶ、東山区南部周辺にあるんです!)

法皇は今様(今で言う歌謡曲)を歌うのと熊野詣が大好きで、好きが高じてこの大邸宅に熊野から神様をお招きしましたそれが、新熊野神社です。

新熊野神社のご神木。樹齢900年ほどのクスノキは大迫力。


今熊野という地名は、この神社から来ています。
因みに京都女子大学の近くにある新日吉神社も、法住寺殿の造営に合わせて比叡山延暦寺の神さまをお招きしました。

 また今熊野には「滑石越」という街道が通じています。山科に抜ける道で醍醐道ともいいます。
忠臣蔵で有名な大石内蔵助が山科から祇園の遊郭に遊びに行き際に通った道とされていますが、この道は直接法住寺殿につながり、東国から京都に到る大切な道で、言わば交通の要所でありました。
当時は院政と言って政治は法皇を中心に回っておりこの地がいかに大切なところであったのかがわかります。

 来年の大河ドラマの主人公の紫式部は摂政(天皇に代わって政務を行う人)藤原道長の娘で一条天皇の中宮(奥さん)彰子に仕えましたが、同じく一条天皇の奥さんだった藤原定子に仕えたのが清少納言です。
定子さんは、お父さんが早くに亡くなり、道長がそれに代わって権力者になったため、不遇な生涯を送られました。その定子さんのお墓である鳥辺野陵もこの地にあります。

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というような話を、まち歩きしながら解説したり、今はどんな街なのか見て・聞いて・感じてもらえたらと思っております。
地元人しか通らない味のある路地をご案内いたします。

東山区南部は、ジブリ感あふれる私道や路地が満載!
登ったり下ったり、坂や階段も多いのが今熊野の特徴。

11/18(土)はちょうど泉涌寺エリア(今熊野の1本南の通りから東福寺手前)にて、毎年恒例の陶器市「もみじ祭り」が開催されています。
作家さんの一点ものの器やお皿が通常よりもお手頃価格で購入できるとあり、地元&他府県からこのイベントをめがけてこられるほど人気の陶器市です。

早めに東山区南部に遊びに来て、陶器市を楽しんでいただくのも良いかも!
(飲食ブースもあるとか…)
では、みなさまからのお申込みをお待ちしております!!

※街歩きのお申し込み:hy.kurashiyoshi@gmail.com
              東山くらしよし 小原


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