Hide Fukuyama

事業家/ビジネスデザイナー インドで起業し、3年間在住。現在は、TRYJINSを神戸市…

Hide Fukuyama

事業家/ビジネスデザイナー インドで起業し、3年間在住。現在は、TRYJINSを神戸市に設立。ビジネスデザインを生業にし、サービス開発とチーム開発を生きがいにしています。兵庫県・神戸市のまちづくりに関わっています。さんぽとサウナが好きです。

最近の記事

カンボジアの大学でUI/UXを教えてみた

カンボジア の首都プノンペンの都市部から3時間、避暑地として人気のキリロム国立公園。ここに、カンボジアの全寮制大学キリロム工科大学 - Kirirom Institute Technology (KIT)がある。ITと英語を中心としたカリキュラムに、カンボジア国内外から学生が集まる。2019年8月中旬、30人の学生に3日間「UI/UXサマープログラム」を実施した。 なぜデザインなのか?5月ー カンボジアが一番暑い時期に、キリロム工科大学を訪問した。カンボジアには、友人のプロ

    • デザイン思考の落とし穴

      昨年、神戸市の「Urban Innovation Kobe」(以下、UIK)内のプロジェクト内で、サービスデザインの講習を担当しました。 結果、職員の方にサービスデザインの価値をうまくお伝えすることができなかった、と考えています。その経験を振り返り、サービスデザインとはそもそも何か、サービスデザインの使い所など、考察をまとめてみました。 http://urban-innovation-kobe.com/ デザイン思考とはマインドセットである神戸市の講習は、主に座学と演習でし

      • 問いが集まることで創造のきっかけがうまれる

        孫泰蔵さんの「オフィスと社員はもう要らない」という記事を読みました。 ご自身の経験と実践にもとづく考察であり、共感できる部分が多かったです。とくに、オフィスの重要な機能は、ミートアップ(出会いの場)だけという考え方が印象的でした。 4月から、固定のワークプレイス(オフィス)を持ってみて、辿り着いた答えは「問いが集まる場所に人が集まる」ということ。 言い換えれば、問いを立てられる人や問いを持っている人が集まっていると、そこに解決できる人が集まってきて、課題解決に向けた創

        • 神戸に会社をつくった理由

          2017年10月2日に神戸で自らの会社TRYJINSを立上げて、1年が経ちました。 TRYJINSは、プロダクト・ビジネス・チームの関係性を最大化するビジネスデザインを、価値提供させて頂いています。クライアントは主に、WEBサービスを創造している会社です。https://tryjins.jp/ といっても、まだ東京にクライアントが多いため、神戸には月1回の頻度で通っている状況です。 色々なご縁により、神戸市と兵庫県のIT政策を中心とした仕事にも、少しずつ関わらせていただ

        カンボジアの大学でUI/UXを教えてみた

          テクノロジーと共に生きる人間世界

          Amazon Echoと同居して5ヶ月が過ぎ、音声AIが自分の生活に馴染んできました。 朝の挨拶から始まり、夜はニュースや音楽を楽しむ。 識別 → 予測 →実行 今後は、機械学習とディープラーニングの精度向上により、AIが自分好みの情報を「認識」し、新たな提案をしてくれるといった日常が、遠い未来ではなさそうです。 例えば、この時間はいつも音楽聞いているから、好みの曲を選曲し流してくれるなど。 意識せずともAIと共存しているような日が遠い未来ではなさそうです。AIの発

          テクノロジーと共に生きる人間世界

          サービス開発はチームづくりから始まる

          新しいサービスをつくる時、会社組織では新規事業部などを中心に、チームを組成することが多いと思います。 しかし、ぼくのような起業したてでリソースが少ない場合は、まずチームづくりから始まります。 自分一人でできることは限られており、多様な分野のエキスパートとやることで補完と相乗効果を生み出せるから。 ただ、今後は潤沢なリソースがある企業でも、オープンイノベーションの加速と柔軟な働き方促進のため、多様な形態のチーム編成が重要になると考えています。 ”なぜやるのか”をとことん

          サービス開発はチームづくりから始まる

          インドの成功モデルを輸入する時代  Fintechインドベーションの波

          インドから帰ってきて3年。 なかなかインドのビジネスの状況を、キャッチアップできていないです。 個人的にFintech市場が気になったので、「Fintech India Report2018 マクロ編」として、まとめてみました。 https://www.slideshare.net/hidehitofukuyama/2018-91117844 2016年11月の高額紙幣廃止から1年以上が経ち、Fintechのインドベーション(注:インドの力技を組み合わせた独特なイノベ

          インドの成功モデルを輸入する時代  Fintechインドベーションの波

          空気感でワーキングスペースを選ぶ

          3ヶ月ほど、オフィスなき子な生活をしていました。 自宅をはじめ、スタバ、コワーキングスペース、クライアントさんのオフィスでちょいワークさせてもらったりなど。。 わかったことは、ぼくはオフィス(専用のワーキングスペース)があったほうがいいみたいです。理由は3つ。 1. 仕事のリズムがつくれる(時間) 2. ゆるい所属により社会的欲求をみたせる(安心感) 3. 外的な刺激により何かをうみだせる(五感) 仕事のリズム今、ぼくはマイクロ法人兼フリーランスなので、基本的に定時が

          空気感でワーキングスペースを選ぶ

          フリーランス生活で見つけた仕事の喜び

          前職のZEPPELIN incを卒業し、フリーランスとして早1年。 その間、カンボジアで銀行システム開発のPM、神戸でTRYJINS設立、クライアントのUXやマーケティングご支援、まちづくりの仕事をしてきました。 「会社員との違いは何ですか」 「どんな仕事しているんですか」 「楽しいですか」 と質問を受けるので、自分の備忘録も含め、フリーランス生活についてまとめてみました。 フリーランスで働くこと ポジティブなこと ・仕事を選べる (自らの仕事観に沿って) ・働く場

          フリーランス生活で見つけた仕事の喜び

          ヒトとサービスの関係性をつくるビジネスデザイン

          先日の記事「サービス開発はチームづくりから始まる」の中にある、ビジネスデザインについてまとめてみました。 関わっているサービス開発は、ヒトの「単縦な問い」「純粋な想い」から始まっていることが多いんですよね。 例えば、 「なぜ今こういう使い方をしているのか疑問に思った」 「当事者として使っている時に不便だった」 「あれば使いたいから自分でつくった」 など。 サービス開発の裏に、しっかりだれかの顔が見える。 その反面、なぜそのサービスをやるのか/やっているのかが見

          ヒトとサービスの関係性をつくるビジネスデザイン

          ポジションを得ることで生涯現役プレイヤーになる

          先日、知人に 「福山さんは、どうやってインプット&アウトプットしているのですか?独立したほうがより稼げるけど、組織にいたほうが成長機会があると思うのです」と聞かれました。 なるほどな、と思いました。それで、ぼくは、 「意識的に専門家に会うようにしています。会う前に必ずテーマを決めて、インプット(収集)しながら、アウトプット(意見)していますね。 独立してからは、ある種の緊張感と危機感が常にあり、いつも自分と向かい合っています。」 と答えたんですよね。 その方が納得し

          ポジションを得ることで生涯現役プレイヤーになる