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推しのアドカレで自主研究の進捗雑記をしたためる男のnote記事(3D空間でも見た目の良い文字の形を作りたい研究、について)

た、たすけて!もなふわすい~とる~む!by I am KOIKEYA

この記事はもなふわアドベントカレンダー2021、12/9の提出物になります。(投稿遅刻です、12/10の2時半です)

前日12/8の記事は、まめおさんでした。うおおUE4についての記事だ....!!僕もいつか手を出さなきゃだ......!!その時は参考にさせて頂きます。

推しで学び、そして増えていく勉強すべきツール系ソフトたち。

本題に入り、告解します。

自主研究の進捗が悪い、結構サボってたと思う。(推しのアドカレで自分の告解をするんじゃぁないよ)

半年以上、自分のライフワークの一片にチョットなりそうな自主研究の進捗を出す努力をすっぽかしていました。

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2020年の初めくらいから☝の画像のような3D空間内(あえてメタバースとも呼んでおこう、せっかくの時事ネタなので)でも見た目が良く、映えそうな立体文字の3Dモデルを思いつき、それ以降リアルな労働をしながらあーでもないこーでもないと暇を見て少しずつ自主制作をしていたのですが、今年の4月にGugenkaさんが主催したNTTDOORイベントのクラフ特区でなんだか結構な数の人に興味をもらってワクワクして以降、何か気を負ってしまって逆に火がしぼんでしまった......ような気がする。やい、手を動かせこのコイケヤのポテチ野郎。ただでさえお前は手が遅いというのに。

(ちょいバズしたのは松xRさんが紹介してくれたツイートがきっかけでした、感謝です。色んな人の意見が見聞き出来て楽しかった~~)

いや、火がしぼんだとは言うが、あそこで多くの人に興味を持ってもらったことで今後注目されずとも、この個人研究をしぶとく続けていく理由には大いになっている............んですけれども、毎度「よしやるぞ」と気を負うと、何ともし難い『飽き』の波のようなものが襲ってくるのです。手が遅いのはこれが理由。この半年はその波が超強くて負けてましたわね。俺は!!!!弱いっ!!!!(ドン!!!!)(そういえばワノ国編ってスゴイ長いねワンピース)

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言い訳をすると、去年の秋から自分のリアル環境の地味~な変化もあったり、こういう、何というのだろうか、作る上で自分の美的感覚への自問自答やblenderなど3Dモデル作成のスキル的な壁、そして今後もぶつかるであろう需要と活用方法の壁をどう乗り越えるかとウンウンと唸っていると、なぜ今までモリサワやフォントワークスなどの有名フォント企業が立体的文字のフォーマット作りに手を出さずにいたのか何となく勘づいたりして(でもなんか試しているのはリサーチや集めた情報で察したので、なかなか世に出てこないのか、というのが正しいかもしれない)おのずと手が止まったわけです。

うーむ、それでも世の中には何があろうと自分のやり出したことの進捗を出している人もいる。とてもエライ......。この個人研究がほんの少~しだけ実仕事の一部になりそうな機運があるくせに、とても自分が人間的に駄目だという泥濘たる気分に陥る。うおおツライ、インターネット上でたくさんの色んな人が進捗している様子を見るたびに、世界の人間が輝いて見えるアレに陥りそうだった。そうだ、誰もお前を愛さない。

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そういう意味では近年の情勢の中で活発にインターネットで動く数多の配信者さんやVtuberの皆様にいつもながら、いやいつも以上に沼ることは救いであり、苦しみでもあったりした。うぅ......みんな頑張っているのにお前はなんだ.....どうして手を止めている。またもや誰もお前を誰も愛さない。あぁ、でも、インターネットで頑張っている存在が今日もキラキラしてる.........動画が良い...........配信見よ........グッズ買お........イベント参加しよ...........たすけてくれ、巻乃。

