今は悪い波がきている、良い波がくるまで待とう。
もう少し待てば、きっと良い波がくるはず。

聞いたことがあるようなフレーズではないでしょうか。

あなたは、博打されますか?

例えば、サイコロを10回振るとして、8回連続で奇数の目が出ています。
そんな状況の時、あなたは何を思いますか。

奇数がこれだけ続いているから、この次も奇数かな。
いやいや、奇数がこれだけ続いているから、そろそろ偶数だろう。

流れ。を読もうとして、いろいろと考えるかと思います。

はい。この考え方、数学的には完全な間違いです。
次出る目は、奇数偶数、確率はそれぞれ50%です。流れなどというものは、ありません。

今までの出た目を分析して、いくら考えても、その確率は変わりません。

ここから、さらにサイコロを10回振るとしても、次出る目の奇数偶数の確率は、50:50です。

この考え方、わかりますか?

つまり過去は、まったく次の目には影響を与えないということです。

過去、現在、未来と時間軸がありますが、私達ができることは、現在にしかないということ。
過去にも、未来にもない。只々、今に在る。

さて、上記のエピソードは、孫正義さんが、とある場でお話されていた内容です。
大分、意訳してしまっておりますが。

孫さんが、現在をどう捉え、現在をどう扱い、どう行動しているか。
そんなことを感じられるお話かと思います。
縦横斜め、前後ろ、上下。いろいろな角度から考えれば考えるほど深みがあるお話です。

「目は前についている。後ろにはついていないんだよ。」
私の大好きな映画のひとつである「いまを生きる(邦題)」を思い出しました。

今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。多謝