筋トレしている人は、鶏むね肉とブロッコリー、そしてプロテインを含めた大量のよくわからないサプリメントを飲んでいる印象があります。
もちろん健康のために飲んでいるのでしょうが、果たしてそれはどんな効果があり、どんな必要性があるのでしょうか？
また、プロテインは筋トレしていない人にも必要というお話をしましたが、
筋トレしていない人に他のサプリメントはどのように働くのでしょうか？

今回から始まった【サプリメント入門】シリーズでは、そんなサプリメントについて解説していきますが、まずはサプリメントとは何か？どんなサプリメントがあって、どれに効果があるのか？からお話していこうと思います。

●サプリメントとは？

サプリメントというと、「美容や健康によさそう」「何でも解決してくれそう」「中にはアヤシイ商品もありそう」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

そもそもサプリメント(supplement)の語源は、「補足」「追加」などという意味があります。
つまり、はじめに結論を言ってしまうと「あくまでメインは食事。それで足りない部分を補う」というのがサプリメントの立ち位置になります。

【ダイエット入門】にて口を酸っぱくしてプロテインをおすすめしたのも、
食事だけでは、一日に必要なタンパク質量を確保するのが難しいからでした。

しかし最近のサプリメントはそれだけに留まりません。
「エルゴニックエイド」と呼ばれる、パフォーマンスを高めるための栄養素も出てきました。

カフェインなんかはその代表例です。
健康のためには必要ありませんが、普段よりもパワーを出したいとき、元気が必要なときにコーヒーやエナジードリンクを飲みますよね。

これらは臨床実験によって効果が測定されており、リスクのあるサプリメントも中には存在します。
もちろん、世間的には危険と言われていても、統計的に安全性が証明されている栄養素もあります。

何が言いたいかというと、科学的エビデンスや信頼できるソースに基づいて効果的なものを選びましょうということです。

●どんなサプリメントがあるの？

勝手にサプリメントを分類してみました。
ざっくりと、上にいくほど重要性が高いイメージです。

・三大栄養素系…その名の通り、タンパク質、脂質、炭水化物そのもの。栄養補給の用途が多い。
・ビタミン・ミネラル系…体の調子を整えたり、疲労回復を促進するものが多い。
・アミノ酸系…直接筋肉の材料にはならないが、特定のアミノ酸を摂取することでパフォーマンスの向上を狙うものが多い。
・ハーブ系…体の調子を整えたり、集中力アップや精神的ストレスの軽減ができる。

ハーブ系なんかはよく効いてくれそうに見えますが、栄養ヒエラルキーを思い出してみると、
タンパク質、脂質、炭水化物 > ビタミン、ミネラル > その他
でした(下記記事参照)。

●おすすめサプリメントランク一覧表(2019年版)

さて、それではいよいよ具体的なおすすめサプリメントの紹介に入っていきます。
各定義に沿って、それぞれのサプリメントをランク付けしています。

今まで数十種類のサプリメントを試してきた筆者の体感だけでなく、科学的エビデンスを混じえてランク付けをしました。
(反対意見や、ここに書かれてないけどこのサプリどうなの？みたいな方がいらっしゃいましたら是非コメント欄にてご意見ください)

プロテインと同じくらい重要なのが、マルチビタミンミネラル(MVM)で、これは筋トレをしていない人にこそ飲んでいただきたいです。
詳しくは次回の記事で紹介しますが、カロリーバランスに気を配りつつ、数十種類あるビタミン・ミネラルを全て必要量網羅した食事を毎日続けるのは不可能に近いです。

その他、筋トレを始めた人はランクAまでのサプリメントは間違いなく買って損はないと言えるでしょう(減量目的の人はデキストリン系は不要です)。

●終わりに

今回はざっとサプリメントの概要を説明しましたが、
次回からそれぞれのサプリメントの効果や必要性、摂取方法とおすすめ商品の紹介をしていこうと思います。

予告通り、第一弾はマルチビタミンミネラル(MVM)ですのでお楽しみに！

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