Taka_Q

ゲームの国の子ども。

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最近の記事

星野源のいる百年の孤独

そう、星野源さんです。 ミュージシャンに俳優にと、もはや何の説明も要らない大スターなのですけど、わたくしはずっと彼のことをよく存じ上げず、大人計画の舞台では何度か拝見していたのですが、「恋」という曲が超超ヒットするまで楽曲もきちんと聴いたことがありませんでした。 しかし一方で、同世代の女性たちは大外刈でもかけられてるのか、ってほどに星野源さんに面白いほどコロンコロン転がっているんですよね。やっぱり魅力的なんだろうなあ……ふうん(私は騙されないけどね??)……ってずっと思ってた

    • 過去は新しく、未来は懐かしい「ビリー・エリオット」

      2018年に観た「ビリー・エリオット」の舞台の感想です。 --- 突然なのだが、わたしには5歳になる息子がいる。 ポケモンとマリオと電車が好きで、いつも冗談ばかり言っているまあ、ごくごく普通の、しかしわたしにとっては世界一可愛い男の子だ。 男児というのは、一般的に女の子ほど着るものに頓着しないので、何でも買った服は躊躇いなく着てくれるのだけれど(女子はフリフリがどのくらいついているか、プリンセスの柄じゃないと嫌とか、それはそれは大変と聞きます)。 でも、ふと 「新しい靴

      • ゲーム・オブ・スローンズS8ep5-6感想(ジェイミーと二人の女。ネタバレあり)

        (ふせったーに書き散らかしてたやつです) ------ 最初ブランを塔から突き落としたときに「なんていけ好かない野郎だ!顔もきらい!!!」と超憤慨してたんだ。 当時はジェイミー見た目も若かったし、なんか長髪でスカしてたから……(誰かがデンマークの加勢大周と書いてて大笑いした)しかし彼はそれはそこから大いなる変遷をとげたのであった……。 なんていうかこうー、ジェイミー・ラニスターはあまり己のない影響されやすい人間なんだろうと思う。同じラニスター家の中ではトメンとかが似て

        • ゲーム・オブ・スローンズS8ep6感想(ティリオン、そしてゲームオブスローンズという物語。ネタバレあり)

          (ふせったーに書き散らかしてたやつです) ------ 貴方は勇敢だった。最後まで勇者だった。 また裁判の時のようなティリオンの演説が聴きたいと思っていたので私はラスト大満足でしたよ。 牢の中に囚われながら、ティリオンはデナーリスの今までの行いを語った。「彼女は奴隷商人を、貴族たちを磔にしてきた。私たちは悪人を倒す彼女に喝采を送った。」(うろ覚え) あの「私たち」は間違いなく登場人物以外に視聴者全員を指しているんだろう。 ep5のデナーリスの大虐殺はもの凄くショッキング

        星野源のいる百年の孤独

        • 過去は新しく、未来は懐かしい「ビリー・エリオット」

        • ゲーム・オブ・スローンズS8ep5-6感想(ジェイミーと二人の女。ネタバレあり)

        • ゲーム・オブ・スローンズS8ep6感想(ティリオン、そしてゲームオブスローンズという物語。ネタバレあり)

          ゲーム・オブ・スローンズS8ep4感想(ブライエニーとかサーセイとか。ネタバレあり)

          (ふせったーに書き散らかしてたやつです) ----- 海外ツイッターでみんな何時間もブライエニーとジェイミーの話をしてたというあれ。 ブライエニーかわいそう、ジェイミーどうせ棄てるならセックスすんなや、プラトニックなままの方が良かった、等々の感想を読んだんだけど違う、ちがうんだ!(たぶん) ブライエニーは全部知っていた、ジェイミーの過去やサーセイの呪いや業の深さを。それでもなお、この人のもっと近くに、側に寄りたいと願った。すべて許して受け入れる覚悟があった。 そのブラ

          ゲーム・オブ・スローンズS8ep4感想(ブライエニーとかサーセイとか。ネタバレあり)

          ただしエスナはLv.2

          小4の夏はことさら特別なものだった。 私が生まれて初めてRPGに出会い、そして、呪いを受けた夏だったから。 私にはひとつ年下の従兄弟がいて、東北の真ん中くらいに住む彼に、お盆と正月にだけ会うことができた。その夏、従兄弟は持っていたファミコンで、どこまでも美麗なグラフィックが広がる、世界地図のようなゲームをプレイしていた。 「それはなに?」 「エフエフだよ。」 と答えた気がする。記憶がおぼろげだけれどおそらく2だった。 「どうやって遊ぶの」 「敵と戦ったりするんだよ。見てて」

          ただしエスナはLv.2

          かみはばらばらになった

          アラフォーに「子どもの頃好きだったゲーム」を聞くと、 かなりの割合で上がるだろう、ゲームボーイの「SaGa」サガシリーズをごぞんじか。  「魔界塔士SaGa」「SaGa2 秘宝伝説」「SaGa3 時空の覇者」は、スクウェア社が出したRPGのシリーズで、白黒ドットの世界ながらお家芸である重厚でバラエティに富んだストーリー、イトケン氏のダイナミックでエッジのききまくったBGMが魅力の、ロマサガとかサガフロとかに続くエポックな大名作だ。 80年代にゲームをしていた人たちなら夢中で

          かみはばらばらになった