見出し画像

自分の「2021年にやりたい100のこと」をふりかえってみると面白かった

はじめに

時は遡って2021年1月1日。私は生まれて初めて、実家のある広島ではなく、東京で年末年始を過ごしていました。一人で。

コロナ禍ということもあり、一人ぼっちの年末年始はいつもより味気なく、休みなのにどこか落ち着かないような、そんな雰囲気だったことを覚えています。

そこで私は唐突に思い立ちました。

「せっかく暇なんだし、今年やりたいことを100個くらい書き出してみたら面白いんじゃね?」

テレビの年末年始特番やら部屋の外から漂う少しだけハッピーな雰囲気にあてられていたのかも知れません。ですが私は、この時実際に「2021年にやりたいこと100」というタイトルのドキュメントをnotion上に作成し、100個のやりたいことを書ききってしまいました。

画像1

実現性皆無なものも多々あり、優先順位も無く、何をすれば達成になるのかよく分からないものも中には混ざっていました。ですが何はともあれ、その時の私はやりたいことを100個書ききってしまったのです。

元々周囲の人間と比べても「〇〇したい」という気持ちが弱い自分にとってはかなりの苦行だったことをよく覚えています。かなりひねり出した記憶もあります。最後に苦し紛れに「2022年もやりたいことを100個書く」などと書いてみたりもしましたが叶うならこんな苦行もうやりたくないとすら思いながら書いていました。

この記事ではそんな「2021年にやりたいこと」が一年後の今どうなったのか?をふりかえろうと思います。

あなたは誰?

その前に自己紹介をしておきます。

私はわみと言います。東京都内でソフトウェアエンジニアとして生計を立てつつ、休日は荒川サイクリングロードや尾根幹近辺でロードバイクを乗り回しています。
今年の目標は富士ヒルでのブロンズ獲得です。現状PWR3.3くらいなので夏場までに3.5以上に引き上げて達成確実にしたいところ。

どのくらい達成できたの?

実際100個立てた目標はどのくらい達成できたのでしょうか?一つずつ数えてみました。ほとんどのものが達成基準が不明瞭だったので、「達成」と「部分的に達成」の2つに分類しつつチェックした結果、以下のようになりました。

達成 ... 33個

部分的に達成 ... 15個

多くもなく少なくもなく、ちょうどいいくらいですね。

何が達成できたの?

では実際に何が達成できたのでしょうか?一部抜粋して見てみることにしましょう。

・ロードバイクで5000km以上走る
これは立てた当初の自分でも達成できると思っていなかったことの一つで、最終的に室内でのワークアウトも合わせて6000km走ってました。

TrainerRoadを利用し始めたことでインドアで自分に合ったトレーニングを計画しやすくなったことだったり、後は一緒にライドに行ってくれる仲間が多くできたのが良かったのかなと思っています。

・副業を見つける
ありがたいことに、ソフトウェアエンジニアとして副業のチャンスを頂けて、自分が正社員として関わる企業以外の案件にも携わることができました。
自分が知らない環境のコードベースに触れるのはすごく良い経験になったし、2022年も引き続き機会があれば参加していきたいと考えています。

・哲学の本を一冊は読む
学生時代から哲学、心理学への漠然とした興味関心はあったので盛り込んでみました。今年は「暇と退屈の倫理学」をはじめとして何冊か哲学、心理学に関連した書籍を読むことができました。


・推しのお笑い芸人を見つける
金属バットです。

・CORE PRIDEを歌えるようになる
歌えるようになりました。TAKUYA∞さんの声は唯一無二ですね。

他にも昇進だったり健康になる、だったりそういったやりたいことのうちいくつかは実現することができました。

実現できたもののうち、いくつかは狙って実現させたものもありますが、ほとんどが「やりたいこと」として書いたことすら忘れているものでした。中には到底実現できないと思っていた「家事をちゃんとやる」等の生活に関わる項目も、新しいパートナーと一緒に生活する中で自然と身についていった結果達成できたり、という有り難いイベントもありました。(一年前の自分はまともに自炊もしていませんでしたが、今では週に何度かご飯を作ったりその他の家事も最低限できるくらいにはなってきました)

何が達成できなかったの?

