見出し画像

箸置きは必要?


箸置きは実家では使われていなくて身近なものでは無いものだった。

食事の際必要の無いものだ。
要するに生活には必要のないもの。
生きる上で必要のないものだ。

ではなぜ使われるのだろう?

恐らく食事マナー。

箸を置く時にテーブルが汚れないようにするためだ。

しかし箸置きがない定食屋さんは多くその時はお皿の上においたりする。

箸置きを使う事は余計な洗い物が増えるだけにも思える。

と必要ないと思う側の立場からの意見を挙げたらきりがない。

一人暮らしをするついでに使ったことのない箸置きを使ってみることにした。

初めは箸を箸置きに置く動作になれなくて

正直しんどかった。笑

どこか、どこか、良さがあるはずだと使い続けた。

結果、

良さは見つけられなかった。。

そして、

食事がしんどくなるのは嫌なので箸置きを使うのをやめた。

箸置きが無い生活に逆戻り。

改めて箸置きが無い食事を用意して、ふと食卓を見ると

むずむず、するのである。

股間が痒いわけではない。

むずむず、するのである。

そのまま箸置きが無いまま食事をしたのだが

箸を置く場所に困るのである。

以前は皿の上に置いていたのに置けなくなってしまった。

みそしる、ごはん、おかず、。

これらを乗せた皿と箸さえあれば良かった食卓に箸置きが無いと違和感を覚えてしまったのである。

食卓の芸術点が減点されるのである。


この感覚は何かに似ている。

あれだ。スーツだ。

ネクタイをしているかしていないかだ。

ネクタイしている姿はビシッとしてかっこいい。

それに比べ

ネクタイをしていない姿はなんかユルい。

箸置きが無いと食卓がユルくなりカッコつかないのだ。

そんなマインドになってしまった。

箸置きを使ってなかった頃は食卓の上の芸術点など考えたことなかった。

箸置きは必要なのか。

それは食卓に美しさを求める人には必要なのかもしれない。

という仮説に至った。

箸置きは芸術で食卓を彩る美なのかもしれない。


#好きな日本文化 #箸置き

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?