見出し画像

【期間限定】なぜ摂食障害の人は高カロリーのものを食べたいのか

機能不全家族のことを書いたり、摂食障害の方のことを書いたりで申し訳ありません。

なぜか、このことを書かなければいけない気がしたので。

自分を振り返ってみても、過食症を繰り返していたときに食べていたものは、

恐ろしい程の高カロリーのものばかりを食べていました。

太るなー、とわかっていても、
スーパーへ行くと買うものは菓子パンだったり、
シュークリーム、クッキーだったりと計算するのも恐ろしい位の高カロリーのものばかりを食べていました。


それは何故か?


以前にも書いたように、ヒトの体は【生きる】ことを最優先します。


心臓を動かし、肝臓で解毒して余分な水分を排出する。

心臓を動かすのも肝臓を動かすのも脳が命令していることですが、

実際にそれらを動かすためには、ガソリンが必要なんです。


高ーい車を買ってもガソリン(電気自動車なら充電)をしなければ動かないのです。
人間も同じです。


添加物やその他の有害物質を分解する為だけに
動いた肝臓は、脂肪を燃焼させるチカラまで残っていません。

また、過食をしたあとに吐いた場合、
大量のインシュリンの分解までしなくてはなりません。

そこで脳は命令します。

『もっとガソリンが必要だからカロリーが高いものを』と。


お腹に脂肪がたくさんあっても、それを燃焼させるエネルギーが残っていないのです。


仕事でも優先順位があるように、ヒトの体の中でも優先順位があるのです。

これが『何故、摂食障害の人は高カロリーなものを食べたいのか』の答えです。


ちなみにそこで、SONOKO式の食事を始めると、
まず最初の1週間は本人も驚くほど尿の量が多くなります。

今迄滞っていたリンパからの余分な水分や脂肪球からの排水が始まります。
(太っている方の脂肪細胞は、水分で大きく膨らんでいます)

この時期は便秘になる方が多いので痩せたという
実感はないと思います。

便秘は人にもよりますが、数週間で改善されていきます。
(便秘改善については後日追記いたします)

お米に水を入れて炊いたご飯と菓子パンでは、消化する過程が変わります。

ご飯→エネルギーを速やかに各機能へ廻して炭酸ガスと水に変わる(尿とオナラに変わる。一部は大便へ)

菓子パン→脂肪を分解、炭水化物を分解、糖類を分解、添加物を分解→解毒が終わったら消化吸収、排出

生きることを優先させるには、体に有害なものからの分解から始まるため、

脂肪を分解できずに蓄積してしまいます。

SONOKO式の食事は一生続くわけではありません。

体がきちんと働けるようになり、摂食障害が治ったら普通の食事に戻せます。

過食嘔吐にかけているお金をちょっとだけSONOKO式に替えるだけです。

摂食障害が収まると不思議と高カロリーのものを欲しなくなります。

疲れたとき、たくさん体力を使ったとき、頭を酷使したときに甘いものを食べたくなる程度です。

女性なら、きちんと胸がありウエストがくびれていてお尻もちゃんとあるのが内臓がしっかりと働いている体です。

故その子先生は『お尻を触ると内臓がきちんと働いているかどうかが解る』と仰っていました。

今日が一番若い日です。

どうぞご自身の体も愛してあげてください。

本日もお読みくださり、ありがとうございました。