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本当にやりたかったこととは

先日お笑いイベントを見に行った。
自粛中にハマったラランドとAマッソのライブ「余韻と脚色」。
めちゃめちゃ楽しかった。

加納さんとサーヤさんがコント中笑っているのをを見て、
「きっと今楽しいだろうな〜〜」と思った。
同時に「将来、仕事をしていて楽しいことってあるのかな」と不安に思った。


今月大学を卒業して、4月から会社員になる。

就職活動をしていた2020年はコロナの影響をもろに受け、
就職活動が一時的にストップしたり、採用活動中止になる企業もあった。
そんな時、何度も思ったことがある。
「これって本当にやりたかったことだっけ?」

中学生からやりたかった仕事で、大学の学部もそれに合わせて決めた。
ずっとやりたいと思っていた仕事なのに、
そのために4年間その学部に通ったのに、
自分が選んだ道が正しいのかわからなくなってしまった。
(結局、就活の努力を無駄にしたくないなどの理由でその仕事に決めた)


わたしは元々「他人に変わることができない人」に憧れていた。
作家、スポーツ選手、芸能人、極めた専門家、職人など、
自分の代わりがいない存在になりたかった。

最近お笑いが好きで追っている。

Aマッソは、村上さんが就職活動をしているときに、
加納さんが「ふざけて生きていこうぜ」と誘ってお笑い芸人になった。

ラランドは、サーヤさんとニシダさん、大学の同期同士のコンビ。
マネージャーも大学は違えど一緒に大会で戦っていた同志だ。

最近は、大卒や有名大学中退の芸人さんが多い。
大学で4年間学んだ学問を生かす仕事ではなくお笑いの道に進んでいるわけだ。
この、大学にとらわれない就職、にとても憧れた。

就職活動を始めた時から、
大学で学んだ学問を生かす業界職種しか見ていなかった。
周りももちろんそうだったし、他の業界をみる頭すらなかった。



先日セブンルールで、弁護士で作家の方が出ていた。
その方は、作家の仕事は全然苦ではなくむしろ楽しくて、
それをするために弁護士の仕事でお金を貯めているという。
「好きなことをするためにはまずお金が必要、だから弁護士になった」
と言っていたのがすごく印象的だった。

その話を聞いて、確かにそうだな、と腑に落ちた。
やりたかったことかどうかわからなくなってしまったけど、
憧れる「他人に変わることができない人」になるには、
修行をしなければいけないかもしれないし
学校に通わないといけないかもしれない。
そのためにはお金が必要だ。
そう思って、一旦就職することにした。


下書き下書きでバタバタとしていたら、
入社がもう明日に迫っていた。

明日から。とりあえずやってみよう。
楽しいかもしれないし、やりがいも感じられるかもしれない。
合わなかったらやめればいい。その時また考えよう!



2021.03.31 Sak