日本より簡単!セブでの初めてのお部屋探し。
セブに移住してきて2週間、今まではAirbnbに一時的に滞在してましたが、正式な住所がないと、いろいろな公的手続きに困るので、賃貸を契約してきました。日本より手続きがシンプルで簡単に契約できました!
コンドミニアムは家具付きですぐ生活できる
日本で言うところのマンションのようなもの。都市部では高層のものが多いです。一階にはロビーがあったり、セキュリティやコンシェルジュがいるところも多いので、安心して住むことができます。共有設備としてプールやジム、パーティルームなどが付いているようなものもあります。
またお部屋には家具家電が最初から備え付けられているので、契約したらすぐ生活を開始することができます。なのでお部屋探しの際は、備え付けのインテリアの好みが合うかも大きなポイント。
気になるコンドミニアムがあったらとりあえずアポ無しで突撃!
日本のお部屋探しの場合、SUUMOのような賃貸物件紹介サイトで検索して、気になる物件があれば不動産屋さんに問い合わせたり、内見申し込みしたりするという流れが一般的だと思います。
フィリピンにはいくつかのお部屋探しの方法があります。
日本と同様に物件紹介サイトを利用する
Facebook Marketplaceを使う
コンドミニアムに直接行く
私も上の3つの方法全て使いました。軽く使ってみた感想としてはそれぞれ以下の通り。
物件紹介サイト: たくさん掲載があるため、自分の条件に合った物件が見つかる可能性が高いが、契約情報がリアルタイムで反映されておらず、問い合わせてみたら、既に契約済みということがあった
Facebook Marketplace: オーナーが直接掲載しているためか、割安な物件が多い印象。間取りやサイズ、家賃などを最重視する場合はおすすめ。ただ掲載数は紹介サイトよりは劣る印象。
コンドミニアムに直接行く: 運が良ければすぐ内見できて、エージェントとも繋がれるため、効率的に部屋探しを進められる
自分の場合は、会社から徒歩圏内に住みたいという思いが強く(セブの渋滞はひどいので徒歩以外の通勤は結構しんどいと感じた)、住みたいエリアがかなり限られていたので、3番の方法が1番楽でした。とりあえず会社の近くのコンドミニアムを足で探して、”For Lease”みたいな看板があれば取り敢えず受付に突撃する形です。
運が良かったときはそのまま内見して、エージェントの方から公益費や光熱費、家賃の支払いほうといった細かい条件についても説明をしてもらうこともできたし、めっちゃ楽でした。最悪、すぐ内見できなかったとしても、受付の人にエージェントの番号を共有してもらえたので、そこから直接やり取りできたので良かったです。
内見時は事前にチェックポイントを用意すべし。
内見時は、実際に部屋の中身を見て設備を確認したり、エージェントに直接質問できたりする貴重な機会なので、チェックポイントを用意するのがおすすめです。
私が用意したのは以下の通りです。ぜひご参考にしてください。私は料理好きなので、キッチン関連の項目が多めです。
内見チェックリスト
部屋の平米数
ベッド、ソファの有無。ベッドのサイズ
スマートTVの有無
洗濯機の有無、有る場合は乾燥機能が使えるか。近くにランドリーサービスはあるか
キッチン家電の有無(冷蔵庫、電子レンジ、IHコンロ、電熱線コンロ、オーブン、炊飯器など)
キッチンツールの有無(フライパン、鍋、食器、カトラリーなど)
まな板を置けるスペースはどれだけあるか
エアコンは窓埋め込みタイプか
ホットシャワーの有無、シャワーカーテンか扉が閉まるタイプか
いつから入居可能か
家賃支払いは銀行振り込みに対応してるか、それとも小切手のみか
インターネット料金は含まれているか。含まれてない場合は自身で契約可能か
ジムとプールはあるか
停電時用の緊急発電機はあるか
Condo Dues(共益費)などの追加費用はあるか
その他、周辺環境も大事ですよね。私は以下の点を考慮しました。
周辺環境チェックリスト
職場(あるいは学校など)どの距離、交通機関の有無
最寄りのスーパーまでの距離、スーパーの品揃えや価格
最寄りのコンビニまでの距離
野菜や卵、フルーツなどの常温保存可能な食材を手に入れられる商店はあるか
カレンデリア(ローカル向けの大衆食堂)は近くにあるか
コワーキングスペースは近くにあるか
バスターミナルは近くにあるか
散歩や軽い運動に適した広場などがあるか
ちなみに内見時には、前の住居人がまだ住んでいる場合があります。契約時に分かったことですが、退去予定の借主は、退去前であっても内見に応じる義務があるようでした。私の場合は、ずっとふざけてるアメリカ人のおっちゃんの部屋を内見させてもらいました笑 明るい人だったので内見しやすかったです笑
賃貸契約も30分で完了!
