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身だしなみは綺麗に


3年前の今頃は、のちに’適応障害’と診断がつけられた混乱の真っ只中だった。

当時、彼氏との関係性がうまくいってなかった(結婚の話もしていたが、最後まで自分の性別への疑問が消えなかったため)ことや、一人暮らしをしていたこと、大学での成績を保つための血の滲むような勉強の日々のあとに待ち受けた馬の合わない人たちとの実習が重なってしまったことが原因だったと地元の病院の精神科の先生と共に振り返った。(自分を第三者に詳しく知られるのが怖かったから当時、精神科の先生には彼氏とのことは黙ってた)

彼氏と付き合ってなければ、余計なことを考える必要もなくなり、馬の合わない人たちのことも気にせずに実習できたかもとも思うが後の祭りだ。

なんなら、根性でこんなに色んなことを同時進行でやるんじゃなかった。これも後の祭りだ。

けど、自分の孤独を埋められる方がマシだと当時は思ってた。

普通はそんなこと考えないのにね。

このように3年経ってようやく、恐怖心なく文章化できるようになった。

長かった、3年間。

これからは親しい人や信頼できる人にも話せるようになりたいと思ってる。少しずつメンタルを回復していこう。

話は3年前の出来事に戻る。

そのときは、本当にいろんなことが重なった。体調崩したため、実家に戻らざるを得なくなった私。

ヒステリーになって先生方のもとにいって何か訴えかけた記憶があるが、今はそれを思い出せない。ただ、当時とても精神的に混乱していたことは確かだ。そんな状況だったので、大学まで母が迎えにきてくれた。

そして一緒にふるさとへ帰省した。

受験シーズンだった高校生の弟も私の突然の帰省にびっくりしていたと思う。

大学の先生から「休学してください」って言われた両親。まさかうちの娘が、愕然としたとのちにいっていた。

突然の帰省になったため、両親は近所の目をすごく気にしていた気がした。

それは私のためなのか、自分らのためなのか今でもわからない。親じゃないから。

でも、ストレスから解放された私は外に出て田舎の良い空気を吸いたいと思い玄関を出ようとすると

「そんな格好で!恥ずかしいから外に出ないで!」と。そのときジャージ姿だったからかな?そんなことを言われた。

けど、田舎だから誰かにみられること少ないし、なんなら、今までジャージ姿になって外に出たことなんていくらでもあるけど…とイライラした。

当時の自分は、自暴自棄だったから外に出て何をしでかすかわからない(自傷行為に至るのではないか)という気持ちと身だしなみをも疎かに外に出ようとしたことへの親なりの配慮だったんだんじゃないかと思う。

あと、もう一つ傷ついたのが、今まで公のところ(実習とか就活とか)以外でずっと化粧してこなかったのに「化粧してない」と大学のクラスの教員に言われたこと。ずっと私を見てきていれば、大学にくるぐらいでは化粧をしないというアイデンティティに気づいてくれたのではないかと残念に思った。

身だしなみって体裁のためなの?そのときの自己表現の一つじゃないのと思う若かりし頃の筆者でしたが、このように両親や教師なりに私の女性としての尊厳が保たれるように言ってくれたのかなと思いました。

これからも未だ多様性を受け入れられていないことの多い社会であらぬ偏見にぶち当たることがあるかもしれんが、ぶち当たる頻度を減らすためにも「身だしなみ」には気をつけたいと思います😂

身だしなみにも気遣わなくても良くなる社会になるまで、余計なところでストレスを感じたくないので自己表現はその他のところで頑張ります。でも、傷ついたことがあったときは「そう言われて傷ついた」と今年は伝えられるといいです。

いつか自信を持って自己表現できる日が来ればと前向きに考えていようと思います。

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