こんな感じの沼のようなルーティンを下半期は繰り返していたような気がする。でも結局は救われてる気もするのだ。なんというか誰かを応援している最中は”あらゆる人生時間”を乗り越えられるような感じがある。インターネット活動者のキラキラや頑張りやカワイイ!ステキ!イカス!を摂取する行為は、若干9%アルコールを飲んで人生時間を乗り越えるのと似ているかもしれない。ただ、応援は肝臓に負担は与えない。推しが喜ぶ、俺喜ぶ、それ幸せの連鎖。時には精神が狂う可能性もあるが推し活とやらは最高。(これは余談だし話が逸れるけども、最近は長らく応援してた方々が多くインターネット存在からご卒業や転身してしまうことがグワッと増えたのは結構堪えている。それでもやはりインターネット存在は救いだなぁとしみじみと。でもやっぱ何があっても楽しいよね、という思いが根底にもある)

Blenderと和解して、文字を立体物にせよ。

そんなことに気付いたからか、最近やる気がまた出てきてくれたので、手が動いてくれました。結論から言えばチョットBlenderさんと和解できた。具体的にいうとBlenderでのUV展開のコツとかがチョットダケ分かった気がする。

さてさて、既存の文字を立体にして形を変えるだけなのに、何をそんなに手間取ったのかと、字体を立体化させる手順を紹介しながら言い訳したいと思う。(立体化についてのコンセプトや方法論は少し古いものになるがクラフ特区で配布した研究ノートのPDFを置いておこう)

まず、立体化したいフォントのアウトラインをまずcurveにする。(イラレでアウトラインから書き出したSVGをインポートいいし、blenderなどの3Dソフトのテキスト入力機能から作ってもいい)

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ざっくりと説明すると、フォントのデータは機微な曲線をいじる作業が多いためにillustratorなどのベクターデータを弄って最終的な形が作られることが多いです。製作者が機微な調整を行った文字の形、アウトラインを3Dソフトにそのまま持ってくることができるのはここまで。メッシュにするとこの機微な曲線の良さが結構失われます。3Dソフトにおいて形をつくるために必要な複数の頂点をつなぐ線はどうしても直線になる。短い直線が徐々に傾いたり移動したりして曲線を表現している感じに変わる。(これは法線とかシェーダーの話とは、また別で)

スクリーンショット 2021-12-09 230126

そんなわけでこのcurveをメッシュにするとポリゴンになるので、それはもう大元のフォント製作者さんがこだわりぬいた綿密な曲線が、頂点の密集地帯として変化します。普通に面を貼る(フィル)するとこうなりがち。

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

うーん三角面の密集が健康に悪い、まぁとにかくこのメッシュを押し出し、

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自分で決めたルールを基にして、ブーリアンモディファイなどを使ってなんやかんやして形を加工し、現段階で暫定的に良しとしている最終形に近づける工程を踏みます。

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ぶっちゃけ、ただ3Dでも映える文字の形を作るという観点から行けば、小塚明朝の立体文字に関してはひとまずこの時点でこのままモデルを世に投げても良いと自分は思っています。実際STLデータにして3Dプリンターで出力すると手前味噌だが結構良いなこれ....となりました。そう妥協すれば、たぶん加工に着手するフォントの種類も増え、Vketとかで毎回ブースを出展し、回を重ねるたびにブースに置く文字も増やして行けたのかもしれませんね...。

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しかし、やはり誰かが、万が一スゴイ低い可能性で、後々この立体文字を使うかもしれないという点を考えなければいけないと感じてしまったわけです。文字の側面だけ色を変えたいとか、テクスチャを貼ってみたいだとか色々使いやすく整える必要があるんじゃないかなぁと。UVとか!法線とか!なんか他人にモデルデータ渡しても何とか色んなことに使える感じに整えて頒布したい!!作った者の礼儀として!!!!

この礼儀の壁が一番手が止まった要因だ。どう切れば色々良い感じに使いやすく整えると良いのか......ワカラン.........とかずっとやってました。

とりあえずシームも切らず単純にUV展開すると。

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▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

これは健康に悪い。シームの切り方もどうすれば適切なんだろうかとか、当初はそれも判断できんかったのです。頂点数減らせば何が起こってるか把握できて楽になりそうかな、と思ったのですが、頂点をうかつに減らすと元の繊細な曲面の良さが無くなってしまうという揺るがしてはいけない部分のため、極力アウトライン、辺を構成する頂点は減らさないことにしていたのも悩みでした。

あっ、法線が.....

