81/* テレビのない生活
僕の家にはテレビがない。理由は置く場所がないのと、そのためにお金を出そうと思わないから。でも、うちテレビないんすよ〜、と言うと決まって、え!家で何してんのん?と言われるくらいに、人々の生活にはテレビが定着しているらしい。
テレビが嫌いなわけではない。むしろどっちかというとテレビっ子な方だとは自負している。ただ、今のところ僕のテ映像欲はYouTubeとかprimevideoとか、映画館とかネットニュースで一先ず満たされている。
つい最近知ったのだけど、今やネットでは見逃し配信なるものも充実していて、ほぼリアルタイムで観たいドラマも観ることができる。罪悪感に苛まれながら不法コンテンツに魅かれる時代も終わりつつあるわけだ。
余談だが、僕の甥っ子は2歳にしてYouTubeを使いこなし、広告スキップも難なくこなし、果てはクロムキャストへのミラーリングまでやってこなす。時代性を切に感じされられながらも、そういえば自分もいつのまにかこの生活に慣れていたなぁと思い知らされた。
気付けば、将来なりたい職業ランキングにYouTuberの名前があがるようにもなっている。今や表現や自己実現、世の中との繋がり方まで、個人という小さな単位でカスタマイズできるようになってきている。ドラマでみるような、カラーテレビにご近所総出で湧き上がる時代と比べたら随分と様変わりしているようだ。
テレビなくて家で何してるの?という疑問自体がなくなる時代もそう遠くはなさそうだ。とはいえやっぱりテレビは欲しい。理由は、テレビがない空間になんとなく落ち着かない瞬間があるから。
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