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撮る/矢吹正道

はじめに

アキレス腱断裂の怪我から復帰に向けて練習を重ねている矢吹さん。試合は来年1月に決まっているとか。

心が強くないとモチベーションを保って乗り越えることはできないと思う。怪我から復帰に向けて頑張っている全てのアスリートには尊敬しかない。

ここからは、矢吹さんが怪我をする前に撮影でお邪魔させていただいたときの話。


緑ボクシングジムへ

緑ボクシングジムは名古屋市緑区にあり、最寄りは有松駅。有松絞り(浴衣・手ぬぐいなど)が有名で、駅からジムへ行く道は江戸情緒あふれる町並みで映えスポット。

スマホ撮りで映えを確かめる。いい感じだ。

江戸の町並みを途中曲がって別の道に入るのだが、ここから登り坂の戦国へ。緑ボクシングジムは勾配キツめの長い坂を登ったところにあり、先へ行くと織田信長と今川義元が戦った桶狭間の古戦場がある。戦国時代が好きならこの登り坂も楽しいものになるかも。


撮影1

ジム内だと構図も似たようなものになりがちなので、坂ダッシュの様子を撮影させてもらった。

矢吹さんの長男も坂ダッシュするとのことで一緒に向かったのだが、そこまでが登り坂。日々の運動不足がたたり、前を行く二人に追いつかない。私のためにゆっくり進んでいるというのに(というかほぼ歩いてくれている)。時折振り返って私の様子を心配そうに見守る二人の姿がそっくりで、何というかほっこり。

そして坂ダッシュ開始。
さっきまでのほっこりが嘘のように、二人とも自分に厳しく追い込む。

絞り値:f4.5 シャッタースピード:1/640 
勾配の様子がよく分かるような構図にした。
父親の背中を追いかける息子の姿も入れた。


撮影2

ジムワークの撮影。どこのジムでもそうだが、室内なので撮影に適する照明の明るさは期待しないほうがよい。
まずはフラッシュを使わず、ジムの雰囲気をそのまま生かして撮影してみた。矢吹さんはボクサーとしていい感じの雰囲気を纏っているので、背景に馴染みつつも負けない存在感。(私の語彙力が足りない…)

夕方。窓から光が入っている。↑
絞り値:f3.2 シャッタースピード:1/250

夜。室内照明のみ。 ↓ 


ミットはタキザワジムの滝澤会長が持っていた。私が撮影しているのが分かると、矢吹さんの写りが良くなる場所にさりげなく移動するという撮影対応高スキルを披露。撮りやすい!
とは言っても二人がスピードを落すことはないので、そこは勘でカバーして撮影。パンチのスピードが全然落ちないし、どうなってんだよスタミナ!と心の中で叫びながら。
絞り値:f3.2 シャッタースピード:1/500

この日は他ジムのボクサーとスパーもあり、様々な練習メニューを撮影できた。私のインスタグラムには、ここで紹介した写真の他にスパーの写真などを掲載しているので見ていただけると嬉しい。


撮影を終えて

もう少し矢吹正道というボクサーに寄っていくと撮れるものが変わってくるのかなと思う。この辺りは感覚の話になるので上手く表現できないが。
試合中はたくさんシャッターを押したくなる華のあるボクサー。またリングサイドで撮れたらな。いや、撮りたい。




矢吹さん、松尾会長はじめ緑ボクシングジムの皆さん、滝澤会長、ありがとうございました。矢吹家長男くんもお話ししてくれてありがとう。





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