辻々に立つ客待ちの女らの背に街守る雄々しさぞあり

ブリュッセル 筆ペンなぐり書きによる戯歌シリーズ。ブリュッセルは初めて来たのだが、夜大通りを歩いていると交差点ごとに客待ちの女性が立っている。職業柄どの女性も露出度の多い服装だがなぜか皆そろって眼光鋭く寄らば斬るぞといった風情であたりを見据えていて、夜の女性というよりは四天王というか十二神将というか、そういった印象なのである。あれで商売になるのかこちらが心配になるほどだがこれもお国柄というものなのだろうか。

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