平気じゃない
笑えない　悲しい　辛い
これが今の私の気持ち。

いつから自分に仮面をかぶることが上手くなったんだろう。
本当の自分の感情を自分で認識するのも大変
どれが本当の自分か分からない
気づくのに時間がかかる。
でも仮面から時々素顔が覗く。
泣いている。

彼との別れ話中
泣くと相手を困らせるから
相手が迷惑ってわかるから
だから仮面をかぶって笑っている？
いや違う。
私が現実を受け止めたくないからだ。
私が別れたくないからだ。
悲しい気持ちを表現したら別れを認めたことになる。受け止めたくない。悲しい気持ちを感じたくない。認めたくない。ずっと幸せでいたい。

いつまでも相手と楽しく笑っていたい。


でも、これはただの理想で、ブロッキングだ。
気にしないふり、平気なふり、笑顔。
自分に嘘つくのが上手いあかりちゃんの得意技だ。
別れ話中もその後も、少し泣くことはあったけど、基本的に、私は彼の前で笑っていた。
強がっていた。
平気なふりしてた。
『今笑ってるけど、本当は今辛い思いさせてるかもしれない。させてる。(あかりは)自分に嘘つくの上手いから』
彼に言われた。
『そんなことない。スッキリしてる』
私は言われてすぐには、自分の感情を、感じられていなかった。
彼は、私より先に私の気持ちを見抜いていた。

彼は彼自身にまっすぐだから私の気持ちも分かったのかな。
彼の言うとおりである。
表面上では笑っていても、私の心は目がパンパンの大泣き洪水状態だったと思う。
彼には我慢しないで泣きなとか言ってるくせに私が我慢していた。
強がっていたなあ。

私は感情に制限をかけるのが上手い。
それを続けたせいでいつのまにか、制限をかけていることにも気づけなくなっていた。
笑顔→泣くも感情解放のステップ。
でも泣くだけじゃ、全ての解放とはいかない。
泣く時はシクシクが多い。
心の中で私は声をあげて泣いている。
今朝、そのことに気づいた。

人の目を気にせず声を上げて泣きたい。
みっともないくらいに。

それくらい自分に素直でいたい。

当分の私の課題は感情にそのまま従った表情でいること。自分の気持ちを笑って誤魔化さないこと。不必要に笑わないこと。

悲しい感情も辛い感情も、楽しい感情嬉しい感情と同じくらい大切で、
泣くことは本来、笑うことと同じくらい素直に表に出していい感情。感じていい受け取っていい大切な私の感情である。

つらい。無理。悲しい。
でもこの経験は相手がいないとできない経験。
ポケモンは負けたら経験値もらえないけど、人間は経験値もらえる。
辛いことも幸せなこともたくさん経験した方が絶対にいい。絶対にプラスになる。

彼がいなかったら、本当の心の奥の自分の気持ちを見に行くことはなかったし、自分にどんな癖があるのかも認識できなかった。

彼の、不器用なりにまっすぐに自分と、相手と。向き合おうとするところが好きだった。大好きだった。

彼には感謝している。一緒に過ごせて幸せだった。
身近な人から大切にされる。
その感覚を教えてくれた人。

本当は別れたくない。しんどい。つらい。悲しい。
自分から湧き出てくる感情は、自分の中で感じていい感情。受け取っていい感情。大切な感情。時間はかかるかもしれないけど、自分の中で少しずつ整理していきたい。

いつか、穏やかにこの出来事を思い出せる日が来ることを願って。

私と真摯に向き合ってくれた彼への敬意と感謝を込めて。

最後まで読んでくれて、ありがとう。

今は辛いけど、彼にも私にも幸せな未来は絶対に来る。
彼との出会いに感謝をして、
私はこっそりひっそりこの記事を書き終えます。