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百森インターン -大西体験記-

初めまして

京都府立林業大学校の2年、大西惇太と申します。
私は10月2日から10月27日までの1か月間(株)百森さんにインターンできていました。京都府立林業大学校は林業のことを学ぶ専門学校です。といっても京都の林大は、文部科学省が作ったわけではなく、当時の京都府長が「林業をどうにかしたい、そうだ学校を作ろう」そんな感じで、できた学校なので実技が多めです。(僕たちの年は座学が苦手です。)そんな学校で、林業について学んできた私がインターンを通して何を感じたかを語っていきたいと思うので一読いただけると嬉しいです!

そういえば自分の紹介を忘れていました、簡単に自己紹介させていただきます。出身は京都府京都市、小学校低学年まで親の都合で引っ越しを繰り返しており東は埼玉、西は大分、2歳だったので記憶はないですがアメリカにもいたことがあるそうです。(田畑さんと違い英語はできません、中学のころテストで一桁を…)ちなみに百森さんのある岡山にも住んでいたことがあります。好きな食べ物は、ラーメンですが、ふだんご飯を食べるのも忘れてゲームをしているせいで食べると油でおなかが痛くなります…
京都林大に来たのもゲームにはまって勉強に手が就かず親に言われるがまま入ったのが林大でした。

そんな話は置いておいて本題に入っていきたいと思います。今回のインターンは学校の授業の一環として百森さんで行われている様々な業務に同行させていただきました。同行した業務は次の通りです。

・道の踏査
・補助金申請の書類のチェック
・視察対応
・現場案内
・チェーンソーツアー
・間伐範囲の確認
・協力隊研修
・伐率調査
・役場の案件
・企業研修
・特伐

これらの業務をインターン中にさせていただきました!改めて見返すといろいろな種類の仕事を体験させてもらってたんだなぁと感じます。本当にありがとうございました!

体験した業務

まず初めに道の踏査について紹介したいと思います。
山を整備するとき西粟倉村では機械系と呼ばれる施業をしており高性能林業機械を使って山を整備するので道をつける必要があります。その際、昔使われていた道の続きを作ることで山への負荷と道を作るコストを減らしています。そんな道の線形を決めて業者に委託する仕事のうち私が体験した業務は、既存の道の修復が必要な場所の調査や新設の道の図面を見ながら現場を歩いて実際に道をどうするか決めたり、テープを付けたりする業務に同行しました。等高線の地図を見ながら山を歩く経験がなかったので、地図を読むのが難しく自分が今どこにいるのかわからなくて一人だったら迷子になっていると思いました。

次に紹介していく業務は現場案内です。この業務は経営計画を立てて実際に施業するのは別の業者というスタイルを取っている(株)百森にとって大切な業務だと私は思います。その理由として実際に作業するのは業者さんなので道をどのように付けるかイメージしているかなど共有して業者さんと実現可能なのか厳しい場合どうしていくのかを決めていく場だと思いました。私が同行したときは土場の位置が遠く舗装してある道をフォワーダで走るとゴムキャタが痛むからもっと近くならないかということで業者さんと話し合い道が舗装に代わってすぐのところに少しスペースがあったのでこまめに運材することでそこを土場にすることになりました。このように業者さんとのまめなコミュニケーションをすることで生まれる信頼関係が大切なのだと私は思います。

最後に協力隊研修についてです。西粟倉以外の林業事業体だと私の知る限り縁のない業務だと思います。この業務は(株)百森がというより西粟倉村の特徴だと思いますが紹介させていただきます。西粟倉村では協力隊の制度をうまく活用しており多くの協力隊がいることで村に活気があるように思います。そんな協力隊の研修に同行させてもらいました。同行した際の研修の内容は、西粟倉村が取り組んでいる百年の森事業について説明を受けた後に木薫さんの現場で伐倒を見学して最後にようびさんの工房の見学後、大島社長の会社の説明と質問コーナーがありました。百森にインターンに来た人でようびさんの視察に行くのは初めてということで貴重な体験ができました。また協力隊のみなさんと話すことができ頑張っている話を聞いて自分も頑張ろうと思えるいい刺激を受けました。

林大では森林経営計画についてどんな流れで作るのかをやってなかったので全くイメージできなかったので、すこしだけですがやることができてよかったです。今後、実際に作ることになって教えてもらうときに何をするかイメージできるようになれたかなと思います。なんとなく森林経営計画を作ったりしていたいなと考えていますが、まだ何がしたいか詳しく定まっていませんが定まったときにその方向に行けるようにゲームは、ほどほどにして勉強する習慣を今更ですがつけておきたいです。まだどこに行くかわかりませんが、働き出して行き詰ったら、活気の中にどこか緊張感のある西粟倉村その中にある忙しいはずなのになぜかおっとりしている百森で過ごした1か月を思い出して頑張りたいと思います。

最後になりますが、お忙しい中一ヵ月のインターンを受け入れていただいた(株)百森さんそしてお世話になったすべての方々に心から感謝申し上げます、ありがとうございました。一ヵ月間楽しかったです!

未来の山守 大西惇太



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