150120たぶんサックスあるある話1

はじめてのサックスをめぐる冒険(1)

 先日、サックスを買いましてな。
 サックス業界で話題の、プラスチックサックス「ヴァイブラートサックス」でございます。
 通常初心者向きでないと言われるこのサックスを、超絶初心者の私が購入した理由はふたつ。

1、安いが最高級品。
2、かっこいい。軽い。

 1について、「安いが最高級品」とはどういう意味かと申しますと、ご存じの通り、通常のサックスは大変高価で、上はウン百万という天井知らずなわけでございます。そんなサックスを買ったところで、三日坊主にならない保証はない。しかし、激安サックスを買って、音とかイマイチなのも、どうもおもしろくない。
 しかし! その点、ヴァイブラートサックスであれば、高い安いはなく、基本的に2モデルのみ。しかもたまたま、いつものイシバシ楽器立川店には、ヌード2、つまり「200本限定スケルトンモデル」がありまして。しめて4万8000円なり(たぶん)。
 これが、ヴァイブラートサックスの最高級品なのでありますよ。さらに、そもそもヴァイブラートサックスは品薄で、欲しい方もなかなか手に入らない。安くして価値が高い。これほど素晴らしいサックスはありません。
 2については、説明の必要はないでしょう。背負って自転車に乗っても、尻がサドルに食い込むことはございません。

(つづく)

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