見出し画像

深呼吸したくて、秋のひとりハイキング

時々無性に、野山を歩きたくなる。

秋生まれなのもあって、今くらいの気候が大、大、大好きだ。
最高気温20℃前後の晴天。長袖一枚で過ごせる、心地よい気候。
家の中にいるなんてもったいない。
普段娘と行くような公園では物足りない。人が多すぎる。
もっともっと広大な自然に飛び込んで、自分も自然の一部になりたい。

そんな欲求が突発的に湧いてくる。うずうず。


昔からフットワークは軽い方。
今回は、「埼玉 ハイキング 日帰り」で検索して見つけた手頃な山にした。
※私は車の免許を持っていないので、電車で行けることが大前提


山といっても標高200mくらいで、大人の足で20分くらいで登頂できるらしい。ベテランの人からしたらそんなん登山のうちに入らんわ!と怒られそうなレベル。なのでタイトルも「ハイキング」にしました…


登り始めて5分で、明日は筋肉痛だなと悟る軟弱者
本当に20分で着いた

事前に調べていた通り、わりと難なく登頂できた。うむ。
小学生の遠足のコースにもなるらしい。
山頂でレジャーシートを広げて、お弁当を楽しんでいる親子連れもいた。


天覧山の隣?にもうひとつ、多峯主山(とのすやま)という山がある。
もし、体力に余裕がありそうならそっちにも挑戦しようと考えていた。
天覧山山頂に着いたのが11時前で、昼食にはまだ少し早いな…と思った。


11:05 多峯主山に向けて出発


このあたりで、山歩きに慣れてそうなおじさまおばさまたちが、「熊よけの鈴」をぶらさげて、ちりんちりん鳴らしながら歩いていらっしゃることに気づいた。
そうそう、今、人が住んでる町まで熊が降りてきて、被害出てるらしいな…Yahooニュースで見たわ…

そこまで考えを巡らせ、気づいた。
そう、今、私がいるのは町ではなく、


絶好の行楽日和だったので登山者もたくさんいたけれど、歩くスピードや休憩のタイミングによっては、前にも後ろにも誰もおらず、完全にひとりきりで歩く時間もあった。

ひとり最高ーーー!
誰も来なーーーい!
これよこれーーー私が求めていたものはぁぁーーーーー!!

などと解放感が天元突破して、思う存分深呼吸していたのだけど、熊のことを思い出した瞬間に、うわ1人怖い…誰か…誰かおらんの…と途端に不安になり、すごく矛盾した感情に挟まれて黙々と歩き続けた。冒頭で「自然の一部になりたい」って言ってたん誰や。ひのきのぼうとおなべのふたの最弱装備でフィールドに出ちゃった時の気持ち。


こわい
階段フェチにはたまんねぇ感じか?(きつい)
上にいる男性は「スズメバチ注意!」の張り紙を見ている
ラスト10分この傾斜マジできつい
11:48 登頂!!!!!
富士山も見えるらしいけどよくわからなかった



途中で小学生低学年くらいの子どもを連れて登山している家族を何組か見かけたけど、しんどいとか足が痛いとか言わないのだろうか。うちの5歳児を山歩きに連れていったとしたら、10分もしないうちに疲れた〜歩きたくない〜と文句を言う姿しか想像できない。いったい何歳からアウトドアの英才教育を施しているのだろう。
天覧山に登る途中で一度、生後半年くらいのアカチャンを抱っこ紐にインしてトレランしているお父さんとすれ違ったんだけど、ああいうことなのか。猛者すぎる。令和のトレーニングスタイル。

娘がもうちょっと体力がついたら、いつか家族3人でハイキングしたいな。
小学生になったら、遠足もあるだろうしな。
などと考えながら、山頂でおにぎりをみっつ食べた。



さて?
運動して汗をかいて気持ちよく疲労した後にやることといえば?
そう、ビール……風呂や!!

下山していったん飯能駅方面に戻り、バスに40分ほど揺られて、温泉に向かった。



かいては乾き、またかいては乾いた汗を流し、一日酷使した脚をやさしくもみほぐした。至福!!
疲れたからこそ、この心地よさも感じられる。
露天風呂はいい感じに若干ぬるめだった。秋晴れの空を眺めて永遠にぼんやりしていられる。
あ~帰りたくないな。帰るけど。


一日の総歩数、約19,000歩!!
お疲れっしたーーーーー
(ビールは帰宅後に飲んだ)


たい焼き




この記事が参加している募集

アウトドアをたのしむ

サポートするのかい?サポートしないのかい?どっちなんだい? する!!パワ――――――――――――――――――――