魂のように感じていた昔の漫画道具を手放せたこと
ミニマリストというほどではないけど、できるだけ持ち物は少なく、シンプルにしておきたいタイプ。
定期的に所有物の見直しをするのですが、やはり『思い入れのある物』ほど処分しづらいですよね。
アナログ時代の漫画道具は、そんな持ち物たちのひとつ。
1年使ってないものは手放しましょう、とはよく言われるけれど、これらに関してはデジタル作画に完全移行して以来(15年くらい?)全く使っていません。
それでも何度もの引越しや断捨離をくぐり抜け、手元に残っていました。
しかし今回改めて目の前に出して向き合ってみたところ、意外とすんなり手放せました。
なぜなら、私は今普通に漫画を描いて生きているから。
道具が変わっただけで、あの頃とやっていることは全く変わりません。
また思い入れがあると言っても、どちらかと言えばこれらをみて思い出すのは『(雑誌連載の)漫画家を目指したが挫折した』という、今でも残る苦い気持ち。
あの頃頑張っていたなあという思い出や気持ちも浮かぶけれど、その努力はそれなりに能力として身について今があるのだから、改めて考えると執着する意味もないなあと思えたのです。
みなかみ町に移住をしたこと、近い将来家を建てようと思っていることから、最近はこれまで以上に「自分たちの現在や未来の役に立たない物」を手放そうという気持ちになっている私。
昔の漫画道具を手放せたことで、また一段と物の整理が捗りそうです。
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