囲碁講師の井場です。

【布石力向上プラン】
3月の取り組みもありがとうございました。
3月はこども達には全国大会など大きな大会もあり、
気合の入った月だったと思います。
また優秀な成績を収めてくれた参加者の方もおり、
こちらとしても非常に嬉しい結果となりました。

また、新年度に向かって新たな環境で頑張る子も
多くいるので、こちらとしてもより一層頑張ろうという気持ちです。

それでは3月に取り組んだ布石を振り返っていきます。

黒星＋小目対白星(二手目左上星)＋小目～ダイレクト三々からの組み立て

互いに星と小目の布石。
白の2手目は黒がどの布石を選んでくるのか
様子を見ているところもあります。
白4の小目に黒5と左上三々からの組み立てを見ていきました。

黒二連星対白二連星～ダイレクト三々に二段バネ

左上白8，10の二段バネは非常に簡明な定石で
地もしっかりと取れる手です。
しかし全体の発展性には大きく影響がある手でもあります。
基本的な構想を見ておけると良いでしょう。

黒星＋小目対白二連星～白のダイレクト三々に黒上辺オサエから一間ジマリ

黒9まではよくある進行です。
白10に黒11のオサエは少し珍しい手でしょうか。
黒の工夫の展開を見ていきました。

黒星＋小目から一間ジマリ対白二連星～右辺からカカリ

白6の内側からカカリは囲碁AIが強くなる前は多く打たれていたものの
最近では少し珍しいのかなとすら感じています。
白は工夫して考えていく必要がありそうです。
現代ならではの手が双方に多くみられる布石でもありました。

黒星＋小目対一間ジマリ対白二連星～ダイレクト三々からツケ

白10のツケは大型定石に進む事が多いです。
この場合は黒に良い戦いが多いですが、
白にはこの配置だからこその工夫が考えられました。

お知らせ

3月の記事投稿は29本(4月をまたぐ)でした。ありがとうございます！

【布石力向上プラン】では基本的に週6回の記事投稿をしております。
その都度PDFファイルも用意しており、
取り組みやすいようにしてあります。
布石の構想や具体的な手のやり取りをみていくことによって
布石の理解度は深く高まり、布石で優位に立ちやすくなります。
特に今の時代はしっかりと作戦を立てることによって
布石で差をつけやすくなっているように感じます。
プロを目指す子達も取り組んでおり、布石の土台がしっかりとすることによって、中盤以降の戦いの方針もしっかりとし、
良い碁が打てるようになってきています。
ぜひ【布石力向上プラン】に参加して、より一層良い碁が打てるように成って頂けると嬉しいです。
月額2750円です。よろしくお願いいたします。

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