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愛媛移住体験1日目

一人で旅行するのは、いつぶりだろう。松山行きの飛行機に乗り込み、座席から窓の外を眺めながらふと考えた。多分10年とか。もう思い出せないくらい昔だ。離陸すると夏目漱石の「坊っちゃん」をカバンから取り出し、読み始めた。

いつの間にか、眠っていたようだ。飛行機が着陸した衝撃で目を覚まし、慌てて身支度をした。松山空港のターミナルにつくと「竹尾さん!」佐久間さんが駆け寄って来てくれた。毛利さんもニコニコと出迎えてくれた。

まずは空港内のカフェで打ち合わせ。この一週間のミッションを再度確認したのち、レンタカーのオフィスに向かう。外に出てまず思ったのは、意外と寒いぞ!ということだった。甲府と変わらないような気がする。

佐久間さんが借りてくれたムーブに乗り込むと目的地をセット。行き先はホテル泰平だ。2人とはここで別れて、今日は自由に散策する。と言ってももう16時すぎだ。お昼を食べる暇がなかったのでお腹がぺこぺこ。

空港からホテルまでは20分程度だった。チェックインを済ませると荷物をおいて、薄暗くなってきた街を散歩する。ホテルから松山市の繁華街まで歩いて20分ほどだった。街は整然としていて、マンションやアパートもたくさんある。そんな中、少し裏路地を通るとあたりは急に真っ暗になり、裏山のような森が見えた。googleMapでみてみると「松山城」と出て来たが、暗すぎて何も見えなかった。

大街道駅周辺はたくさんの人で溢れかえっていた。ふと東京にいるような錯覚を起こしたが、行き急ぐような人はいない。みんな笑顔で楽しそうだ。

お腹はグーグーなっている。やはり、ここは宇和島鯛めしをいただこう。ちょうど通りかかった丸水(がんすい)の暖簾をくぐる。鯛めしを注文すると5分もしないうちにお膳を運ばれてきた。だし醤油を入れた卵をといで、鯛のお刺身をイン!それをホカホカのご飯にかけてたべるのだ。なんて贅沢なTKG卵かけご飯!!

思わずかきこみたくなったが、ゆっくりと噛みしめる。ぷりっとした鯛の身と卵が絡んで絶妙のハーモニー!!ついさらさらと口に流し込んでしまう。お味噌汁は白だしで少し甘く感じた。愛媛の味付けは甘いと聞いていたが、お味噌汁もあまいのか。

19時。通りは静かで、お店もほとんどが店じまいを始めた。私も今日は帰って休もう。ホテルに戻ると、奥道後温泉からひいてきたという温泉にゆっくり体を沈めた。ちょうどいい湯加減。移動の疲れも癒やされる。入念に足をマッサージした。

明日は朝から八幡浜に移動して、4日間を過ごす。新しい出会いがたくさんあるだろう。


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