百花

百花(ひゃっか)と言います。 日々の生活を言葉に。 まだ見ぬ誰かの支えとなりますように。

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    徒然なるままに。100の物語。

最近の記事

生まれ変われる気がするんだ。風!風!導いておくれよ

#9 『風吹けば恋』ー チャットモンチー 春の風は強い。 桜が散ってしまうのではないかと思うほど。 ただ冬の突き刺すような風とは違い、 少しだけ暖かくて、生温くて。 あ、春がきたなと感じる風が吹く。 春の匂いに春の風。 感覚でしかないけれど、毎年分かる。 きっとつくしがもう生えているだろう。 きっと桜が少しずつ花開いているだろう。 きっとこの鼻のムズムズは花粉症だろう。 全てが春を感じさせる。 4月が好きだった。 新学期が始まり、新しい出会い。 何かリセットされるような感

    • 他の誰かになんてなれやしないよ。そんなのわかってるんだ

      #8『Teenager Forever』− King Gnu 自分ではない誰かになりたかった。 ないものねだりの人生だった。 できない理由よりも出来る理由を探したいと 思っていた。そういう自分でいたい。 ただ、実際にやっていることは真逆で。 できない理由を並べること。 どうなるかわからないことから逃げること。 勝手に自分を自分で惨めだと思い込んで 自分の価値を下げること。 あの子よりこの職場にいた期間が短いから。 みんなは出向してないから。 そもそもこの領域に興味

      • 恋をするのはいけないことか?

        #7『制服のマネキン』ー乃木坂46  乃木坂46のキャプテンである桜井玲香が卒業を発表した。私が乃木坂を好きになったタイミングはあまりにも遅かった。もうすでにななみんも卒業していたし、まりっかもひめたんも生駒ちゃんもそしてななせまるも。もうちょっと早くから知っていたかったなという気持ちが押し寄せる。もう今では選抜もアンダーもどちらも名前が分かるまでになった。 *発展途上で、儚い。愛しいアイドルたち  姉が中学に入って関ジャニ∞のファンになった。同じ人が同じようなポーズを撮っ

        • 布団の中であいつとあいつをぶん殴ってやった

          #6『風のささやき』ーあいみょん 友達と2人で久しぶりにご飯に行った。『愛がなんだ』のテルちゃんにどれだけ共感出来るかを語りまくり、生きていくのって意外と難しくね?あるある選手権を開催した。 そんな中、隣の関西人おじさんに話しかけられる事件発生。そのメニュー辛いですか?から始まり、どこ出身なのか、伊藤忠にいましたよね?とどんどん質問を飛ばしてきた。まだ前の質問答えてないよ、おいおい。新手のナンパというより、誰かと話したい欲を消化したい50代男性という感じだった。一緒に来て

        生まれ変われる気がするんだ。風!風!導いておくれよ

        • 他の誰かになんてなれやしないよ。そんなのわかってるんだ

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          9本

        記事

          走り出せ 走り出せ 明日を迎えに行こう

          #5『Happiness』-嵐  昨日テレ東の音楽番組で嵐が歌っているのを見た。やっぱりこの人たちは根っからのアイドルなんだなと思った。来年には嵐は活動を休止する。このニュースが流れたあの日、間違いなく日本に激震が走った。平成と共にSMAPも嵐も思い出になってしまうのか。私たちが知っている「何か」を知らない世代が生まれてくるという気持ちをこれから私も味わうことになるのか。「令和生まれ?若い若い~!」とか私も言うようになるのだろうか。 時代の変わり目を感じた。 *変わらないも

          走り出せ 走り出せ 明日を迎えに行こう

          笑顔でまた会いましょう

          #4『Hello Song』ー星野源 どうして東京の駅はこんなにもホームが狭いのだろうか。答えは明白。土地が無いから。 でもあまりにも狭すぎて、時々怖くなる。 少しだけリュックがぶつかった人が倒れたら。 ぎゅうぎゅうになって歩いている人の1人が転んだら。 もし人身事故を目の前にしてしまったら。 人身事故で電車が遅延する時は、大半が人が死んでいるからだと聞いた。人が死んでいるのに、周りの人はそれよりも会社に遅れることを考えている。写真や動画を撮っている。謝らなくていい車掌さん

          笑顔でまた会いましょう

          コンビニの棚に僕らがもしも、並ぶとしたらどこか分かるかい?

          #3『お風呂上がりの』ーRADWIMPS  どんな天気になったら夏なのだろう。梅雨が終わってから?梅雨が来てるのか来てないのかわからないような世界なら、どうなれば夏? *本当に人は他人のことを理解することが出来るのか  自分のことを一番に理解できるのはいったい誰なのだろう。血のつながった家族なのか、愛し合った恋人なのか、もしくはペットなのかも。誰が理解者なのか。そもそも理解者なんていないのでは。そんなことを考える。 人は他人に自分が考えたこと、感じたことを共感・承認してほ

          コンビニの棚に僕らがもしも、並ぶとしたらどこか分かるかい?

          そんな自分が好きならええねん。

          #2『ええねん』-ウルフルズ  病院帰りに寄ったマツモトキヨシでこの曲が流れていた。タイトルの通り「ええねん」という言葉を多用する曲なのだが、こんなにも聞いているだけで自分のことを受容してくれる曲があるのだろうかとフッと笑ってしまった。 *どうして大人になると自己肯定力が弱くなるのか  もしかしたらこれを読んでいる人の中には、自己肯定力が強い人もいるかもしれない。そんな人は回れ右してほしい。子供の頃は大人が見ている前でも歌ったり、踊ったり、馬鹿なことをたくさんしていた。失敗

          そんな自分が好きならええねん。

          それでもいつか報われると思えばいいのでしょうか。

          #1 『ヒッチコック』-ヨルシカ  雨がシトシト音を立てて降っている。もう6月があと1週間で終わるというのに、やっと梅雨を感じる。昔は6月といったらカエルとアジサイの絵を描いていた。6月は、水無月は、雨ばかりの月だと思っていた。 *どうして恋をすると盲目になるのだろう これは永遠の課題だと個人的に思っている。 どれだけ友人に「別れた方がいいよ」と言われても、自分で馬鹿だと思っていても、別れられない恋をしている人は実はたくさんいるのではないか。 皆、そんな自分を隠すのが上手

          それでもいつか報われると思えばいいのでしょうか。