ムビナナに、アイドリッシュセブンにありがとうを。

5月20日から開催されていた、『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』が、9月28日を持って千秋楽を迎えた。


初めて劇場に足を運んだ6月17日。
あの日から千秋楽までの103日間、本当に充実した楽しい時間を過ごすことが出来た。

私の人生に"アイドリッシュセブン"という新たな彩りを加えてくれたムビナナというコンテンツへの感謝と賛辞を、この場を借りて述べさせてほしい。



実の所、ムビナナの存在は今年の1月、情報解禁のタイミングから知っていた。仲のいい友人からアイナナの話は数年前からずっと聞いていたので、友人のツイートからアニメの映画やるのか…(アプリが本編ということすら知らなかった)くらいに思っていた。この頃はまさか自分が足を運ぶことになるとは全く思っていないけど。



私は物心ついた頃からアイドルが好きだった。
初めてお小遣いを貯めて買ったCDも、初めてのコンサートも、前乗りして行った遠征も、グッズを買うために8時間物販に並んだことも全部大好きなアイドルと自分との忘れられない思い出だった。


4年前、私が人生の半分の年数を捧げて応援しているアイドルグループが活動休止を発表した。分かっていたけれど、我々が応援しているアイドルは永遠では無いことを痛いほど突きつけられた。アイドルは神じゃないし永遠じゃない。夢を見せてくれる偶像であると理解していても心の寂しさは埋まらず、活動休止したその日から"アイドルを推すこと"が不安になった。どれだけ応援しても、アイドルの裏側は私たちファンには見ることが出来ない。新しく気になるアイドルが出てきても、もし引退したら?解散したら?が頭によぎって、純粋な気持ちで応援することが出来なくなった。そんな状態がここ数年ずっと続いていた。


そんな気持ちをもやもやと抱えたまま、彼らの背景を知らなくても楽しめるから、と友人に誘われてムビナナに行った。足を運んだ映画館は"レインボーアリーナ"に代わり、気がついたら一瞬でモモさんに心を奪われていた。

ちなみにその時の初見感想はこちら。





数年ぶりに"担当"と呼べる人に出会ってしまった。
見つけたのではなく出会ってしまった、が正しいと思う。モモさんの名前も顔も数年前から知ってた。知ってたはずなのに。でもあの日、友人とムビナナを観に行かなかったら、まだアイドリッシュセブンというコンテンツを追いかけていないかもしれない。
たぶんきっと、運命だったんだと思う。


周りに合わせて無我夢中でペンライトを振っている間、日常を忘れて心から楽しいと思えた。
トウマさんが言ってたくだらない事を全部忘れさせてくれる場所。
つなしさんが言ってた非日常だけど日常と繋がっている場所。
アイドルのコンサートがそこにあった。



絶対に1度見ただけで終わりにしたくないと思って、その帰り道、友人から貰ったムビチケを使ってすぐに次のチケットを取った。
幸運なことに、このコンサートは映画なのだ。
見逃したところも劇場に通えば見ることが出来る。その日現場に来ているファンと一緒に、その場所でしか生まれない感動と興奮を味わえる。


ムビナナのおかげで変わったことがたくさんある。

数年ぶりにうちわを作った。
公式でうちわ用の画像出してくれてありがとう。
出会って1日でうちわ作らせるモモさん、本当にすごいよ…。作るの超楽しかった。
結局ムビナナには持っていかなかったしG4Yで写真を撮っただけなんだけど、お気に入りで飾ってる。


休日になると劇場に通うようになった。
用事がない限り休日は滅多に家から出ない、1人映画なんて経験したことなかった私がほとんど毎週、ムビナナのために出かけるようになった。
丁度いい時間の上映がなければ他県まで足を運び、1日空いていれば2本ハシゴするのが日常に変わった。

特典を貰うために水曜日の夜は友人とチケット戦争に参加したり、人見知りだけど勇気を出して他担さんに自分が引いた特典を渡したりもしてた。推してる人の元に帰った方が幸せだよね精神。
初見時の特典がビジュカでユキさんが出て、近くにユキさん推しのお姉さんに渡したらすごい喜んでくれたのを今でも思い出せる。


応援上映というものにも初めて参加した。時間が空いた時すぐ映画に行けるように、常にペンライトと単4電池を持ち歩くようになった。
4DXもMX4DもDOLBY cinemaも全部、ムビナナのおかげで経験できた。耳元で囁いてくれてありがとう、モモさん…。


モモさんのことを、この人達のことをもっと知りたいと思った。

アイドリッシュセブンというコンテンツはアイドルのキラキラした表面だけではなくて、アイドルの裏側にも焦点を当てているという話は聞いていた。
もっと知りたい、理解したい。例えファンにとって重く苦しい話があったとしても、彼らは今こうしてステージに立って夢を見せてくれているのだ。
ムビナナから好きになった新規だからできる、今を知った上でムビナナまでの彼らの歩んできた軌跡を追う体験。
ゆっくりとだが本編を読んで、彼らがあのレインボーアリーナに経つまでの経緯を追っている。
知らなかった彼らの話を知るのは楽しくて、とても興味深い。2部読了後のムビナナでも同じセトリやMCが変わって見えたのだから、これから先の本編を履修したらどう変わるのか、すごく楽しみ。
DAY1、DAY2共に円盤は買ってあるので、千秋楽を終えての上映が終わっても見返せるのが嬉しい。


出勤・退勤はRe:valeの曲を聴いて、朝のアラームは激情になった。ピンクと緑の組み合わせを見ると反応するようになったし、9月は桃の時期だったから飲み物やデザートで桃を頼むようになった。8年という歴史を追いかけているのでここ数ヶ月ずっと寝不足だけど、不思議と体は軽い。推しの力って偉大。
ここには書ききれないくらい、私の生活の一部にアイナナが溶けて混ざっている。


ムビナナのおかげで、アイドルを応援する楽しさを思い出すことが出来た。
今までずっと蓋をしていた大切な気持ちを思い起こさせてくれてありがとう。


改めて、千秋楽おめでとうございます!!!
大切な気持ちを思い出させてくれたモモさんに、アイドリッシュセブンというコンテンツに感謝を。

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