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【AFTER US】初心者でも楽しい超お手軽デッキ構築【ボードゲーム】

2023年10月前半のケンライブ!はご覧になったでしょうか。
たくさん新作の発表があって心が踊りましたね。

その中でひと際気になったのが「AFTER US」です。
人類が滅んだ世界を舞台にお猿さんたちが闊歩するという世界観です。

システム的には「デッキ構築(カードの山札を強くしていくゲーム)」と「パズル」の組み合わせ。

言葉にはできないけど何かピンとくるものがあったので、お仲間にお願いしてBGAで遊ばせてもらいました(もうBGAにあるのがすごい!)

今回は遊んでみて何がおもしろかったのか、どんなところが好きなのか、逆にイマイチな点はどこなのかを書いていきます。

超お手軽デッキ構築

勝利者の最終デッキ

「デッキ構築」と聞くとどんなゲームを思い浮かべますか?

デッキ構築オブデッキ構築、デッキ構築オブザ・ベストの「ドミニオン」でしょうか。
それともドイツ年間ボードゲーム大賞受賞のニューカマー「チャレンジャーズ」でしょうか。

どちらも名作でとてもおもしろく、私も大好きなゲームなのですが、本格的過ぎるがゆえにめっちゃ悩みません???
そして経験者と初心者の差が如実に出ません???

それがいいところでももちろんあるんですけど、初心者やガッツリとしたゲームに慣れていない人と遊ぶと高確率で嫌われてしまいます。
なんだろう、ふるいにかけるというか、それでも楽しいと思える一握りを選抜しているみたいな

AFTER USはその点が超お手軽。
カードを引くための素材が集まればガチャ引きするだけ。
偶然いちばん上だったカードがこちらにやってくるので悩むヒマがありません。

仮におもてが見えていたとしてもそのカード単体では強いのかよくわかりません。
他のカードとの兼ね合いで強くもなるし弱くもなります。

悩ましいパズル

横のカードとうまくつながればイェイ(≧∇≦)/

その代わりと言わんばかりに悩ましいのがパズル要素。
AFTER USのカードは単体では能力を発揮しづらく、隣り合うカードとの関係で効果が生まれます。

こっちを取ればあちらが消え、こちらにすればあれが手に入らない。
ボードゲームに大切なジレンマがここに詰め込まれてます。
ここで散々悩みましょう。

ほぼ全員同時手番

じっくり悩みたいけどそうすると気になるのはダウンタイム(待ち時間)。
私のような小心者プレーヤーは(早くしろよ…)という心の声が簡単に読み取れます。

AFTER USはそのへんも優秀で、3つのフェイズすべてが同時手番。
みんながそれぞれ処理します。
フェイズ間に足並みを揃えるための待ちは当然ありますが、自分が悩んでいるときは同時に相手も悩んでいる時間なので気になりません。

終盤のレース感

AFTER USの終了条件は、だれかが80勝利点を獲得すること。
カードに書かれている勝利点はだいたいが2~3点なので「けっこう遠いな」と思っていたのですが、杞憂でした。

中盤以降強いカードが集まってくると、カードの効果がうまく噛み合い、どんどん素材や勝利点が入ってくるようになります。

うまくいけば60点台から次のラウンドで一気に80点に乗せることも可能。
このあたりからチラチラと周りを警戒し始めないと、一気に飛び出されて終了もあり得ます。

いや、中盤だと遅いかもしれません。
他プレイヤーの勝利点は常に意識しておき、遅いようなら逃げ切り、誰かが飛び出せばついていく。
そんな動きが大事だなと今のところ感じています。
自転車のロードレースみたいですね。

ちょうどいいボリューム

遠いようであっという間の80点。
1試合の疲労感もそんなになく、実力差が出づらい(見えにくい?)ので「もう1回」がとてもいいやすいゲームです。

おサルさんが主役

だんだんと愛着が湧いて…こない

ただ1つだけ即買いを阻むものがありまして…
カード絵柄がおサルさんなのがちょっと好みじゃないなと。

そうじゃなければ即決なんですけどねぇ

まぁでもBGAで遊んでみたら慣れてきたというか、そんなに嫌じゃなくなってきたので、あと数回遊んでみて決めたいと思います。


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