部屋を借りる意思を固めたら、エージェントにその旨を伝えます。私の場合はWhatsAppで伝えたので、すぐに賃貸契約者が電子ファイルとして送られてきました。実際に契約する前に、ゆっくり契約書の内容をレビューする時間がもらえたのはめっちゃ良かったです!日本だと不動産屋の店舗で確認する場合が多いと思うので、どうしてもゆっくり確認するのは難しいですよね。ざっくり確認するだけで済ませてしまう人がほとんどではないでしょうか?しかももし契約書が英語だったらと考えるともうほとんど内容を信じてサインするしかなかったと思います。
事前にデータを送ってもらえたので、家で1時間以上かけてChatGPTに翻訳してもらいながら、しっかりとレビューすることができました。契約書に関して質問もエージェントにチャットすることですぐに回答をもらうことができました。人生で1番安心してサインできた賃貸契約かもしれません。
自分の契約書で特に気になった部分としては以下の通りです。実際にご自身で契約される方は見比べてもらうといいかもしれません。
借主は家賃2ヶ月分のセキュリティデポジットを支払う必要がある。
備え付けの備品を含めて、部屋に何かしらのダメージがあった場合は、デポジットから修理費用が引かれる。経年劣化に関しては貸主の負担になる。
契約期間を満了せずに解約する場合は、ペナルティとしてデポジットは返還されない。
契約満了の1ヶ月前に更新するかどうかを伝える必要あり。
契約の最後の2ヶ月間は、将来の貸主候補に内見を許可する義務あり。
ただ契約はオンラインで完結というわけにはいかないようで、オフィスに行って契約してきました。9ページの契約書4部の各ページにサインする必要があり、結構骨の折れる作業でした。日本のハンコ連打よりは個人的にはマシでした(ハンコ押すの苦手すぎる...)。契約書の内容を再度確認して、36回サインすれば契約完了です。30分程度で簡単でした。
契約開始日はかなり柔軟で2週間ほど先の日付を希望したら、すんなりと受け入れてくれました。日本ではこういった柔軟性は無いと思います。不動産屋さんの指定した日から契約して泣く泣く空家賃を払う羽目になった人も多いのでは無いでしょうか?
また契約開始希望日を日曜日で伝えていたのですが、その日はオフィスが空いてないので、金曜日に鍵を取りに来てくれないか?と言われました。2日分の空家賃を払うのは嫌だなと思ったのですが、追加の請求は無いとのこと。お客に優しすぎる。。
初期費用は銀行振込可能な場合も
初期費用に関しても日本より大変シンプルです。マジで日本の不動産屋見習え。火災保険料だ、クリーニング費用だ、鍵交換代だなどは一切ありません。家賃2ヶ月分のセキュリティデポジット(敷金のようなもの)と1ヶ月分の家賃のみです。めっちゃシンプル。これでいいのだよ。
ただ一点注意点としては、フィリピンの家賃の支払いは通常、PDC (Post Dated Check) と呼ばれる小切手で行われることが多いです。なかなか日本では馴染みがないですよね。小切手の発行は、現地の銀行口座がないとできないです。自分はまだ銀行口座がなかったため、銀行振り込み可能であることを確認してから契約しました。自分は2箇所ほどコンドミニアムを内見しましたが、そのどちらも銀行振込に対応していました。オーナーが海外在住の場合は、銀行振込に対応しているケースが多いということをエージェントから聞きました。
初期費用の支払いは、有名な海外送金サービスのWiseを使いました。手数料がほとんどかからなかったですし、アプリの操作感や、サポートの対応も素晴らしかったので、おすすめのサービスです。お金にまつわるサービスは信頼度が命ですからね。素晴らしい顧客体験でした。
最後に
総じて思ったよりもお部屋探しは簡単でスピーディにできました。フィリピンの公的手続きの煩雑さと対応の遅さに慣れ出していた自分にとっては、少し驚きでした。
この記事が面白かった、参考になったという方はぜひハートマークを押してください!モチベーションに繋がります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?