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[シャドバ] 妖花の捕食者と見る情報公開の話[中級者向け?]

みなさん初めまして。茨木鹿扇(いばらきのかせん)と申します。普段はシャドバ(最近はエルフメイン)だったりウマ娘をやってるしがない大学生です。これといった実績はランクマ10000位以内を数度程度しかありませんがRAGEに参加したりグラマスは隔期間ではありますが達成はしていたり、エアプだとか、素人とか言われるものとは違うものだと自覚しています。
そんな自分がサムネイルの「妖花の捕食者」とともにカードゲームの情報公開について考えていきたいと思います。

※注この記事はカードゲーム上級者の方々なら恐らく誰でも知ってる、ないしは無意識でやってる、所謂「独自性に欠ける」ものであり、底辺大学生の期末レポート程度に見てくだされば幸いです。


さて、この記事を書くきっかけは、1月の初めに見た、あるツイートでした。シャドバ公式リプ欄に妖花の捕食者のナーフを求めるアカウントがありました。それを見て自分は「いやー、流石に捕食者ナーフはエアプやろ...」と思いツイートしました。自分はDOC期最終月、グラマス帯をほぼエルフで最終2905位であり、少なくともそれなりにエルフについて発言権、というと少し不適切かもしれませんが、そう言うものあるものだと思っていました。その後そのツイートがいいねされました。アカウント主は例の捕食者アンチアカウント。見てみると...

「妖花の捕食者ナーフはエアプとかいうエアプおるw」

??????

「自分昨季3000位切ったんだけどな...強いかどうかは置いといて俺エアプ違うと思うんだけどな...」そんなこと思いながら彼のツイートを見てみるとおそらく彼はマスターなりたて。俺こんなこと言われる筋合いあります???と、こんなことがありました。自分が捕食者ナーフはない、と思った理由は大きく二つ。

①2コス3打点は他に存在していること。

紅のワルツ、鋭利なる一裂き、真理の術式、条件下が厳しくなるとアンブレラウィッチ、ウィンディドラゴニュート(ボクちゃん旋風の子)、みんな大好き(?)リノセウスなど運営が2コス3打点を許しているように思えるのです。よって運営的に捕食者のスペックを許しているように思えるんですよね。ただ2コス即席3打点のフォロワーでは破格のお手軽さのため、これだけだと今捕食者が見逃されている理由にならないと思います。

②情報公開を余計にしてしまうこと。

今回の主題ですね。カードゲームは相手の出すカードによって自分の立ち回りを考えるゲームです。例えばデュエマだと置くマナによって相手のデッキを判別したり、墓地を見て山札に何枚どういったカードがあるか考察したり、などカードのプレイによって相手に情報を与えたり、逆にもらったりするゲームです。ここでこと捕食者というカードに目を向けると、このカードは状況によって自分の状況をよく知らせてしまうカードなんです。

このことを説明する前にエルフのベストムーブについて知っておく必要があります。

〜簡易版私的エルフの強いムーブ〜
1.フェアリー生成カードを使う
2.ワンダーツリーを融合しポン置き
3.アルバータ
4〜5.アリア進化、盤面処理
6.アマツやフォレストフェアリーで大量展開しながら盤面処理
7〜8.バウンスカードを駆使してセッカとかラティカぶん投げて大火力ドゴーン!!!

ていうのがエルフの理想ムーブになります。ここで確認して欲しいのが「どこに捕食者を投げるタイミングがあるの?」という話です。

パッと見た感じねじ込めそうなところって7〜8ぐらいじゃないですか?つまり序盤や中盤、特に4、5ターンで捕食者投げるムーブってそれしかやることがないからしているのであって『リソース細いしアリアいねえわでキッツイんすわ』と暴露しているのと同じなんですよね。逆に後半に投げた時は「お前を殺す」と言っているのと同義です。

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デデン!

また、捕食者のバウンス先はおよそブラストフェアリーかセッカなのですが、それをバウンスするということは、相手視点からすれば、ウィンドフェアリーや悪神などのバウンスカードがないor切りたくないということがわかるため、強気のプレイができたり、ラティカの選択肢を切ったり、逆にラティカを意識したプレイが可能なわけです。
シャドバのプロの方が捕食者の枚数を調整する構築で出場し、結果を残しているのはこういった、使ったターンによって自分のハンド事情を開示するリスクがあるためガン積みを控えているのではないかと思います。
こういったカードの使い方で不要に情報を明かしてしまったり、逆に上手く隠蔽することによって『少し』勝ちにつながることがあると思います。たかが少し、そう思うかもしれませんが、そういった少しの積み重ねが、マスター帯というカオスをくぐり抜け、グラマスに行くのには必須テクなのではないかと思います。情報を開示して強いのは呪術廻戦だけ、よく覚えておきましょう。また次回があればお会いしましょう。それでは。


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