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▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

さらにブーリアンで削っていくルールのせいか、うかつに辺や面をいじるとそれぞれの法線の方向もあらぬ方向へ!フラットシェードならごまかせるけれども、なんとかアウトラインのエッジの美しさを保ちつつ、スムーズシェードでも落ち着いて見れるようにしてぇ~~~~!!!

Blenderと和解せよ......!!!!!

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うおああああああああシームとシャープを上手くマークすることが出来たぞぉおおおおあああああああUVも何となく落ち着いた配置にすることが出来たああああああうわあああああああ!

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ただ、うまくマーク付けをするには手順を守ることが必要だと分かった。この手順を見つけるまでがちょっと手間でした.................................。今後とも気合ですねこれは。うわっ、待って死ぬほどめんどくさい、というか今後も気合ってめんどうくささで死にそう。

この作業をひとつのフォントで五十音、そして立体化したい日本語字体の数は無数。今やってる小塚明朝と小塚ゴシック、游、筑紫、メイリオ、ヒラギノ、教科書体、Notoもあるなぁ、オタクコンテンツ御用達の金文体(みんな大好き月姫のロゴのアレ)みたいな目立つ形のやつもさぁ.................うわあ~~~~~~めんどくせ!!!!自動化して~~~~~!!!!!と心底思ったので逃亡と脱線をしました。少しだけ仕事で触ることになってちょっと勉強したHoudiniと言うソフトを上手いこと応用できないかとHoudiniの勉強をし始めたりなんだり。ただしHoudiniもずっとナンモワカランのですが........。

☝こいつがHoudini、完全プロシージャル。

そうこう迷走して辿り着いて最近ようやく開き直った感じに。このままでは自動化するスキルを手に入れ、実装する前に情熱が死ぬ気がする。

現段階ではやはりコツコツとBlenderで面倒くさい作業をすることをしていくのが、一番自分で美しさを判断して作業していく、という確実に納得ができる進捗を担保できるというところに落ち着きました。同じような作業でも、コツコツやっていくと文字ひとつひとつで勝手が違ったりなんだりして個々の対応を迫られる場面があるのです。文字制作、古来からの文字の成り立ち歴史を辿れば辿るほど、なんとなく彫刻に近しいものだと感じますし、もしかしたらコツコツが必要なのは必然だったのかもしれない。(つまりBlender作業にまた戻ってきました、気合だぁ.....)

でも単純にHoudiniがすごく面白いと感じてきたので、いつかHoudiniを利用してプロシージャルモデングであらゆるフォントを立体化するの楽にしてぇな~~~~とも思っています。Houdiniは今の仕事場の機材で空き時間に勉強をして、今まで字体の制作に利用していたBlenderは今まで4年前に買った自分のゲーミングノートPCでずっと動かしていました。ただ最近新しいデスクトップPCを買ったので、自前でhoudiniのindieライセンスを購入してHoudiniの勉強も加速させようかなと思っています。Houdiniの応用の便利さは色んなことに使えるだろうとやっと勉強していて分かったところである。

とりあえずなんとか成らせるか!!!といったんHoudiniは置いておいて、気合でBlenderポチポチして、小塚明朝の立体文字モデルを12月中に誰かに渡せる状態まで持っていきたい所存です。自分はプロの書体デザイナーじゃないので書体デザイナーのような仕事っぷりは出来ないが、彼らの姿勢をアマチュアなりに物まねをするしかなさそう。多分いまそれが必要なのだろうとひしひし感じます。ぐぐぐ。がんばります。
 
来年はこの研究どうなってかな~~~ワカランな~~~~~!!!


後記


くじけそうになったら叫んでると思います。

「たすけて、もなふわすい~とる~む!!」

そして推しのアドカレで長々と告解をしてしまったことを陳謝いたします。

さらにはすでに12月10日になってしまったことも。。。。。

12月10日!!!!!!

巻乃さん3周年おめでとう!!

本日ゆにかの音楽プレミア公開!!

みんなで見よう!!!!!!!!!

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