見出し画像

縦動画の可能性と開拓性

IGTVが出てから縦動画が一層注目されましたが最近はちょこっと下火?

先日よりとある企業さんのプロモーション映像で縦動画を制作しているのですが、クライアントさんと縦動画についていろいろ語らっているうちに、いろいろな発見があったのでシェア

意外とネットでは語られているかもしれませんがまあクライアントさんとの打ち合わせ時に出た案なのでご了承ください!

1カットにおける情報付加の増量可能性

駅のサイネージなどでも縦の映像は見るかもしれません。あれらを思い出していただくと、完全に縦のものって意外と少なくて、縦の中に横構図の動画と文字やイラストで補完情報が入っているケースがあると思います。

駅などの一瞬しか見られない広告などはこれがとても効果的で、文字に目が行く人、映像に目が行く人、イラストに目が行く人、それぞれに一瞬で限りなく均等にリーチすることができる素晴らしい構図

デメリットとしては情報過多でしっかり設計しないと結局何が伝えたいのかがわからなくなったり、ごちゃごちゃした印象になってしまうので制作側の工数は格段に増えます。

ただ上記の通り、少ない時間でより多くの情報と印象を与えられるので時間が限られている場合や接触回数勝負なものにもおすすめできるわけです。

デジタルネイティブ世代の基本情報取得構図

映像には様々な比率があります、映画や映像作品で多用される16:9、16:10、2.35:1やテレビ等で用いられる4:3などなど、それぞれの画面比率があります。よく言われるのが横構図は人間の視野に近いから馴染みやすい

ここについてクライアントさんとお話していたのですが、そもそも横の構図は対立関係を表したり、横への広がりなど空間を活かした表現がしやすい構図。そして何より我々世代が慣れ親しみ、映像といえば横構図となっている部分も馴染み深い一つの要因だと考えられます。

対して縦に関しては上下方向がメイン、これに関しては横に比べると表現の制約が多く感じられますが、実はそうではなく、絵画の肖像画や風景の縦の高さや広がり感など、一つひとつのカットやシーンを丁寧に作り込むことでより印象的で注視してもらいやすい構図になるとも考えられます。

縦に関しては我々の視野角に対して細い部分を注視する必要があるため、しっかりと注意を向けてもらえれば視野角に対して狭い領域に注意を向けてもらえるため、より集中してもらって物事を伝えられるとも仮設が立てられます。

なんて事を先日お話したクライアントさんとの会話を思い出しながら考えてみました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?