Rewarding good, Punishing evil.

”お仕事”がだんだん減っていき、お仕事をしている時間が相対的に減っていく時代がそこまで来ていると考えたときに、エンタメの多様化がどんどん進むのは容易に想像できます。というよりもうすでに多様化していますかね。

わかりやすいストーリーじゃヤダ

最近のエンタメ、特に映像にフォーカスを絞って考えてみると、勧善懲悪ストーリーが多いのがわかると思います

ストーリーに深みをもたせたい一心で複雑な構成にしてみたり、前情報が必要な映画は毛嫌いされている時代とも言えます。

しかし、映画やドラマが身近になった今、レビューサイトを見てみたりすると”昔ながら”の勧善懲悪ストーリーが受け入れられなくなりつつある兆候が見られる気がします。

複雑なストーリーを理解するキャパが残っていないし、単純明快なストーリーがスカッとする

というのも時間がない人達にはそこまで頭を使わずにキャラクターの複雑さをドンドンと省き、よりわかりやすい構成にしてみると、あまり複雑なバックグラウンドを理解せずとも映像そのものを楽しめるという面もあります。

これから先、もっと時間をこういったところに使えるようになると複雑でマニアだけがわかるような部分が堀だされ、共有され、さらに深いところまで推察をしたりが楽しくなってくるわけです。

一般的な楽しみ方とは違ったところに面白みを感じるのがだんだんと当たり前になり、それらを流用した新しい概念が生まれるかもしれません。

多様化するエンタメ業界、一つひとつの分野に使える時間が少ないのは否めませんが、だんだんとエンタメに使える時間が増えてきたの事実ですし、5年後、10年後にはエンタメの形や言葉の意味が少し変わっているかもしれませんね。


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