「頑張る」=納得して取り組めることに自信や安心と共に取り組めること

雑文で書きたいネタをメモで残していた内のひとつです。

「頑張る」とは、やる意義の見出せない辛さに耐えるのではなく、やることに納得した上で自信や安心と共に取り組めること。


「頑張る」と言った場合、色々な状況や意味合いがあります。

先の事を考えて必要だと考えたら、それを頑張る。
やりたくないことだけど、それをする事を求められる立場だから、頑張る。
やることで周囲の人間の役に立てるから、それを頑張る。
得意な事ではないけれど、お金を稼ぐために必要だから、頑張る。
などなど。


ただし、「頑張る」と言う言葉に共通しているのは、主観的に見て、大きな負担を引き受けて何かを行う、と言う事でしょう。(全然負担に感じない事は「頑張る」とは実感しない)

逆に、負担が少ない状態にある場合、「怠けている」と言う評価で周りから良く思われない場合があったりします。
また本人にとっても「力を出し切った充実感が無い」、「成長に繋がらない」などの不満があったりするでしょう。

そういう意味では「頑張った方が良い」と言う価値観も、普遍的なものですし、「頑張りたい」と言う気持ちが生まれる事も自然です。


では、そこで「どうせ頑張るなら、どういう状況が良いのか?」を考えます。

短期的な場合は、「人に喜んで貰えれば、報酬が少なくても良い」とか、「将来のためになるはずだから、自分の性格には合わないけれど我慢する」などの状況でもこなせる事があります。
それをする事で自分自身の新たな面を見付けられたり、人間関係が広がるなど、付随的に得るものもあるでしょう。


しかし、長期的に続ける場合は話は別になります。
「頑張り続ける」場合、大きな負担を引き受ける状態が続いていくため、自身に合った状況でないと、そもそも続けること自体が困難になるためです。

例えば、「金銭的には報われるが、人から恨みを買う事が多い」、「周囲からは向いていると言われるが、、押し付けられていると感じる」、「人からは感謝されるが、金銭的に生活が苦しい」などの状況でも、「頑張る」ことは出来るでしょう。
しかし、その状況を「ずっと続けていきたい、頑張り続けていきたい」と思えるでしょうか?


そこで、大きな負担を引き受け続けるなら、「この努力には意味がある」と言う納得が必要なのではないか、と考えます。

その納得の形は、周囲からの評価、他者からの感謝、金銭的報酬、チームとしての成長など、何でも良いと思います。

そうなれば「今やっている事が、将来に対して意味があるはず」、「自分のやっている事が、他者に対しても意味があるはず」など、希望を持って信じる事ができるでしょう。


すると、将来への不安を頭から除いた上で、安心して「これに力を注いで、困難を乗り越えたい」、「もっと上手くいくよう学んでいきたい」と思えるような気持ちに繋がります。

頑張った結果得られるもので報われる以前に、頑張っている最中にそのサイクルの中にある事自体で報われていると感じる状態。

この状態に至ることが出来れば、負担の大きさを無意味な苦痛とは感じなくなっていくのではないか、と感じます。
それが、「やることに納得した上で自信や安心と共に取り組めること」です。

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