見出し画像

万年筆初心者が「LAMY safari」を買った②コンバーターに悪戦苦闘

▼前回。

初心者はコンバーターにインクを入れるだけで一苦労

念願だったLAMY safariとコンバーターを手に入れたので、早速ダイアミンのインクを入れようとしたのだが、なぜかインクが上がってこない。ちゃんとピストンを下げてから捻ってるのに…。
どうしても無理なので夫に助太刀を頼んだが、やはり思うように吸入されず、藁にも縋る思いでYouTubeを開いた。そして、答えを見つけた。

私はピストンを一番下まで下げてから上に引き上げていたのだが、正解は「ペン先を瓶につけたまま、何度も上下する」だった。何度も、というところがポイントだ。説明書を確認してみると、確かに

③ペン先をインク瓶に入れ、つまみ部分を回し、ピストンを上下させて吸入します。

LAMY 付属保証書より

とある。だが、そんなに何度もやるとは思っていなかったのだ。
そのうちインクが上がってきて、初期不良を掴んだのかとめそめそしていた私は拍子抜けした。私も夫も、ピストンを下げた分だけインクは吸い込まれるものだろうと思っていたのだ。

そんなこんなで、なんとかインクを入れることに成功したのだった。

ところで…手がインクでどろどろになったのだが、こんなものなのだろうか? 毎度毎度、コンバータを使うたびにこんなにインクまみれになるのかと思うと、若干使うのが億劫になりそうで…。慣れるまでの辛抱だと思いたい。そして次回は、使い捨てのポリ袋を用意しておこうと思った。

safari(F)の書き心地&紙でこんなに変わるんだ

既に使用していたkakuno(F)との比較になるが、本体サイズはkakunoより少し細めで少し長い。大きな黒のクリップ部分と、表面のざらざらした触り心地がとても好みだ。色もテラレッドで……

話すと長くなりそうなので、見た目の可愛さについてはここで止めておく。

書いてみた感想は「サラサラしてる!」だった。kakunoが「カリカリ」ならsafariは「サラサラ」。同じ細字を選んだのでそこまで大した差ではないのだが、若干safariが中字寄りで、価格相応(kakuno3本分)の書き心地はしっかりと感じられた。3000円の筆記具を使うのはこれが初めてだ。普通のsafariならばそこまで値は張らないが、テラレッドという色が(以下略)

驚きは続く。

万年筆用にノートを一冊購入していたのだが、持っていたダイソーのメモ帳と書き比べてみたら、書いた字の太さがまったく違ったのだ。

そんなことある?

本当に本当に驚いた。今まで万年筆に馴染みがなかったので、同じペンで書いているのにこんなにも太さが変わるということを知らなかった。いい紙に書けばインクが滲まず、綺麗に書けるということだろう。
これに気づいてしまったせいで、ノートを二冊追加で購入してしまったのだが、それついてはまたいづれ。気が向いたら。

【おまけ】kakunoとsafariの共通点:握りやすい!

左がsafari、右がkakuno

写真を見てもらえればわかるだろう。持ち手がおにぎり型になっていて、とても握りやすい。万年筆を使い出してからペンの持ち方を矯正しているのだが、どちらも役に立ってくれている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?