大学の時の話。

独り暮らしをしていたのですが、ひょんな事から水とタバコ以外摂取するのをやめて見ようと思い、実戦してみたのですが、1日で気持ち悪くなり断念しました。

小雪舞い散る冬の頃だったと思います。

斜め上の曇り空を見上げ、

「なんでこの組み合わせだったんだろう…」

と心の中で呟きました。

二度としません。というかタバコやめてから既に10年以上経ってるので、そもそもやりませんけど。

タバコをやめた理由もちょっとしたエピソードがあるのですが、社会人になってからなので今回はやめときます。

話を戻しますが、独り暮らしをしていると大学の友達やバイト仲間が毎日のように遊びに来てました。

その中で、簡単なエピソードを記します。

大学の友達で石川県出身の子がいたのですが、実家からカニが送られて来たのでカニパーティーでもしないかと。学生の分際で日本海のカニがふんだんに食えるなんて今思うと贅沢な話ですよね。

鍋したりボイルしたりして食ったのだと思いますが、正直記憶がありません。。

泥酔もしていたかと思いますが、そもそもの記憶がありません。

みんなが帰った後、部屋中がカニ臭かったですが「ただ楽しかった」という、ありきたりな記憶だけは残ってます。

その証拠に、テンションMAXだったのか、カニの甲羅を壁にディスプレイしていたからです。

よくインテリアである立派な角をした、鹿の首を壁に飾る感じで。

武士の兜みたいでカッコ良かったので、1週間ほど飾っていたと思います

ある日電車に乗っていると、身に覚えがある独特の匂いがして来ました。

…そう、あのカニ臭です。

まさか電車内でカニパーティーでもしてるのか！？と飛び込み参加しようと身体が動きましたが、特に変わった様子はありません。

「 あれ？？ 気のせいか…」

しばらくドア付近に立って外の景色を眺めていると、またほのかなカニ臭が漂いました。

ピクッ　どこだ？

しかし、車内は至って普通です。

「 おかしいな？？ 」

とジャケットの袖部分で鼻をちょっと拭うと、ふわっとカニ臭がするじゃないですか。

…これか！？

恐る恐る着ているジャケットを脱いで嗅いでみると、全体がカニ臭だらけでした。

「 カニの呪いで、一生チョキしか出せない身体になってしまったのか… 」

自然とチョキになった手を振って帰宅をし、ラックに掛けてある服を片っ端から嗅いでみたのですが、もれなくカニ臭がしました。。あのジーパンからもカニ臭がしてます。

ちくしょーめぇー！　ぺチンッ！

って甲羅を取って床に叩きつけたのですが、どことなく掴んだ質感が般若のお面のようにに感じたのはここだけの話です。

という事で、それ以来 絶対にドラえもんとはジャンケンで勝負しないようにしようと強く心に誓いました。

ちなみにカニは全然嫌いになってません。また食いてぇなぁと思ってます。タラバが好きです。

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#カニ
# チョキしか出せない