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スキーと人生の似ているところ

こんばんは、山下珈琲店です。

私はスキーのインストラクターになりたかった時期があります。
今思うと、スキーは私の中で人生に一番近いスポーツなのかもしれません。

私たちは仕事や人間関係で立ち止まると頭の中がそのことでいっぱいになる傾向にあります。考えてもどうしようもないのに、お別れした方を追いかけたり。失敗がつきものである仕事を完璧にこなそうとしてうまくいかなかったり。
この考え方が私はまさにスキーに似ているなと感じます。
経験のない方はイメージしずらいと思いますが、スキー板は曲がるときに板のエッジを立てて雪面を切って走らせますが次のターンにいく時にはその立てたエッジを一度フラットに戻さないといけません。つまり、ロングターンしている最中に次のターンには入れません。
無理矢理曲がろうとするとバランスを崩して転倒するか、みっともない曲がり方になりがちです。一度、抜重(体重を抜いて、板の真上に乗り直し、板先を下に向ける)する動作が必要になります。かっこよくショートターンで滑っている方はどんなに急な斜面でもこの抜重で板先を下に向けるのが上手いんです。

この力の抜き方と次に向かう目標に目線を移す作業がまさに人生だなと感じています。仕事のことや人のことばかり考えている間は次のステップには進めないし、上手くいかない。一度、全部うまくいかないなら頭から無くしてみようとか、もう失敗する学びが終わったから次に行こうとか。
スキーの中の抜重が、人生の中の俯瞰に当たります。
何かに全力投球したら、一度俯瞰して力を抜き、次の目標に向かう。
ミスを引きずったり、好きな人に未練があったりするとバランスが崩れたまま変なターンをしてしまう。素敵な男性、女性はやはりこういう力の入れ方と抜き方がとても上手いなと感じます。

でもスキーもこれがわかっていても上手くいかないこともある。
私達の持つバイオリズムは本当に奥深いものです。
どちらも頭の中ではわかっているのに…ですね。

もう10年以上板の上に乗っていませんが、息子が志望校に合格したらスキー修学旅行みたいなので次のシーズンに雪山に連れて行こうと思います。

本日もお読み頂きありがとうございました。
初めてのスキーはやっぱりニセコアンヌプリかな。

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