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TEARS OF TRAGEDYを語る(出会い編) 


TEARS OF TRAGEDY 
このバンドに出会って人生が変わった。
いや、変わったというか変化した。
いや、変化したというかこの歳でまた楽しみが増えた。

こんなにも刺さる音楽が今までなかった…といったら嘘になるけど、それに近いものがあって。
似たような感覚は若い頃、Yngwie MalmsteenやDreamTheaterに出会ったときなど数バンド。その後だんだん好きになったりするバンドはかなりあっても、曲がりなりにもうん十年音楽を聴いてきて、一聴でというのはなかなかないもんだから。

(しかし目次からあやしい)

出会いはスローモーションではない

出会いはスローモーションやで~、ではなく偶然で突然だった。

お酒が大好きな私だが、基本は週末しか飲まない。休日前と休日。例外としてサッカーがある日は平日でも飲む。休日前ということは、木曜日に有休を取ると、水、木、金、土、日と飲めることになる。それに火曜日が祝日だと…まぁ、そんなことはどうでもいい。

その日(2022年1月22日だった模様)はお酒を飲んで気分よくYoutubeを見ていた。そしたらおすすめになにやら”Far Beyond The Sun”の文字が。そう、往年の早弾き貴族、イングヴェイさんのあれですわ。

見てみると、なんか日本人の若いヴァイオリンのねぇちゃん女性ヴァイオリニストがギターパートを引いている!
完璧!
衝撃!
バックもドラムはじめなかなかすごいぞ、と。

その時の臨場感あるれるツイートがこちら

酔っていて全く語彙力がない。何たることやサンタルチア。

ヴァイオリンのねぇちゃんは目がクリっとしていて、ゴスロリファッションで街で見たら、やべーな、と思うんだけど、見事に引き込まれていった。

(え、あのー、TEARS OF TRAGEDYの回ですよね…??)

その後、Van Halenの"Eruption"を堪能したあと、なんと”The Dance of Etarnity”の文字が…

そう、私が人生10枚の一つにあげるであろうDreamTheaterの一大コンセプトアルバム”Metropilis Part II ”の中の名インストですね。途中でヴァイオリンのねぇちゃんがくるっと回転するんですね、ここで悶絶しました。この曲で余計なアクションできるか?みたいな。
こいつらシレッとDreamTheaterコピーしてやがるってなって、いったい何者かと。
日本の若者はいつからこんなことできるようになったんやと。

自分が時代に置いていかれているのではないか?と感じずにはいられなかったんですね。実際は何十年も置いてかれてますけど。ジャパニーズメタルの進化は早くすごい。faster than the speed of lightだわ(ベタすぎ)

(え、あのー、TEARS OF TRAGEDYの回ですよね…??再び)

その後、Unlucky MorpheusというバンドのメンバーとヴァイオリンのJillさんということがわかり、なんだか日本人すごくね?いや、こりゃ確実に凄いと思った。これはもうあれですわ。酔いも回ってますが、酔ってなくてもたぶんなんだけど、酔ってないと見ないのよ。

そして、私は謎のバンド、Unlucky Morpheus を聴き始めた。ヴォーカルのお姉さん(FUKIさん)もこれまた美しくて、声が素晴らしい。アニソンみたいな歌い方もできて、何より美しい。そう、美しいのだ。(いつもインスタでいいね押してる)

(え、あのー、TEARS OF TRAGEDYの回ですよね…??三たび)

ラブストーリーは突然かもしれない

そして、その後、Unlucky Morpheusをガンガン見ていくうちにおすすめに出てきたのが、真打(?)TEARS OF TRAGEDYの”Void Act”だった。多分2月12~13日頃らしい。なんとバレンタインデー、しかも月曜日の昼休みにツイートしている!!

何故だかLovebitesが引き合いに出されている。

イントロがなった瞬間に、正直、笑った。なんやこれ、この仰々しいキーボードは。ええやん。なんやこのギターリフは?超絶なテクでカッコいいのに、それでいてキャッチー。
リズムもカッコええ。
イントロだけでもう好き過ぎる!
ご飯は全然食えないけど、これで酒ならいくらでも飲めるわ。


ヴォーカルパートで、ギャル風のねえちゃんが出てきて、ボイスエフェクトから始まった。ギャル風なだけで、モノホンのギャルじゃない。すぐにわかった。とても綺麗な方だ。
なお、ギターは髪サラサラのにいちゃんで、キーボードは痩せている(…)

