見出し画像

春眠,暁から朝湯へGO!~~上野・燕湯

いよいよ秋本番。というときに春の銭湯話。ズレているなぁ。
まぁお構いなしに進めます。よろしかったらお付き合いください。

「春」ときて頭に浮かぶ言葉は何ですか?

ボクの№1は「春眠暁を覚えず」

非常勤講師のお勤めはオフシーズンなので,朝寝し放題。
でも,毎日6時起床を続けています。
なんたって「早寝早起き病知らず」ですからね。
それにいざとなったら今のご身分では「昼寝し放題」ですから。
(正社員の皆さん,ごめんなさい)。

さて,早起きしたら「三文の得」を目指す。
そこで頭に浮かぶ№1が,「朝湯」

東京の銭湯はたいてい午後3時くらいの始まり。
でも,いくつか朝湯をしてくれるところもある。
JR山手線沿線では「鶯谷・萩の湯」そして「上野・燕湯」
萩の湯は以前に書いているので今日は燕湯の紹介。

平日でも朝6時から営業してくれる。
最寄り駅はJR山手線・京浜東北線「御徒町」駅。地下鉄も数駅ある。西口(線路の内側)を出て,住宅街を3分も行けば,そこに立派な構えの銭湯がある。

粋な看板が下がっています。

「わいた・ぬいた」
洒落心を,ちゃんと解説してくれるところに親切心がみえる(観光地だしね)。

朝7時ごろにおじゃましたけれど,地元の旦那衆で賑わっている。
女湯からは「おはよ~う」「あ~ら久し振り~」と元気な挨拶や鼻歌が聞こえてくる。女将さんたちも旦那衆に負けず劣らず威勢が良い。

カランの数は24(記憶があいまい)。
お湯は意外と熱からずの中温。
タイル絵は富士山に向かって浮かぶ天女。

特筆すべきは岩風呂

ゴツゴツした黒い肌の岩がびっしりと張られている。上がり際,若女将さんに「いやぁ立派な岩風呂ですねぇ」と声をかけたらニッコリしてくれた。

「あれは富士山の岩ですか」「はい」

すごいなぁ。今となっては持ち出し禁止の富士の岩。
それがあるということは,この銭湯の長い歴史がしのばれる。

特筆すべきことはもう一つ。
浴室はさほど広くはないのに,なぜか開放感がある

湯に浸かっていて分かった。
浴室と脱衣所の境が大きな大きなガラス戸になっている。
しかも,くもり止めを施してあるので,湯に浸かりながら眺める景色に奥行きが出るんだ。何気ない工夫だけどいいなぁ。

燕湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。

今は秋です。朝6時の訪湯はつらい季節になってきました。
今度は夕暮れにうかがいますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?