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信じることから全てははじまる | 500文字のエッセイ

一見実現が不可能にみえる課題に、どう向き合うべきか。というより、一見不可能にみえるような課題をいかにして設定するか、のほうが大きいかもしれない。

たとえばぼくは物心ついたころから、「学校の先生になりたい」と明確に思っていた。まだ小学生に入って間もないぼくが、実現可能性も理解できないはるか遠い未来のことを指差して、そうなることを半ば確信できたのはなぜか。

結局今はそれとは違う仕事に就いたけれど。

じゃあ今のぼくは、たとえば数十年先の未来を指差して、あの頃の自分と同じだけの熱量を持って、あそこに行きたい!と断言できるだろうか。そもそも実現可能性も見えない未来を見通すことができるだろうか。

年を重ねるにつれて、未来を見通すこの目には、幾重にもフィルターが重なり、随分と見通しが悪くなってしまった。

今現地点から確証の得られる少し先のことばかりに気を取られている間に、それより先をみることに臆病になってしまった。

一見不可能な課題にどう向き合うべきか、に対するぼくの暫定的な答えは、確証のない夢を盲信する力があるか否か、だ。

信じるところから、全てははじまる。この言葉には、なんだか納得できる気がする。

今日の文字数:494文字

#日記 #エッセイ #夢 #目標 #課題 #信じる

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