唯一大切にしてくれた人-毒親のお話

私のことをじいちゃんだけは大切にしてくれた。私が3歳半ぐらいのときに癌で死んでしもたけど。

カウンセラーの先生みたいにずっとおんなじ目線で付き合ってくれた。かわいいかわいいしてくれて、タクシーの運転手さんだったからタクシーにも乗せてくれたし、なぜか大型の免許も持ってて、おっきな車にも乗せてくれた。ピクサーとディズニーの映画を私の言うとおりに何度もビデオを巻き戻ししてくれて、何度でも見せてくれた

じいちゃんはママの本当お父さんじゃないねん。ママの本当のお父さんは部落の人でばあちゃんとママに暴力振るってたから、ばあちゃんが大阪までママを連れて逃げたんやって。

じいちゃんは私のことを大切にしてくれたし、パチンコや色んなものにお金を使い果たすばあちゃんに給料渡さなかったって。

ママはおバカさんやな。自分に暴力を振るってた本当のお父さんそっくりになって、ばあちゃんにも暴力振るって。

ばあちゃんは元旦那や自分の娘に暴力振るわれてどんな気持ちなんやろうな。

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