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会社員辞めて独立してからの収支の話

8月になりました。
私が会社を辞めてから、4ヶ月がたちました。
私の仕事は、基本的に納品後2ヶ月後払いが期限になっています。流石に4月はそれほどお仕事もなかった(し、お休みしたかった)ので、5月の仕事のお金がもらえるのが、だいたい7月です。つまり、フリーランスとして、自分がどれくらいの収入になっているのか、が見えてきた時期になりました。

増税の関係で10月からまた少しお金周りは変動してくる予感がしていますが、これから独立を検討されている人の参考までに、私が会社員を辞めてからフリーランスの動画クリエイターとして生計を立てるまでにどのようなお金が発生したかとどんな手続きをしたのかについてまとめてみようと思います。

事前情報
退職→3月末
大学院に入学→4月
不安で5月末から時給制インターンを開始

ということでここからは下記の流れで説明していきます◎

お金周りここから!

まずは3月に会社を辞めてから、7月までの主な収支についてまとめます。前述の通り、2ヶ月後払いの仕事が多い中で、どのタイミングで税金などの支払いがやってくるのか...など参考になればと思います。

3月
▼収入
最後の基本給
2年目頑張ってよかった、個人賞与
▼支出
保険料や年金が2ヶ月分引かれる
→支払い月と引かれる月に1ヶ月の差があるからとのこと。確かに市県民税とか5月から引かれたような気がします。

これは余談になりますが、扶養内学生→会社員になった場合、1年目は市県民税(都民税?)がかかりません。前年度の所得に応じて金額が決まるので、社会人2年目から引かれます。新卒初任給くらいだと1ヶ月1万円弱とかだと思いますが、他にも所得税とかも増えるので、1年目→2年目で大きな昇給がない場合、2年目の方が収入が少なくなってしまいます(やばい、つらい)

4月
▼収入
3月分の残業代
→意外とこれで生き延びれるところもありました。支払われるタイミングは会社によって違うと思いますが、私の場合は普段25日払いだったので、25日に振り込まれていました。この振込が終わってから、源泉徴収票が届く流れでした。
▼支出
定期代、教科書代など(学生なので)
5月
▼収入
4月に働いた分で2ヶ月後ではなかった会社からの収入が入り始める(助かる)
▼支出
国民年金の4月分の支払い期限が5月でした。
→私の場合、 学生納付特例制度を活用し支払いは発生していません。
※学生に戻る方は前年度の収入が一定額を超している場合は離職票と一緒に届け出することで手続きをすることができます。
6月
▼収入
4月納品分のお金が入り始める
→この時点では、売上額が会社員時代の基本給を下回ってました。
▼支出
特に目立った支出はなし。機材を買ったりでお金は使ってます。モニターとか買いました。
7月
▼収入
5月納品分のお金とインターンのお給料が入る。やや収入があり、ホッとする。
▼支出
市県民税、国民健康保険料の支払いが始まる

正直まだまだ社会人として生活できるレベルに達していませんが、クラウドソーシングなどを使わずに、学生時代にお世話になった方々や他のクリエイターの皆様のおかげでコンスタントに仕事をすることができています。
大学院生なので、あまり無理をしない範囲で、学業がおろそかにならないように、仕事をしている形です。そして、学生生活が忙しくなったこともあり、5月末に始めたインターンは7月末で1度辞めることに...。いい会社だったので残念ですが、気を引き締めて、学生フリーランスを頑張ります。

退職後の手続きについて

続いて、4月に発生した手続き周りをまとめます。
生活に関わる手続きはたったの2つだけでした。

・国民年金への加入
・国民健康保険への加入

この2つは退職証明書*でできます。私の住んでる市では、健康保険証は即日その場で発行されました。有休消化に入るタイミングで保険証を返納してしまっていたので、即日発行はありがたかったです。そっこーで眼科とか行きました。
健康保険については任意継続という制度があったりもします。今まで会社が支払っていた分の保険料を自分で納める必要がありますが、保証が厚くなるはずなので、2年以内の転職を心に決めている人は検討してもいいかもしれません。(期限が2年なので)
*退職証明書は最終出社日に会社からもらえました。離職票でも手続きができるようです。

退職後14日以内の手続きとなっていますが、私は4月の初めにいきました。早い方がいいかなとおもったりしたので...!

年金については、加入自体は退職証明書でできたのですが、学生納付特例制度には離職票が必要だったので、申込書をもらって、郵送で手続きを行いました。

その後税務署で開業届と青色申請の申告書を提出しました。
この手続きにより、私は映像作家になりました
確定申告絡みの話は、まだ自分でも完全に理解しきれていないので、よく調べてまたまとめようと思っています。もし学生フリーランスで確定申告をしていない人がいるのであれば、ほとんどの人が税金を払いすぎているはずなので、このあたりしっかりやろうね!と伝えたいです。

もし転職を希望してこれから職探しをする...!という方の場合は離職票をもってハローワークに行き手続きなどをすることで失業保険なんかも出たりするはずです。

これらの手続き関係で4月の初めは市役所に行ったり資料をつくったり、あとは会社辞めたんですって各方面に報告したりで終わってしまいました。

これからフリーランスクリエイターになりたい人へ

インターネットのおかげで、フリーランスでも仕事のしやすい世の中になってきました。消費税の話などまだまだ考えるべきことは多いですが、個人で活動をしたい人にとっては色々なサービスも出てきていて追い風が吹いていると思っています。

しかし、私のように学生という盾を持った状態でないのであれば、簡単に仕事を辞められないのも事実です。前年度の収入を元に税金の額が決まる場合、会社員時代と同等の手取り収入にするためには会社員時代の額面収入を越す売り上げを出さなければいけません。

そしてほとんどの仕事は納品した次の日にお金がもらえるわけではありません
働いてからお金が入るまでのタイムラグも考慮して、きちんと貯金を作ってから独立すること、理想を言えば、次年度分の税金を用意してから辞めるなど、きちんと準備をしておくと良いと思います。

私の場合も、大学院2年間分の学費を用意した状態での退職でした。今後も貯金を食い潰すことのないようにきちんと働いていきます。
これからの未来、それこそ大学院を卒業してからの自分のキャリアについてもしっかりと考えていきたいと思っています。色々な働き方の選択があるなかで、どのようにして生きていくか、自分の幸せのために何をするのか、色々な人と意見交換がしたいです。

生き延びましょう。

サポートいただいた際には全額作品制作に使わせていただきます。