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IgA腎症の治療 | 定期検診(退院後49日目)

こんにちは、僕です。

IgA腎症の治療のため、入院して扁桃摘出&ステロイドパルス療法を行い、その退院から49日目。退院後初の定期検診でした。

正確に言うと、その間に眼科検診や耳鼻咽喉科への通院などを間に挟みましたが、腎臓内科での定期検診は退院後初めてです。

定期検診はどのようなことをやるかというと、血液検査&尿検査によって退院後の経過を見ること。厳密に言うとステロイドは隔日40mgで服用しているので、薬による治療は退院後も続いています。

病院に到着後、受付を済ませたら、まずは採血と尿検査を実施。この病院で受信するときはいつもこのパターンなので慣れっこです。

血液検査と尿検査の結果が出るまでに1時間ほどかかるので、診察室前の待合所でのんびり待機。診察室は一般内科から腎臓内科、呼吸器内科、消化器、内分泌といろいろあれど、すべて内科というくくりになっているので、これらのかにかかる患者さんはすべて同じスペースで待つ仕組みになってます。まさしく3密のなかにずっと身をおいていました。

待合所で待つこと1時間ほどで呼ばれます。主治医の先生とは久しぶりのご挨拶から。

血液検査と尿検査の結果

まずは血液検査と尿検査の結果の説明。項目は色々ありますが、IgA腎症に関わるの主な項目は尿蛋白補正値なので、この値を見てみると0.18 g/g・gCre という値。尿蛋白補正値の履歴を更新すると下記。

2020/03/27:0.82 g/g・gCre
2020/04/20:0.52 g/g・gCre
2020/05/18:1.05 g/g・gCre
2020/06/01:1.00 g/g・gCre
2020/07/06:0.67 g/g・gCre
2020/07/09:0.34 g/g・gCre
2020/07/13:0.31 g/g・gCre
2020/07/16:0.17 g/g・gCre
2020/07/20:0.12 g/g・gCre
2020/07/27:0.26 g/g・gCre
2020/09/14:0.18 g/g・gCre ← New

目標値は0.15 g/g・gCre未満なので、なかなか良い線まで下降してきているのがわかります。日によって高い低いはあるので、今後も長期的に見て行く必要はありますが、このくらいの数値であれば再発の可能性は低いそう。

また、クレアチニン値が0.9で推算糸球体濾過量(eGFR)は75.5だったので、日本腎臓学会が2012年に発表した「CKD診療ガイド2012」(下図)に照らし合わせると、今日現在の状態はグリーン寄りのイエローといったところでしょうか。

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また、今回は尿潜血の値も改善が見られ、(2+)~(3+)の間を行ったり来たりしていたところが(+)まで下がっていました。たまたまですかねぇ?と聞いてみましたが、治療の効果が出てきているのだとおっしゃってました。人によっては尿潜血は残ったままになるケースもあるそうですが、尿蛋白のほうが問題なので深く気にする必要はないそう。

IgA腎症の状態だけではなく、ステロイド性糖尿病が発症していないかも今回はチェック。ヘモグロビンA1c(NGSP値)という項目で判定するそうなのですが、下限4.9~上限6.0の範囲内である5.5という値でした。尿検査でも糖は(-)だったので、ステロイド製糖尿病は発症していないという判断。

ステロイドは減薬

ということで、検診の結果は良好なことから、隔日服用のステロイド(プレドニン)が 40mg/隔日 → 30mg/隔日 に減薬となりました。

ステロイドの影響で、不眠になったり精神不安定になったりが退院後も続いていたので、いくらか改善されると良いなと思っています。

退院後も体調異変があり、QOLがずっと低いまま

ステロイド以外では、一部の薬の種類を変更してもらいました。目的や効果効能は変わらずなのですが、入院時こそ気づけなかった異変が、退院後に顕著に感じるようになりまして、先生にお願いして一番疑わしいものを変えてもらいました。

いかんせんその異変は、退院後も今の今まで一向に改善が見られない上に、僕のQOL(Quality Of Life)を大幅削り続けてきており、メンタル的にも大変消耗をさせるものになってます。

この異変の原因を調べるべく、少し前に耳鼻咽喉科でも血液検査やら薬をもらって飲んでみたりしましたが、原因は分からずでした。その時の耳鼻咽喉科の先生や薬剤師さんの見立てでは、おそらく飲んでいる薬のどれかの副作用ではないかということだったので、今日まで自分なりに調べてみた中で一番怪しそうな薬をチェンジしてもらいました。

この仮説が外れた場合、おそらく一連の投薬が完了するまでこの症状に悩まされなければならなくなります…。できれば避けたい…。周りの人が思っている以上にこの症状はつらいです。メンタル保てない。

体重・血圧は退院後もほぼ変わらず

ステロイドは食欲亢進させるので、退院後の食生活はできるだけ野菜を取り入れるようにして体重は63kg前後を維持、塩分もできるだけ減塩を心がけた結果、起床時血圧も上が110~120mmHg、下が70~80mmHgの範囲を維持しています。なんとなく手のひらだけはずっとむくんでいる感じはありますが、たぶん気のせい。

今後の定期検診は地元のかかりつけ医へ

退院後もIgA腎症に関しては経過が良好なので、次回からはこれまでお世話になった総合病院ではなく、地元のかかりつけ医で経過を観察することになりました。

今後の経過を見るにせよ、総合病院である必要もなく、ステロイドも漸減投与(一定期間かけて少しずつ減薬)になるので、現時点で大きなリスクが想定されなければ、通いやすく、土曜日も診療してくれ、難病の医療費助成も対応してくれるかかりつけ医(クリニック)のほうが個人的にも負担が少なくて良いですしね。

現在はずっと在宅で仕事&外にほとんど出られないため、ストレスの解消が全くできなくてつらいですが、もう少しステロイドが減れば運動しても筋力がつけられるはずなので、あと2ヶ月くらいはがまんがまん・・・。

まだ向こう1年くらいはこの状況が続くのかなと思うと、先は長いなぁと思うのですが、色々なものになんとか潰されずに生きながらえていらればなと。

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