中学受験合格後の中1(前半)


油断していた

地元の国立大学附属中学に合格、まさかの入学辞退をしたのが12月。そこで親の判断。合格して勢いに乗っているところで先取り方向にもっていくか、それとも頑張った分を大幅に休ませるか・・・悩みましたが後者を選択。ある程度塾で先取りはやることになっていたし、英語は4歳から英会話やっているし・・・で何とかなるだろうと。ということで、小6の3学期は塾にお任せとしました。幸い地元では最大手の塾で最上位の選抜クラスに在籍していたので、ある程度やってくれるだろうと。そのクラスの子供たちは全員附属中学に合格して気持ちが上がっているだろうから、その中に混ざれば自然とやる気になるだろうと。

実際、塾ではやるべくはやっていましたが、家ではその反動か毎日のようにひたすらゲームしかやっていませんでした。方向性間違ったか・・・と親は焦るも時すでに遅し。急に逆方向にかじを切ってもいいことはありませんから見守ることに徹しました。次に方向修正できるタイミングがあるとしたら1学期の定期テストのあたりでしょうから半年近くは我慢が続きます。ここで焦ってはいけない。

中1の最初の定期テストはみなさんご存じの通り簡単です。実際、我が子の学校においても平均点は370点くらい。この時点での我が子の学力の本当のところはまだ見えていません。地元の国立大学附属中学に合格した&地元の最大手塾の模試でも2~3回に1回は1位を取ってくるくらいなので相応の学力があるとは思われます。それでも、その子の限界のようなものはあるわけで、それがどこにあるかはまだ見えていません。学校の定期テストで測ることができる範囲よりは上の部分にいるとは思うので、定期テストで470だろうが480だろうが490だろうがその結果はあまり重要ではないです。もっと問題の難易度が上がってきたときにどうか、が大切なので。

中1 1学期の定期テスト結果

ずばり120人くらいいる中で3位でした。十分ですよ。ここで求められるのは学力ではなくまじめさ・丁寧さです。我が子は(この時点では)そこは大幅に欠けておりました。ふんわり勉強しても相応の結果が出せるのでそういう勉強の仕方はしてこなかったし(させてもきませんでしたし)、本人としてもその必要性も感じていないのです。ただ、本人は塾で1位を取ったことがある経験から学校のテストくらいなら1位をとれるものだろうと高をくくっていたようで、ちょっとショックを受けていました。ようやくここで親のターン

「これからの勉強ではあなたが今までやってこなかった丁寧さ、細かさ、面倒なことと正面から向き合う強さが必要になります」という話。「それをやり続けるのは相応に苦しさを伴い、勉強することがどんどんつまらなくなってしまう可能性もあります」と。「けれどもそこで戦っていくと決めたのであれば歯を食いしばる必要もある」と。

もちろん中1のその段階では、少なくとも我が子はその言葉の真意はわかっていなかったでしょう。実際にその意味に気づいたのは中1の後半とか中2になってから・・・もしかしたら本当の本当の意味でわかってくれたのは中3になってからかもしれません。それでもこのタイミングでこの話ができたのはよかったと思っています。待った甲斐がある

だから我が子の中では「3位」という結果については「油断」というか、悔しい結果だったかもしれませんが、親としては「親のターン」があったということでプラスでした。

油断していたのは・・・

で、結局「油断していた」というのは何なのよ、ということですよね。地元(田舎)の公立中学校ではありますが雑な勉強で3番に入ってくるわけなので何も悪くない。さらに夏休み明け、9月に実施されたの2回目の定期テストでは490点を超えて見事1位を取りましたので問題はなさそう。塾の夏期講習模試でも2回受験して「1位と9位」と問題なし。

ただ、中身をよく見ると「細かいことをしっかりとやる勉強ができていなかい状態は変わらず」でした。これが油断の正体。というのも、夏休みが明けたあたりで私の専門である「英文法」がどれほど定着しているかを(口頭で)確認してみたところ「なんもわかっていなかった」ことが判明したのです。「なんも」というのは大げさすぎるかもしれませんが、塾に預けて任せきっていたのが間違いだったか・・・と。

で、9月の定期テストが終わったところで(無事1位を取って娘のやる気も上がっていたので)、「一緒に英語やるかい? 君ならできると思うから中学3年分の英語をさっさと終わらせてみないかい?」と、さらにやる気がでそうな売り文句で攻めてみました。そのタイミングで我が子にマッチする売り文句を考え抜いた結果選んだ言葉です。その子にとって売り文句は違うでしょうから、そこはまわりにいる親御さんや大人が(長い目で見て)その子にあっている文句を見つけてあげる必要があると思います。

英語を一気に終わらせる

ということで、これを始めたのが中1の10月。そこから11月の定期テスト期間を避けつつ、12月いっぱいで中学3年間の文法を終わらせました。4歳から英語をやっていたおかげで触れた英文(ネイティブのリスニング含む)の絶対量というバックボーンがありますので、さらっと英文法を伝えてもそのバックボーンに紐づけて「あれのことね」と理解できたのが強かった。4歳から英会話やってきてよかったと思えた瞬間。

そこで次の目標ができました。英検をとろうと。実は子供に英検をとらせることはプランとしては持っていなかったんですが、思ったよりも英文法の呑み込みが早くて単語量が追い付いていない印象があり、ここで単語をしっかりと覚えるという取り組み方を経験させるには「英検」というのはとてもよい存在でした。不合格になっても大した痛みはないですし。で、具体的には「中2で準2級取得を目指そう」ということにしました。その場合、単語量が追い付かない可能性があるから「くそつまらないけれども単語の勉強はちゃんとやっていこうぜ」と言いつつ、そういう「細かい勉強が好きではない我が子」が英語を嫌いになるのは嫌だったので細かい管理はせず、子ども任せで「単語をしっかり覚える勉強は大切」とは言い続けました。

なんにせよ、中1秋のわずか2か月、週に2日(1~2時間/1日)の勉強時間で約8週程度で中学3年間の英文法をそれなりに高いレベルで伝えきれたのはよかった。具体的には語・句・節をベースにS・V・O・C・Mをイメージしながら英文を理解するような文法の教え方をしましたが、問題なく受け取ってくれたので驚きました。例えば、シンプルな形容詞を意識させつつ、不定詞の形容詞的用法で後置修飾をイメージさせて、直後に分詞から関係代名詞までいっきにやってもほぼ問題なく理解できたあたりは大したものでした。主戦場は数学なのですが、英語含めた文系科目もいけるのは可能性を感じさせます。

ということで、英検4級をスキップして3級からチャレンジする中1後半に続きます。

追加:東進中学ネットもチャレンジ

忘れていました。上にも書きましたが、ありがたいことに&これまでの努力の結果ですが学校の勉強の中でも特に数学がつまらなすぎてまずい・・・ということで、それなら先取りを始めませんか?という提案をしたのでした。

これが地方の辛いところで、それでも以前と比べると色々な選択肢が増えてはいるのですが、地方の選択肢の中でもわかりやすいところで「東進の中学ネット」を選択することになりました。理由の1つとして、過去に何度か「全国統一テストを受けたことがあったから」というのもあります。

細かく触れてきてはいませんでしたが、中学入試も含めて地元の塾に継続して通塾しておりまして、小学生から引き続けて中学生になってからも最上位クラスに在籍できております。塾では学校よりも2~3カ月ほど進度が早かったこともあり、中学ネット(3段階ある難易度の中間レベル=標準?)で中1の夏休みから中2前半の受講を開始することにしました(※本人曰く簡単、とのことでしたが、はじめての挑戦でもあったので安全策を取った形です)。

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