#31 今なら伝えられるかも
学校から帰るといつもホストファザーが出迎えてくれる
今日はどうだった?雨降らなくてよかったね、って
今日も学校楽しかったよ、こんなことを勉強したよ~
新しい家探しをしているけど、内見のお願いをしても返信が来ないんだぁ
違う国で生活するって、家や仕事を探すって本当に大変だねって
そんなに重い感じではなくて、ちょっと困っちゃうよねって感じで
そうしたら夕方、ホストマザーが私の部屋に来て
「You can stay here after you finish your school in June if you want because I love you. You are always welcome. If you are happy, we are happy! 」
と言ってくれた。
どうやらホストマザーが家に帰ってきたときに、私が家探しで困ってるってホストファザーからマザーに伝えてくれたみたいだった
なんて優しいんだろうって
どうしてそんなに良くしてくれるんだろうって
その気持ちが嬉しくて、心配だった家探しも少し不安が和らいだ
オーストラリアに来て1か月、新しい環境でもほとんど生活のストレスが無く過ごせているのは温かいホストファミリーの存在が大きい
でも本当にいいのかなぁって
居心地が良すぎて、少し不安になる
自分、甘えてるんじゃない?って
成長するためにオーストラリアに来たんでしょって
もちろんまだ家探しをやめるつもりはないけれど、どうするかはまだ決められていない
でもこんな風に迎えてくれる受け入れてくれる人たちがいるだけで本当にありがたくて、どうやったらこの感謝の気持ち伝えられるかなぁって考えていたら初めてオーストラリアに来た時のことを思い出した
16歳で初めて1週間オーストラリアに来てホームステイをした
当時は英語が全然分からなくて、それでもたくさん良くしてくれた素敵なホストファミリーに感謝を伝えたくて
でもやっぱり英語力が追いついてなくてThank youと繰り返すことしかできなくて
もっとちゃんと感謝を伝えたいって英語の勉強を始めた
ありがたいことに今回また似たような状況にあって
前回は英語力が足りなくてもどかしく思うほどに伝えられなかった気持ちも今なら伝えられる気がする
今は自分がどう感じたかを英語で言葉にできるようになってる
こういうときのために英語勉強してきたんだなぁって思い出した
たくさん言葉にしてみたけれど、受け取った愛がすごすぎて全然伝えられてる感じがしないけど笑
感謝を伝えるにはいろいろな方法があるから、時間をかけて日頃から少しずつでも伝えようって
16歳の自分の経験が、感謝とそれを伝えきれなかったもどかしさが、今の自分を形成している
それと同時に私の周りに居てくれている素敵な人たちが私を成長させてくれている
素敵な人に囲まれて、幸せだ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?