失恋して約一週間が経ち、幸いにも少しずつ立ち直って来たり、たばこからは徐々に逃れられなくなってきたりした9月8日 日曜日のお話。

精算と自傷の意味を込めてその子が好きだと言っていたアーティストのアルバムを借りた。

台風が来るって言うから昼過ぎに借りに出て、ネカフェでスマホに落とそうとしたら持ってきたはずのコードが見当たらない。

仕方ないのでその場ではusbに入れて持って帰って来たのだがやっぱりコードが見つからない。

しまった。どこかで落としてきたか。

台風の日にスマホが無いのは辛い。

ましてや今晩は台風とたばこと音楽でセンチメンタルパーティの予定なのに。

仕方なし。台風が来る前に買いに行くか。


正直な話、物が無くなることにそれほど大きな動揺は無いタイプで、人もモノも去りゆくのは縁であり運命だと思っているタイプなので今回も充電コードが良い縁を運ぶか今回の失恋を持ち去ってくれたものだと思った。

一番近くのコンビニに行くと、偶然にも何度か見かけた事のある「神谷えりな似の死ぬほど顔がいい女の子」がいた。
その子が男の子と歩いているのも見たことあるんだけども。笑


「あーこういう日か」

と、振られた直後にも顔のいい女の子を見てしまう自分に嫌気がさしつつ、充電コードに感謝した。

家に帰って充電コードを使おうとバックの中を整理したら居なくなってたコードが出てきた。

無駄な買い物した。

てか、もし仮に古いコードが隠れて俺をコンビニに行かせ、縁を運んでくれたのだとしたら、やっぱり声掛けるべきだったなぁ。


酷い生活をしてたせいで酷い顔だったし自分に全く自信が無かったせいで出来なかったのだけれど。





家から一歩でも出る時はたとえどんな精神状態でもベストな自分でいなくちゃいけないなと思った今日でした。