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入団発表からわずか2日後!福岡J・アンクラスに加わった綿貫心華選手の素顔に迫る

9月26日、なでしこリーグ2部、福岡J・アンクラスに新たな選手が加わった。
綿貫心華(わたぬき・このか)。福岡県出身で筑陽学園高校を卒業後、吉備国際大学(岡山県)でサッカーをしていた19歳は、なぜこのタイミングで福岡へと戻り、地元クラブの一員となったのか。
人となりを知りたかったこともあり、入団発表から2日後、取材を実施した。

サッカーに関する質問

ー吉備国際大学に通われていたなか、地元のアンクラスに入団した経緯を教えてください。
「支えてくれている家族に恩返ししたいというのが、1つの理由です。また、吉備国際大学でサッカーをやっていて、自分のなかでより上を目指したいという気持ちが大きくなり、アンクラスでのサッカーを選びました。
サッカー一途の生活で、福岡の選手として1番になりたいという気持ちがもっとも大きな理由です」

ー筑陽学園を卒業後、吉備国際大学に進まれました。その頃は、アンクラスにどういった印象を持っていましたか?
「なでしこリーグで(アンクラスが)吉備国際大学と対戦していて、その試合の動画をYouTubeで見ていました。一人ひとりの勝ちたいという気持ちがパス回しなどに表れていて、見ていて気持ちがすごく伝わる試合で、かっこいいなと思っていました」

アンクラスには、吉備国際大学出身の選手が多い。成合瞳、岡未沙子、小山莉奈、長部汐莉と4人を数える。だが、綿貫は先輩方と繋がりがあったわけではないそう。

ーアンクラスの練習に参加してみて、チームの雰囲気はどう感じましたか?
「先輩たちが凄く優しくて、自分が思っているプレーもいっぱいできています。監督もコーチも、みんな優しく接してくれます」

ー得意なポジションや、こういったプレーを見てほしいという部分を教えてください。
「ポジションはミッドフィルダーで、今はボランチやっているんですけれど、もともとはサイドハーフをやっていました。ドリブルと、裏への抜け出しを見てほしいです。スピードや左サイドからのカットインにも自信があります」

ー反対に、課題と感じている部分はありますか?
「左足がちょっと苦手なので、左足でのロングシュートなど左足でのプレーを磨いていきたいです」

ー今期は残り3試合ですけれど、どういった部分でチームに貢献したいですか?
「入ったばかりでなでしこリーグへの登録はできない状態なんですけれど、メンバーに選ばれた選手たちのサポートだったり、支えになる行動だったりを、日頃の練習や練習外でもやっていきたいなと思っています」

筑陽学園高校時代の綿貫選手

パーソナルな質問

ー心華(このか)というのは珍しい名前ですが、どういった意味が込められているのでしょうか。
「4人兄妹で、3人の兄も含めて兄妹全員、最初の文字に『こ』が付くんです。多分それが最初の文字の理由だと思いますけれど、名前の由来は聞いたことがありません」

ー福岡出身で再び地元に戻ってきましたが、福岡のどういったところが好きですか?
「食べ物が美味しいところです。福岡の食べ物のなかでも、もつ鍋が1番美味しいです」

ーご自身では、自分のことをどういった性格だと思っていますか?
「すごく負けず嫌いです。あとは人見知りだけれど、心を開いたら凄くうるさい、みたいな感じです」

ー好きな音楽・アーティストを教えてください。
「洋楽をいっぱい聞きます。アーティストやジャンルはいろいろですが、洋楽が好きです」

ー趣味を教えてください。
「趣味はドライブです。(ドライブで行く好きな場所は)まだ2回ぐらいしか行ったことないんですけれど、糸島が好きです。結構食べるほうなので、いろいろなお店に寄ります」

また、最近は現在地上波で放映中の、呪術廻戦のアニメにハマっているそう。

ー最後に、将来的なサッカー選手としての目標を教えてください。
「自分の中での目標を達成できるように、日々努力していきます。目標としてはサッカーでいうと、まずベンチ入りすること。そして、アンクラスでの環境に慣れていくこともそうですし、スポンサーやサポートしてくれている方々に、サッカーで恩返しできるような選手になりたいというのが目標です」

人見知りとはいうものの、19歳とは思えないほどしっかりと回答してくれた綿貫心華選手。150cmと女子選手のなかでも小柄だが、武器にもなり得るのがサッカーの良いところ。自慢のドリブルとスピードで、ピッチを切り裂く姿を期待したい。

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