ひょうたんじま’23 12月(三陸地おこの活動報告)
早いもので2023年も終わってしまいました。
ということで、新年あけましておめでとうございます。
この報告は12月の活動報告なので12月のことを。12月は大きな主催イベントがなかったため、基本的には事務作業中心の1か月でした。物価上昇のために軒並み値上がりした飲食店のHP情報を更新できていなかったので、この機会に更新し、個人活動として取り組んでいたGoogleMapへのクチコミ投稿の修正や新規投稿行いました。
また、活動の一つとして参加している藻場再生活動が本格的な活動シーズンに入ったため、今月は4回ほど潜ってきました。
その他、その藻場活も材料の一つとして実施する里海ダイビングプログラムPart3の概要を固めました。
それでは、以下12月の報告です。
※トップ画像は「藻場活でアカモク林の間を抜けていく私」です。
1.協会HP(食べるPほか)・Google Mapの更新作業
大きなイベントがひと段落し、手の付けられていなかった食べるページの更新作業を行ないました。
ここ一年の間に食料品の物価高もあって、各店舗軒並み値上げをせざるを得ず、その価格変更に対応出来ていなかった部分を、昼食も兼ね現地取材を刊行し、このひと月である程度更新できました。
また、そのデータをもとに個人活動として取り組んでいて、ここ数か月手を付けられていなかったGoogleMapへのクチコミ投稿を再開、新たに投稿した店舗やスポットを含め一定数更新することができました。
大槌町に来る際には、ぜひ、GoogleMapや協会HPを活用して頂ければと思います。下記より町内各スポットをご覧下さい。
GoogleMapへの投稿は、定期的にGoogleからメールが来てランダムなのか分かりませんが投稿の閲覧数などが送られ、役に立っていることを知らせてくれます。実際に訪れているかは分かりませんが…
2.令和5年度いわてグリーン・ツーリズムカレッジ
~ 12月8日(金)~
第4回地域連携手法&「食」のもてなしスキルアップ習得研修
「秋田県のグリーン・ツーリズムの現状と把握」
講義)「秋田県のグリーン・ツーリズムの現状と展望」
<秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会 藤原 絹子>
県と共に取り組むグリーンツーリズム。その歴史を見ると50年以上をかけて段階的に取り組んできていることがわかり、それを数年で行おうとしている全国の地域がうまくいかないことを実感。
グリーン・ツーリズムにとって人が主役であり、集客より「満足度」を優先していることにとても共感できました。そして、何より事業継続に重きを置いている視点が自分と同じで、自分の考えに自信が持てました。
実習)「お客様との会話を楽しむ料理体験(みそたんぽづくり)<門脇 富士美>
~作業内容等~ (15分程度)
・ごはん250g、ビニール袋、割箸2本、ビール手袋、まな板、お椀に水
・ご飯をつぶす作業(5分)
・つぶしたご飯を2等分にする
・割箸に片方のご飯を巻き付ける。2本のきりたんぽにする。
・ホットプレートで焼き目を付ける。
・1本は割箸を外し、4等分し、きりたんぽ汁に。
もう1本は手作り味噌を塗って。
・講師の手作り漬物3種ときりたんぽ汁、味噌きりたんぽで試食(ランチ)会
実際に体験してみて、短い時間で体験と実食を味わえるのはコスパも良く、とても満足できるプログラムでした。インバウンドなどの外国人観光客には実際の日本人の暮らしを体験したいというニーズが多いというので、こういった簡単にできる体験をしながら現地の人との交流を持てるプログラムの良さを実感できました。大槌はこういった環境はそろっていると場所だと思っていますが、体験プログラム作りとなるとあれこれ難しく考えていたので、このプログラムを体験して、体験プログラムづくりのハードルが少し下がったような気持ちになりました。
講義&意見交換)「留学が原点 中山間地域農業と民宿 半農半x」<門脇 富士美>
~講師の話しを聞く中で走り書きしたもの~
・体験メニューは頑張りすぎると後が続かない。ゆるゆるメニューで行う。
・仙北市はもともと観光地、もう一泊してくれる何かを考えている。
