『エアコン』#85

3月も半ばになり気温もじわじわと上がってきている。最高気温が20度前後になり、それは4月中旬だとか下旬だとか言われるので標準ではないようだが、暖かくなってきた。それに伴って、外出先の屋内では空調の働かせ方が変わってきた。
カフェの天井からそそぐ空気が顔に当たるようになって、その空気には温かさより冷気を帯びたように感じる。単に空気を送り込む送風運転になったのだろう。私としては、室内を暑く感じがちなので気持ちいい。
屋内外の境界に扉のない場所や仕切りが弱い場所では、暖房を効かせた屋内を屋外の冷気から守るためのエアカーテン(出入り口の天井から下方向に空気を強く吹き出しているアレ)が使われるが、ここ最近はその剛風を受けない。少なくとも日中はそう。屋内外の空気は出入り口で平衡状態にある。
そして、冬の期間に最も恩恵を受けていたと思うのが、電車内の暖房と車内座席の暖房だ。疲れていなければカバンを上げ下げするのが面倒だから座らない、そうでなければ空いているなら座ろうかな、そんな感じの私だが冬には出来るだけ座る。ここ数年で猛烈に足先が冷えるようになって以来、寒い外を歩いてから電車で立ちぼうけするのが大変つらい。指先に感覚がない(外の寒さによらない)ため、バランスよく立とうにも母指球と外足部とカカトにしか体重をかけられなくて不安定なのだ。そのため座席に座れば転ぶ怖さを減らせるのと、何より、座席が温かい電車が多いのが助かることで、腰を温められると体全体に温かさが行き渡る。頭までも、足までも、染み渡るような温かさがとてもありがたい。それと、席下からふくらはぎに温風をくれる座席、あれもすごく嬉しい。暖房を空間に対して下から効かせるのはそもそもの道理ではあるが、空間にも人体にも良くて一石二鳥。そんな電車内でも今は、送風なのか、換気なのか、そよそよと天井から風が出るや出んや、気温は外とおおよそ変わらない。
この時期、室内では「ものすごい目が痒くなってくしゃみが出やすい場所」か「落ち着いて呼吸ができる場所」かの二つ、二者現れる。いつからか花粉症にかかってしまって以来、とにかく目頭のゴマみたいなところが痒くなるようになってしまった。一番ひどいのは残念ながら自分の部屋なのだが、屋外はもちろん、電車内も厳しい。電車の広告では各メーカーの空気清浄機や、機能付き空調機が盛んにアピールされている。それを眺めるこの空間にこそ欲しいなとつくづく思うのだが、いつか、電車内が安息の地となる日が来るだろうか。この、人体に入ったり空気清浄機で捕らえられた花粉の量はいったいどれほどのものなのだろう、何かに有効活用できないのだろうかと思うが「せっかくだからどんどん受粉」されてもそれは弱る。活用法が思いつかない。
何かウンチクを述べたかったわけではない。ただ、空気を調和・調整する機械は、暑い寒いに対する働きだけでなく四季通じて働いてくれているのだな、と感心したところ。なお、実家の壁についてる彼・彼女は夏の暑さが酷い約10日くらいだけ口を開き、350日以上だんまり決め込む。もっと話せたらと思うのだが、なにぶん指名料が高いのが苦しいところ。

#エアコン #180313

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