次に達成できなかったもの、うまくいかなかったものもいくつか紹介しようと思います。

・システムアーキテクトの資格を取得する等資格系
昨年2021年は資格試験を一つも受験せずに終了しました。そもそも資格試験はやむにやまれず受験したTOEICと応用情報技術者試験くらいしか経験がありませんでした。達成できなかった原因としては、元々その資格取得へのモチベーションがそこまで高くなかったから、と考えています。
じゃあ何も勉強していなかったのか、というとそういう訳でもなく、昨年はプログラミング言語で言えばElixir、フロントエンドではSvelte、Kubernetes周りであればSkaffoldに新たに触れ、日々インプットしたり業務で使ったりしてました。これまでと比べると関数型言語に触れる機会が多い一年だった気がします。
「この資格が取れたらいいな」というより「この分野の知識が網羅的にあればいいな」という気持ちで書いたものなので、達成できてなくても自分のやりたいこと、方向性を視覚化するという意味では良かったのかなと思っています。

・しまなみ街道をサイクリングする
こちらは結局スケジュールが合わず、あれよあれよという間に良いシーズンを逃してしまっていました。
今年は4/17に開催されるグラン・ツール・せとうちにエントリーしたので、一年越しでやりたいこととして達成できそうです。

・健康診断でオールAを取る
何故か尿酸値と心電図が再検査になりました。

・オードリーのライブを見る
チケット取れませんでした。

達成できなかったものを見てみると、以下のような特徴があることがわかってきました。

・達成条件が不明瞭である
・そもそも実現性が低い
・そこまでやりたいと強く思っていない

シビアに進捗を管理していくのであればもう少し立て方を見直しても良いのかな、と思いつつ、100個やりたいことをひねり出しているので多少のことは仕方ない、と割り切ってもいます。

「やりたい100のこと」、やってみてどうだった?

元々100個全てやってやるぜ!!くらいのテンションではなく、「まあ20個くらいやれたら御の字」という何とも後ろ向きなテンションで始めたものですが、やってみると以下のように色々良かったな、と思うことがありました。

・自分が今、何をやりたいと思っているのか洗い出せる
まずやりたいことを100個書くのは自分にとってはすごく難しいことでした。そもそも100個スラスラ書ける人ってなかなかいないんじゃないかと思います。
なので100個書こうと思うと、色々なことを思い出しながら、ひねり出しながら書いていくことになるわけです。仕事、趣味、交友関係、勉強、家族のこと、色々と思い出してみることになるはず。
そうすると、「そういえば前に読んでなかったこの本読んでみたいな」「そういえば去年は〇〇に行けなかったから行ってみたいな」「あの時筋トレ挫折しちゃったけど今年は継続したいな」と、過去にやりたいと思っていたことを思い出す良いチャンスになるわけです。

そうして出来上がった100個のリストを見てみると、年始の時点で自分はこういうことがやりたいんだな、ということが見えてきます。

・自分がその年の始めに、何をやりたいと思っていたのかふりかえることができる
そして書き上げてから一年経った今、一年前に自分がやりたいと思っていた100のことを見ると、当時のこと、2021年の一年間のことをふりかえることができます。
「こんな事やりたいと思ってたけど、流石に粒度が粗すぎたな」「達成できると思ってなかったけど、自分意外とやるじゃん!」などなど、一つ一つ見直していくだけで自分が一年間にどんなことをしてきたか、しっかりと思い出せる良い機会になります。

・変に気負わず、気楽に取り組める
新年って一番気合が入るタイミングなので、その時に立てた目標って思い入れが強くなる傾向にあると思います。最初のうちはうまくやれてても、段々できなくなっていったりそのうち目標自体忘れちゃったり。
「やりたいこと100」の場合は、そもそも全て達成することを主眼に置いていなかったので、気楽に取り組むことができました。そもそも100個の目標管理なんて至難の業ですし、年始にやりたいと思っていたことなんて途中で変わって当たり前なので、気楽にやってみるのが良いんじゃないかなと思います。

おわりに

ということで2022年もやりたいこと100を書いてみようと思います。この記事を読んだ方の中で、同じような試みをしてくれる方が現れると励みになるので、是非連絡いただけると嬉しいです。

おまけ

100個のやりたいことをチェックしていくのって疲れるなー......まあ一個ずつ見ていくか。

画像2

......ん?

ほげ

( ゚д゚)

画像4

( ゚д゚)

おわり。今年はちゃんと100個書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?