あなたの心にいつもハゲダを
え?ハゲダって言わないの?
うちの家ではハゲダです。
世のお父さん、怒る前に聞いてください。
ハーゲンダッツ、略してハゲダ。
「お母さん、ハゲダ食べたい!」
「ハゲダ買ってぇぇ~~」
ハーゲンダッツくらい略さず言えよ~となりますよね。
しかし、そもそもハーゲンダッツって何?
さすが、天下のハーゲンダッツ。公式さんにバッチリ回答がありました。
Q.ハーゲンダッツってどういう意味ですか?
A.ハーゲンダッツという言葉は造語であり、それ本来の意味はありません。
創始者ルーベン・マタスによって、名づけられました。高品質なミルクをイメージさせる北欧の都市"コペンハーゲン"とそれに響きのあう"ダッツ"という言葉(意味はありません)を組み合わせました。
なん…だと…?
お、お前、コペンハーゲンから来ているのか…!
ダッツには意味がないんだと……?
それではハゲダは、ただのハゲになってしまうではないか…!
世のお父さん、ごめんなさい。
ハゲダという愛称が生まれるほど、ハゲダは全人類に愛されている。
先日、こんな素敵なnoteを見つけた。
その中の一説にこう書いてあった。
正直な話、現金319円をもらってもさほど嬉しくはないと思う。
それがハーゲンダッツになると、どうだ。
アイスコーナーでチラリとみては、購入を躊躇ってしまうあのハーゲンダッツだ。
「自分では買わないけれどあったら嬉しいもの」
にまさにドンピシャなのだ。
分かる。100いいねくらい押したい。
319円で選ぶプレゼントランキング堂々の1位。もう独走。
それぐらいに人類はハゲダを愛している。
まず、フォルムが良い
カメラロールを見て唖然とした。
こんなに躍動感のあるハゲダおる?
フォルムの良さを伝えようと思ったのに、躍動してしまった。
みなさん想像で補ってください。
とにかくフォルムが良いのである。
まずは紙の育ちが良い。
時間が経ってもふにゃふにゃしない我慢強さがある。
そして、蓋が良い味出してる。
ハゲダの蓋って、ワイン色とか、ちょっと高級感のある色な上に、周りがぷらっちっくで覆われているのが良い。
あれ?ハゲダの蓋ってぷらっちっくだよね?と思って、Google先生で「ハーゲンダッツ 蓋」と調べてみた。
そしたら、検索結果の1番上がこれ。
えーーーーーーー!
蓋売れるのーーーーーーー!!!
「これ一体、何に使うん?」
真っ先に浮かんだのはギャンブルだった。
「ベット!」と言いながら、うーん、わしの可愛いストロベリーの蓋を賭けようか…なんて思うのだろうか。
違いました。ちゃんと使い道があるそうです。
なんとカメラから…
神経衰弱まで…!
ハゲダがひとり歩きしておる…!
未だかつて、食用アイスという肩書きを抜け出したアイスが存在しただろうか。
いや、存在しない。
これほどまでにハゲダは見た目から最高なのである。
外見が良い上に中身も良い
恋愛トークをしているとしばしば登場するのが、
「外見と中身とどっちがいい?」という話題。
人は見た目が100パーセント、とかなんちゃらとかいう漫画も出てくるほど。
しかし、ハゲダはそんなもんおかまいなし。
外見が良い上に中身も良いのだから。
乳ーーー!!!
チュドーーーーーン!!!!!
あふれんばかりの乳感が口いっぱいに広がる。
「我こそは乳!異論は認めん!」とばかりに濃厚なジャブを打ってくる。
その濃厚さたるや、水戸黄門の印籠並みの威力。
「高品質なミルクをイメージさせる北欧の都市"コペンハーゲン"」を名乗るだけのことはある。
そして、味もちゃんと美味しい(語彙力)。
なんというか、妥協しました!という点が一切ないのだ。
わたしはストロベリーが好きなので、ストロベリーを前提に語ると、ちゃんとイチゴなのである。イチゴ風味とかではなく、「ボクはほんとうにイチゴなんでーす!!」という圧をひしひしと感じる。
たしかにそこにイチゴは存在する。
それから特筆すべきが、中に入っている果肉。
アイスを掘削していって、イチゴの果肉の一角を掘り当てたときのうれしさといったら。
そしてこの果肉がジューシーで美味しい。
ん?待てよ?これって果肉なのか??
真っ赤っ赤やけど、どないなってるん?
そう思って再び公式さんにお世話になった。
創始者ルーベン・マタスはミニカップ「ストロベリー」を作り出すために、イチゴの品種探しに3年、開発に3年と合計6年の歳月を費やしました。
中まで真っ赤な特別な品種で、普段食べているイチゴとは異なり味がとても濃く、香りも華やか。濃厚な味わいのクリームに負けない味と香りが特長です。
6年。。。中高どっちも卒業できるやん。。。
青春と同じだけの年数をイチゴの品種探しに充てているのである。
もうこんな文言見つけたら、ハゲダに足向けて寝らんない。
結局、果肉かどうかは分からなかったけれど、ハゲダが並々ならぬ努力の結果であることは分かった。
それぞれのフレーバーの物語はここから読めます。
グリーンティー味は開発に7年かかったとか、そういう時間にまつわる話が、それぞれのフレーバーにあって素敵。
いろんな人の手と歳月を経て作られたハゲダ。
だからこそ、これほどまでに色々な人に愛されてるのかもしれない。
そんなハゲダがいる日常は最高だ。
冷凍庫をハゲダでいっぱいにしておけば、
仕事で多少嫌なことがあっても
わたしにはハゲダが待ってる!となるし、
お気に入りのパン屋がお休みでも
家帰ってハゲダ食べよ!ってなるし、
急に雨に降られても
まあ、いっか!家にハゲダあるし!ってなる。
知らんけど。
え?知らんのって?
知らんのよ。
私も冷凍庫をハゲダでいっぱいにしてみたい。
自分へのご褒美に。
大事な人に気持ちを込めて。
冷凍庫をハーゲンダッツでいっぱいにします!