・外国人観光客は日本に来て「何かした」を求める。
「何か」は特別なものでなくてよい。日常を体験させてあげることで満足する。
・集客:宿泊1/3から2/3に。(7月から稼働)
Booking.com、air.Bが外国人
楽天・じゃらんが日本人
・売上げを上げるには連携が必要。
・キャパオーバーでも、隣が止めてくれれば地域から人は逃げない。
次は自分のところに泊まってくれるかもしれない。
講師の話は、実体験をもとに話されているので、説得力があった。個人ではなく地域全体の目線で考えて居るところに共感しました。
~ 12月15日(金)~
第5回 安全管理&農家民宿開業知識習得&受け入れスキルアップ研修
(解説1)「農家民宿&農家レストラン開業」
(解説2)「体験受入スキルアップ1」
(解説3)「体験受入スキルアップ2&安全管理」
(ワークショップ)「危険予知と事故回避の対策の検討」
講師の花垣さんの話しが、宿泊施設や飲食店を開業する際に必要なことを網羅されているので、とても勉強になった。
ワークショップの危険予知と事故回避については、実際に大槌で行っているイベントや体験プログラムでも行っていることもあり、他地域から集まったメンバーの考え方なども聞けてとても参考になった。
3グループの発表者が大槌の3人になったのは笑いました…
3.藻場再生活動
12月に入り、藻場再生の主要シーズンに入りました。これからコンブやワカメの繁殖、育成時期になるので、活動もこれまでの月2~4回から週1~3回程度の活動に入っていきます。
大きな観光イベントがない、落ち着いた時期に入ったので、今月は平日も行ける限り参加させていただきました。現在も藻場再生の主たる作業をみちのくダイビングリアスのくまさんや細谷さんに頼っている中、大槌の人間が誰も潜っていない時があるのはやはり違うなと思っていて、大槌の人間が誰も参加できないときは特に自分が参加しようと考えています。
第22回 フィッシャリーナ水路、コンブ種回収・設置
~ 12月4日(月)~
集合場所 フィッシャリーナ水路
活動エリア フィッシャリーナ水路、赤浜B棟
活動内容 コンブ種回収、赤浜B棟水槽設置
傭 船 なし
参加人数 7人
この日は水路にあるコンブロープを収集したり、いただいたコンブ種を赤浜B棟の水槽に設置する作業を実施。
第24回 野島・弁天島、コンブ種捜索、ウニ採捕・駆除
~ 12月9日(土)~
集合場所 吉里吉里漁港弁天島側
活動エリア 野島・弁天島
活動内容 コンブ種捜索、ウニ採捕
ウニ駆除 6,800個
傭 船 あり
参加人数 7人
久しぶりの野島での活動。海の中は相変わらず様子と思っていると、一部に藻場も見られ、また、温暖化影響か水温がまだ高いため魚もたくさん。
今回は試験用のウニ採捕とウニ駆除。メンバーでひたすらウニを駆除し続けこの日だけで6,800個ほどを駆除。一般の人からすればなんてことを、となるでしょうが、ウニの数からすればすずめの涙ほどの数。しかも中身がないウニです。しかし、この狭い一帯の一時的にでもウニを減らせば、藻が育つ時間を稼げるわけです。知識も経験もスキルも浅い自分は、ひたすらウニ駆除に没頭しました。
第26回 小久保海岸、コンブ種苗・スポアバック取付
~ 12月14日(木)~
集合場所 フィッシャリーナ水路
活動エリア 小久保海岸、フィッシャリーナ水路
活動内容 コンブ種苗・スポアバック取り付け
傭 船 無
参加人数 6人
小久保海岸は、アカモクの林ができ始め、これまでの活動の成果が見える場所としてある程度順調に来ているようです。
この日はコンブの種苗の入ったスポアバックの設置作業行いました。藻場ができ始めたおかげで、アイナメが卵を産卵する場所ができ、所々にアイナメのオスが卵を守っている様子を見ることができました。
第27回 小久保海岸 ウニ駆除、ロープ設置
~ 12月16日(土)~
集合場所 小久保海岸
活動エリア 小久保海岸
活動内容 ウニ駆除、ロープ設置
傭 船 あり
参加人数 9人
この日は江ノ島で藻場活動を行ってい江ノ島チーム(新江ノ島水族館のダイバー)も参加。種苗ロープとスポアバッグを設置とウニ駆除をおこないました。
第28回 小久保海岸 コンブ種苗取付、ウニ駆除
