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共依存親子の問題【訂正・加筆編】

共依存親子の問題は表面化しにくい問題です。

学校も児童相談所も、ほぼ問題視しない、
一笑に伏されて相談にも乗って貰えない、
それが今の日本の共依存親子の問題です。

共依存親子の母親は、一見
『優しくて面倒見の良い子供思いの母親』に映ります。

身体的な虐待(ネグレクト含む)などよりも理解が少なく、子どもが助けを呼ぶことも困難な状況です。


また、モンスターペアレントならず、
共依存親子の親は、ヘリコプターペアレントとも呼ばれ、

常に子どもの上空で子どもを監視して、
子どもに都合が悪いことが起きそうになると介入してくることで、子どもを【見守る】ことを放棄しているとも言われています。

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共依存の親子の共通点。


◎母親(父親)以外の人間との関係が希薄になる。

◎母親(父親)と子ども以外の人間が近づくと故意にまたは善人を装おい、他人が近づくのを阻止する。

◎両親の仲が悪い

◎夫(または妻)と仲が悪い為、子どもが
それをカバーする役目になる。

◎母親が自らの考え方や思想を子どもに強要する(コントロール、支配)

◎母親は子どもの全てに関わることを愛情だと思っている。

◎子どもに反抗期がない。

◎大人の気持ちを読むことに長けた子どもは、
自分が先に他人の気持ちを読む為に人一倍他人の面倒をみようとする。
(いわゆる【良い子】が多い)



必要以上に密接するのが共依存親子の特徴です(過干渉)


子どもは幼い人間形成の段階から
親の価値観の中で育てられているため、

幼少期より成長した段階で共依存親子であることに気がつくことが多いことも特徴のひとつです。

過干渉→子どもをコントロールし支配する。

過保護→親が先回りをして子どもの世話をする(自主性の無視、子どもが自分に自信を持てなくなる)

どちらも似たようですが、過保護がエスカレートすると過干渉になります。


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共依存親子の問題点

●依存する親は子どもに対して甘やかす傾向が見られる(金銭的、精神的、生活面)

●依存する親がいる場合、子どもは居心地が良いので自立心が失われる。

●私(僕)がいないと、母親(父親)は生きていけない(自己犠牲)

●自分がいないと子どもは生きていけない(自己犠牲)

●母親(父親)を悲しませる自分は悪い子だ(自己否定・自己評価が低い)

●子どもが結婚しても生活に介入してくる等、
ともすれば離婚に繋がるようなことを続ける

●仕事を欠席する際に親が会社に連絡をする。

●職場と当人との話し合いの場に、親が介入してくる。

●子どもの幸福感が薄く自信がないために、何かを決めなければならないときに1人で決定することを避けようとする。

●子どもは異性同性に関わらず友達が少ない、
またはいない。
親はそれを問題視しない。

●子どもに共依存することは精神的な虐待であることを自覚していない。


●母親(父親)と離れることができない。
(経済的)

●離れようとしても、親や親戚や近所の人から反対される。

●結果、実家から家を出る際に身一つで出なければならない。


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常に親(母親または父親)に依存した子どもは、
成長すると精神的な病にかかる可能性が高くなり、

何かに依存しないと生きていけなくなる等の傾向があります。

親の共依存から脱出したい、でもできないと考える子どもが最後に考えるのが【死】です。

自分が死ねばこの関係から逃れられる。

あってはならないですが現実です。


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共依存親子から脱出するには


◯ 親が子どもから離れる努力をする。

◯子どもが親から精神的、身体的、生活的、経済的な自立をして離れる。



ここにも問題が潜んでいます。

子どもが成長し、共依存に気がついたときには、
年齢的な制限等があり希望する職業に就くことができにくくなる、

物件を借りる際、入院をする際に家族の連絡先を書かなければならないということです。

いくら、引っ越しをし、本籍を変え、
携帯電話の番号を変えても、

本当の意味で【逃げる】ことは不可能なのが現在の日本の実態です。


DVでの被害者が、一時的に避難するシェルターのような存在の必要性と就労支援も大切かと思います。

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共依存親子の親もまた、似た環境に育っていることが多く、子どもに対して同じことを繰り返しています(負の連鎖)

子どもにとって良いことだと認識している為にこの段階で親と話し合うのは危険です。

できれば、一番信用できる友達、恋人、伴侶などに相談して、自らの心を癒すこと、
自分も価値のある人間だという自信を持つことです。

親との関係を再構築する際は、

親の言うことを正面から受け止めず、
時には【流す】ことも必要になります。
共依存親子の子どもは【真面目】で親を悲しませることに敏感になっています。

その部分を癒してからの再構築をお勧めいたします。
可能ならば、信頼のできる友人、恋人、伴侶との同席が安全です。

身の危険を感じたら、絶対に逃げてください。
『子どもがいなくなるくらいなら、子どもを殺して自らも』と考える親がいるからです。

共依存親子とは無関係だった方には信じられないかもしれません。

最近の事件に見受けられるのが、

親が子どもを殺す、子どもが親を殺す事件です。

私は、ここに共依存親子の問題が潜んでいるように思えてなりません。

そして子どもは、ペットでも親の不仲による不安解消の対象ではありません。

親を大切にすることは理解できますが、
必要以上の密着が危険なのです。


子どもの一生は親が創るものではなく、
子が生きる喜びを見つけるものだと私は考えます。


子どもが初めて補助輪無しの自転車に乗るとき、
親は後ろ側を支えていますが、

子どもが知らず知らず自分だけで自転車を漕げるようになったら手を離します。

そのくらいの距離感が良いのかもしれません。

そして再びSOSのサインがあったときには助ける。


日本は儒教思想だからかと考えていましたが、
他の宗教でも似た傾向があることがわかり、この問題の根深さを痛感いたします。

そして、現在共依存親子で悩まれている方、
あなたの人生はあなたは自身が創り上げるものです。
自分はこうしたかった、
本当はこうなりたかった。
乗り越えた方はたくさんいます。
それが30代であれ、40代であれ、

遅いということはありません。
私もそのひとりでしたから。



共依存親子はこれからの親子問題としても、
もっと検証されていくべき事だと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。