ほうほう。面白いな。お?歌めっちゃ上手いし、なんか懐かしいのにヘヴィーでキャッチー。このメロがたまらなく心地いいな。何より歌唱がガナリでもなければ、無理やりハイトーンでもない。自然でとても美しい声。由緒正しき歌い方。昔のうまい歌手が、メロスピを歌ってる、そんな感じ。メロスピJポップ?メロスピ歌謡?リズム隊も相当に心地いい。

山口一郎氏(サカナクション)がいう、「心地よい違和感」かな。いや、違和感ちゃうな、もうガッツリ心を掴まれてる。最初の違和感はもうすでに違和感じゃなくなってる。
ギターソロもこれまた超絶テクじゃん!一音一音がとてもクリーンなんよ。

PVも絵のトーンが統一されてて、上手く作られてる。メジャーじゃないのにこんな素晴らしい出来。(ほんまにすいません、すいません)終始、笑ってしまった。
零れる笑みってやつ?誰かに見られたら確実にやばい人だ。家族はみんな寝ていてよかった。
もう、こんなんありかと。多分街で見かけたらチラ見するだけのねえちゃん(たち)をじっと見つめてしまっていた。

2016年11月に出て、2024年3月11日現在で977,654 回再生されている。100万回再生も近い。是非自分でありたい。そう思って今日も再生回数をチェックしているのだ。(もはやあほ)


TEARS OF TRAGEDYがどれくらい仰々しく美しいかというと、今は亡きZEROコーポレーションの帯タタキを作りたくなるような煌びやかさとでもいおうか。(わかる人いるんか)でも作らないよ。

その後、もっといろいろあるかもって、Youtubeで他のバンドも含めて何曲か見たけど、結局この”Void Act”に帰ってくる。中毒性が高い。(MAHATMAもなんか見ちゃうけど)

君に、胸キュン(以外の言葉があるか)

しばらくSpotifyで聞いてたが、すぐにアルバム"Statice"を買った。そう、”Void Act”が入ってるやつだ。驚きはここから。アルバム全体がすばらしい。
長尺の曲もあって”Curse Bride”なんて、デスパートとオペラパートがあって、これもう狂気(褒めてる)。
”Accept Yourself”聴いて泣かないメタラーいますかって?
こんな感じで捨て曲なし。全曲いい。

そして、”Trinity”と”Continuaton of The Dream”を買い、少しして”Elusive Moment”を買った。とくにファーストの”Elusive Moment”は音の悪さが気になるけど、これかなり気に入ってる。ファーストはそのアーティストのその時のすべてを詰め込みがちだから、悪いわけがない。リマスターしていい音で再販してほしい。

本当に、全アルバム全曲捨て曲がない。これはほんまにすごい。アルバムを聴くとXjapanや、L'Arc〜en〜Cielの影響をひしひしと感じる。わかるわー。
なんで売れないのかわからん。けどこのままでもいい。

ちょっとメンバーにも触れてみる。

ヴォーカルのお姉さんはHARUKAさんといい、ギターのお兄さんはTORUさんといい、キーボードのお兄さんはHAYATOさんという。
かっこいいじゃあないの?アルファベットやもん(??)
もう15年も活動されている。なぜ今まで知らなかったのか(悔し涙)

HARUKAさんはこのPVだけ金髪だけど、他はちゃうので。
TORUさんはめためたテクニシャンのギタリスト。音が好き。
HAYATOさんはライブミュージシャンってよりはコンポーザーなのかな。
そしてとにかくみんなよくしゃべる(笑)

ドラムさんとベースさんは脱退されたようで、現在はトリオ編成。しかし、ドラマーはMAKIさん、ベースはYOJIさんがサポートに入ってる。このドラムのMAKIさんが私が今一押しのメタルドラマー。とにかくすごいんだから(語彙力)
YOJIさんはマノウォー好きなのかな、メタラーって感じの方です(雑やな)

最後にメタル愛は勝つ

そしてその年の8月、新宿であるライブに単身むかってしまうくらいはまったのであった。ライブハウスなんてたぶん大学生ぶりだよ?いけんのか?おっさんだじょうぶか?と思いつつ。この辺はまた気が向いたら書こう。

そして、家で誰もいない時に、酒飲みながらメタルを聞いて、天を仰いでガッツポーズをするだけの音楽生活が終わったのであった。

本当にありがとう!Youtubeのサジェストさん、あなたがいなければ、この世界はなかった。

今の私にはライブ参戦という楽しみがあるのだ。ふふっ。

華麗荘厳なメロディーに酔いしれる
メロディアスアンドドラマティック、
叙情と哀愁
魂をえぐるスピードそして、麗らかな美声のシャワーを浴びろ
旋律の美彩、悲劇の涙 TEARS OF TRAGEDY

あーあ、やっちまったなぁ…



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