~ 12月20日(水)~
集合場所 吉里吉里フィッシャリーナ
活動エリア 小久保海岸
活動内容 コンブ種苗取付、ウニ駆除
傭 船 なし
参加人数 7人
海中の透明度もよく、初参加のKさんにはとても良い環境でした。
この日はコンブ種を水中でロープに挟んでいく作業があり、初参加者にはハードルが高いと思っていましたが、普通にこなすKさんすごいわ。
その後は、もはや私が唯一まともにできること、ウニ駆除。仇の様に叩いていました。
残った種苗は、後日、赤浜A棟の水槽に垂下式コンブロープにして養生してみることになりました。
4.その他
(1)宮古鮭まつり
~ 12月3日(月)~
久しぶりに予定が入っていなかった日曜日。宮古で宮古鮭まつりが開催されることをSNSで知り、どんなものか視察がてら言ってみました。
会場では宮古市観光文化交流協会が運営していたので、市からの委託されてのイベントの様でした。協会のLINEに登録するとBINGO用紙一枚がもらえ、11時からのBINGO大会に参加できるキャンペーンをやっていました(別に100円で用紙1枚買うことも可能)。大槌は現状のSNSで一杯のところがあるのでLINE利用は今のところ難しいか。
会場は奥のステージを中心に両サイド向かいと事業者のテントが取り囲み、中央部分に飲食や休憩ができるテーブル・イスが設置されていました。
会場では宮古や山田で獲れたシロザケが塩鮭にされ売られていました。
13,000円で売られていた塩鮭はさすがに大きかった。以前はこんな鮭が大槌にもたくさん帰ってきていたと思うと、寂しい気持ちになります。
鮭まつりといえば新巻鮭。会場を見渡すとステージ横に1箇所だけ吊るされた新巻鮭が。サイズは小ぶりで三陸での鮭の不漁ぶりを痛感させられます。
大槌元気市でお世話になっているかけあしの会も出店されていたので、挨拶がてら蒸し牡蠣をいただきました。小さめだったけど旨味がたっぷりでおいしかった。
この日は三陸本来の寒さが感じられる日で、会場もすこぶる寒かったので、暖かい鮭汁と海鮮カレースープを。鮭汁の鮭は新巻鮭か塩鮭の切身の様で、かなりしょっぱい味付けだった。
海鮮カレースープはカレーに鮭も悪くないと思えました。
近隣イベントで気になっていたサーモンスティックを初体験。ころもがもちもちほんのり甘めで、思っていたものと違っていた。サーモンとの相性も悪くないし食べやすかった。
午前10時過ぎに着いた時には駐車場がいっぱいだったのに、帰る12時ころには半分以上車がなくなっていた。
やはり三陸地域の人たちは漁師町ということで朝早いらしく、午前中勝負だなと実感しました。帰りは隣の道の駅なあどを久しぶりに覗いて帰宅。
大槌は鮭が獲れなくなったため、サーモンまつりへ移行していったので、鮭まつりの復活は難しいですが、年末の事業者の特別セールについて、どこか特設会場で一か所に集め、販売会を行ってもいいのかなと思いました。
(2)新巻鮭づくり体験(大槌学園7年生)
~ 12月6日(水)~
文化庁の100年フードに認定された「南部鼻曲がり鮭の新巻鮭」。
この日は、新巻鮭の仕込み体験を大槌学園の子どもたちが行うということで、協会としての取材と勉強にカメラマン役の喜嶋君をともなって魚市場へ。
(3)御社地天満宮「茅の輪づくり」
~ 12月26日(火)~
御社地天満宮が年末年始にかけ「年越の祓い」を行ういうことで、茅の輪づくりのお手伝いに。お手伝いにと言っても、奉賛会有志が作成するので、その様子を撮影するのが主で、あとは見ながら手が必要な部分を手伝う感じでした。
夏越の大祓で使用した茅の輪のカヤの部分を外し、藁を巻いて衣替えし、柱に取り付け固定し、飾りつけの笹など装飾して出来上がり。
これで身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈る事ができますね。
以上
■ ふるさとチョイス(大槌町ふるさと納税サイト)■
■【楽天市場】大槌町のふるさと納税 ■
■ 大槌孫八郎商店HP ■
★大槌町観光交流協会HP★
おおつちにくるっぺし!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?