普通じゃない私の正体

小さい頃から私には"発作"があった

ふとした瞬間に、悲しい気持ちでいっぱいになって泣きたくなる。友達といても家族といても、それは急に襲ってきた。

そのことを私は"発作"と名付けた
しばらくしていれば収まるし、毎日起こるわけではないから。

発作に襲われていると
「友達の~ちゃんは"発作"なんてきっと無いよね。こんなのどうってことない。隠しとかなきゃ」って思った。

体のどこも悪くないのにきっと笑われるって。



私にはもう1つ、周りと違うところがあった。

それは架空の家族と四六時中過ごしていること。
私は生活のほとんどをその人たちと過ごしていた


こっちの世界で生きているけど、私の頭の中のほとんどはあっち。

お兄ちゃんやお父さんのことをよく想像した
その人たちはいつも私のことを守ってくれて、何が起こっても私のところへ飛んできてくれた。

授業中や布団の中で目をつぶっている瞬間に私は満たされていた。

こんな異常なこと早くやめよう。こんなの周りに知られたら恥ずかしい子だって思われる。
こんなことをしてずっと生きていけるはずがない。

私はそのことを本気で真剣に悩んで何度もやめようとした。でも、どうしても出来なかった。

なぜか、これは大学で寮に入った途端にすぐやめられた。

なんで?あんなにやめようと思ってやめられなかったのに。

でも、とりあえずやめられて私は安心した。
"普通になれる"って。



高校生のときに、あまりの"発作"に過呼吸になった。急に悲しい気分に襲われて、息ができなくなった。

そこから強迫性障害になり食事が出来なくなり、寮に入るまで半年間、精神科に通院した。


よく、いわゆるダメ男と付き合った。
はじめてセックスした人は、5つ年上で、私のことを殴ったり、髪を引っ張ったり、酷いことをたくさん言ってきた。

その後の人たちはDVとまではいかなかったけど、ろくな人たちじゃなかった。

でもその人たちとずっと一緒にいたくてたまらなかった。


今まで書いてきたことぜーんぶ、私は無視して生きてきた。早く排除しなければ、無かったことにしなければ治さなきゃって




そして7月のおさーんのカウンセリングがあった。

おさーん「どうしてそんな人たちと一緒になってしまうんやろな」

私「とにかく一緒に居たかった」

おさーん「その人たちといて、何かが満たされてたわけやろ?」

どうしてもわからなかった。愛されたい?認めてほしい?どれでもない。

おさーんが何度も「帰納法的に考えてみ」って言ってくれたけど、全然わからなかった

おさーん
「俺が思うに、"寂しかった"んやと思うで」


私の頭の中は
うーん、ちょっとちゃうかな(笑)とかだったけど
「そう。」って声が震えて裏返ってしもた

あまりにも核心をついてて、誤魔化しようがなかったから。

表面上は否定しようとしてたけど、しきれなかったって感じかな。


なぜ他の子とは違う発作が私にあったのか

なぜ私に架空の家族がどうしても必要だったのか

なぜその家族は寮に入った途端に消えたのか

なぜ精神科に通うことになったのか

なぜDVされても、傷つけられてもその人と一緒にいたくて仕方がなくなるのか

なぜおさーんに子ども扱いされると涙が止まらなくなるのか

全部に辻褄があった


私の人生で起こってきた、私が普通とは違うから無かったことにしてきたこと全部に辻褄があった

私はこんな異常な人間だからどうしようもない。このいびつな部分隠そう。無かったことにして生きようって

無かったことになんてしなくても
全部意味があった。


ただ「寂しかった」


おさーんは私によく問題を出すけど
今回初めて、おさーんに「考えてみ」っていわれて自分で解けなかった

だってその問題は私が人生で何千回と悩んでわからんかったから


私は21歳にして初めて、自分について知った。

発作の名前は「寂しい」だった。

寂しくて、寂しくて仕方がなかった。架空の家族を作ってまで、DVをされてまで、それを埋めようとした。

ずっとずっと寂しかった

なぜなら"親に見放されてきた"から
"親に愛されなかった"から



21年間考えても考えてもわからなかった「自分」をおさーんは見つけ出してくれた。

同時に私は本当に欲しいものも見つけた


異常で周りと同化することが精一杯で、寂しさを永遠に我慢して生きることが、異常な私の人生なんだって思ってた

だからおさーんに依頼したときも「同化」することが目的だった

こんなクソ男につかまったり、メンヘラになってしまうのをどうにかしてくださいって。異常なのを治して、普通にしてくださいって。


私の異常な部分には全部意味があった。

汚くて、醜くて、異常で、ぐちゃぐちゃで、ぼんやりとした不可解な私が、おさーんのおかげでようやく形を現した

私は異常なんかじゃなかった。知られたらあかん存在なんかじゃなかった。


寂しい女の子だった

おさーんと寂しい女の子と出会えたことが、きっと私の人生をこれから大きく変える

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートして頂けると、これからも頑張って生きていけます。

読んでいただけて光栄です
9

らぶ

解離性人格障害のママが支配する家で育ちました。 18歳のときに児相の保護されました。現在は、毒親たちと連絡を断って、精神的、経済的に自立できてます。東京で大学生やってます。 Twitter→https://twitter.com/look_at_note?s=09

何度でも見返したい私の記事

1つ のマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。