もう7年前くらいの事になるだろうか、
中学3年の秋の終わり頃だった…
母の買い物に付いていく事が好きだった僕は、母の買い物によく付いていっていた。
その日は日曜日で、国道沿いにあったユニクロへ行った。隣の駐車場が殆ど満車だったのをよく覚えている。
あくびをしながら入店し、入り口の自動ドアが開いた瞬間、それは突然やってきた。
衝撃を受けたのを今でもよく覚えている。

入り口に入ると、正面に4メートル四方くらいの大きな広告があって、ショートカットの艶やかで品のある女性が1990円の赤いチェックのフリースを着ている広告だった。

「えっ、、、誰…？！？」
思わず入り口で立ち止まってしまい、僕が急停止した為に、後ろを歩いていたおじさんがぶつかってきた。

当時は、スマホなんか持っていなかったので、とにかく彼女の名前が知りたくて、母の買い物を急かし、いつもは買い物の荷物を僕が持つのに、帰宅するなり、急いで車を降りて、家のパソコンを開き、「ユニクロ フリース cm モデル」で検索をかけた。

そして、その艶やかで品のある美しい女性が、

水原希子

というモデルである事実を知ることになった。
僕のドタイプだったことも確かだが、モデルという枠を超越していて、女性として、人間としての雰囲気、完璧に美しくて、本当にとんでもない衝撃を受けた記憶がある。
覚えている限りでは確かそんな風だったと思うが、もう7年前くらいの話で、当時はAKB全盛期。
周りの友人は皆、AKB、AKB、AKB！！といった様子で、水原希子推しは僕以外誰もいなくて、誰も水原希子なんて知らなくて、AKBに全く興味を持てなかった僕はかなり孤立していたと思う。

それからは、"水原希子至上主義"になっていった。
出演した情熱大陸、世界弾丸トラベラー、そして女優デビューとなった、ノルウェイの森。これらは何度観たか分からない。セリフを全て覚えるくらいは観た。
お前が何を言う！と言われそうだが、あの駆け出し頃の演技未経験の彼女を抜擢したトラン・アン・ユン監督や、密着した情熱大陸のプロデューサーはホントに凄いと思った。ノルウェイの森をまだ観ておられない方は是非観て頂きたい作品だ。あの頃の水原希子の透明感は常軌を逸していた。
自分の人生に影響を与えた人は誰だ？と聞かれたら、僕は迷わず、水原希子だと答えると思う。

人は皆それぞれに独特な雰囲気を持っているが、彼女の先天的にもっている雰囲気が僕は好きだ。
だから、彼女の雰囲気が最大限生かされていた、ノルウェイの森なんかは最高だった。
奥田民生の何とかガールのあの雰囲気じゃない！笑
パナソニックビューティーのcmのあの雰囲気だ！
きっと彼女は、40才くらいになると、もうひと段階垢抜けるだろうし、どんどん艶やかで品のある女性になっていくと思う。
50才くらいになっても、スッピンで、化粧水だけ塗った顔で颯爽と代官山を歩いていると思う。

何度も言って申し訳ないが、あの圧倒的な彼女が生まれながらにもっている雰囲気が本当に大好きだ。
だから、1990円のフリースを着ても、何十万円もするシャネルのワンピースを着ていても関係ない。
彼女が日本人だろうが、韓国人だろうが、アメリカ人だろうが、関係ない。
"地球人である彼女自身の雰囲気"が好きだからだ！

僕のように、彼女自身がもつ先天的な雰囲気が好きで、水原希子が好きな方は沢山いると思うし、世界中で仕事をして、世界中にファンを抱える彼女は本当に地球人だと思う。

幸運にも先天的にああいう雰囲気をもっている女性は、更に自分に似合う服、自分の顔に合うメイク、自分に似合う髪型を、自分で知っていると、もう最強になる。彼女は自分で熟知しているようなので、鬼に金棒で、もう誰も勝てない。

あの衝撃から7年、もう彼女の名前を知らない人はほとんどいなくなった。
僕より熱狂的なファンは幾らでもいるだろう。
ただ、僕はこれからの彼女の活躍が本当に楽しみだ。